http://www.asyura2.com/12/senkyo137/msg/284.html
Tweet |
米国の仲介役は大統領級でも長官級でもなく国務副長官。漁夫の利はそれ以上でも以下でもないことを米国は示す。「日米島嶼奪還演習を8から9月下旬まで37日間実施し、11月に沖縄で再度の島嶼奪還演習、米比島嶼奪還演習も実施している。これで中立とは馬鹿にしている」
仲介役バーンズ米国務副長官との会談:@玄葉と「良くやっていると、なあなあ」、A森本と「辺野古移設推進で一致」、B安倍晋三からは『話し合いの余地はない。尖閣について1ミリも譲るつもりはない。こちらの考えを見誤らないよう中国に伝えてほしい』と要求された。
中国外務省の洪磊・副報道局長「日本が他国を引き入れて中国を圧迫しようとしても完全に無駄なことだ。米国は中日の領土紛争で一方を支持しないという立場を示しており、米国が言行を一致させることを望む」(=日米離島奪還共同演習を毎月の様に実施して何が中立だ)
(玄葉、森本会談)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012101500526
(安倍晋三会談)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012101500677
(中国外務省定例会見)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012101500732
中国側は、日本外務省の局長級協議に応じる一方で、野田と米国に対する批判を強めている。
@相模湾での海自観艦式で野田が旧帝国海軍を模した訓示、
A10/14も中国海艦船が釣魚海域を巡回し、日本海保艦艇の領海侵犯と空自P3Cの領空侵犯を写真公開、
B釣魚紛争の元凶は米国だと批判
@「野田首相が自衛隊観艦式で訓示 第二次大戦時の日本軍の表現を使用」http://j.people.com.cn/94474/7976815.html
A中国の海監船の9月14日の巡航風景の写真
http://j.people.com.cn/94638/205938/7976907.html
B「中日の釣魚島紛争の元凶は米国」
http://j.people.com.cn/94474/7977022.html
Bの米国批判は環球時報の論説を人民日報が掲載したもの。中国共産党の公式表明である。対日では政治も経済も破局一歩手前だが、対米では政冷経熱で留まるのか米国製品不買に走るのか。米国務省が一歩誤れば危うい状態にある。
中国は野田(玄葉)「日本領証拠」を重箱の隅をつついた大義なき策術と一蹴。日本がそれをする背景に米国の二枚舌があり、その二枚舌はアジアを手中にし易くなる漁夫の利に眼がくらんで、自らの杜撰なミス(サンフランシスコ講和条約と沖縄返還協定)を糊塗し、日中に仕掛けた罠でもあると批判。
その証拠は、「中立宣言」と「日米島嶼奪還の軍事演習の頻繁化」を同時に行う米国の図々しさである。それが米国への信頼を地に落とし、中国国民の憎悪に代わる可能性もある。
人民日報:@「米日は11月5日〜16日まで沖縄で島嶼奪還演習を行う。8月から9月の37日間の長きにおよぶ合同軍事演習に続くものだ」A「米国の2つの空母打撃群が東中国海の釣魚島周辺海域と南中国海に近づき巡航、訓練で中国を牽制している」
それ故に、中国は米国にカイロ宣言とポツダム宣言の履行を要求。「釣魚島およびその付属島嶼が反ファシズム戦争の成果として中国に返還されるのは絶対に正しい道理だ。(米国はミスを謝罪し、正しく履行せよ)」
だが、「米国が中国による日本抑圧を手助けし、釣魚島の主権を直ちに中国に返還させることは断じてあり得ない」だろう。だが「米国による操作が永遠不変であることもありえない。」故に「われわれは釣魚島が中国に復帰するまで煩を厭わず日本に、米国に、国際社会にこれを説かなければならない」
ところで、中国は日本に対して、理論的には、十字路に立っている:
@「主権は中国に属すが係争を棚上げし、共同開発する」を堅持?
A「真っ向から対立し、寸土でも必ずや争う」方針に変更するか?
現実には、野田を含む「日本右翼分子から退路を断たれたから」、@は有りえない。従って、A「受け身的に慌ただしく応戦するよりも、全面的な動員を行い、構想と戦略を調整し、主導的に対処する方が良い。
中国共産党の結論は「主導的、積極的に万全の策を講じ、日本の様々な手管に防備し、打破する」となりそうだ。……日本政府は小沢一郎氏か加藤紘一氏を全権特使として派遣するくらいが必要だと思う。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK137掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。