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小沢一郎代表「国民の皆さんが支持して政治家がやろうとすればできないことはないです。」<消費増税廃止・脱原発・脱官僚支配>(MBS「ちちんぷいぷい」書き起こし)
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October 13 ,2012 日々坦々
毎日放送(MBS)の「ちちんぷいぷい」(2012年10月9日)という番組で小沢さんが生出演して話題になっていた。
動画がアップされるとすぐに削除されて見る機会がなかったが、またアップされようやく見ることができた。いつまた削除されるかわからないので書き留めておくことにした。
いろんな人が質問しているので、名前ではなく「質問」者としてそれは要約した。小沢さんの発言は書き起こし。
■小沢一郎 国民の生活が第一 MBS「ちちんぷいぷい」2012年10月9日
(以下、書き起こし)
質問
尖閣問題・日中関係について
小沢
基本的には今お話のように日中間でざっくばらんに本音で話し合う、そういう間柄でなくなっているということが一番の問題だと思いますけれども、尖閣列島については、私は日本の領土であることは間違いないと思ってますが、中国もこれについては主権を主張していることはわかっているわけですね。
特に国有化のことについては、ウラジオストックでの会合の時でしたか、胡錦濤主席が野田さんに対して「それは止めてくれ」と「国有化は止めてくれと」という話をしたらしいんですね。ところがその直後に何も連絡もせずに国有化ちゅうことでやっちゃったもんですから、まあ、中国としては主席があれほど頼んだのにと、メンツを潰されたみたいに禍根になっちゃったじゃないかと思います。
ですから、何をするにしても両国間に私どものほうが正しいと思っても、中国でもいろんなこと言っているわけですから、何かするときにはやはり本音で「こうこうこうしたい」と中国は「その点は困る」とか、「日本はじゃあこういうふうにする」というような、こう、何ていいますか本音の話し合いができないちゅうことが今の混乱を招いているんじゃないでしょうか。
質問
日中間での新たな関係構築の方法は?
小沢
んー、これはもう、いわゆる首脳間とかね政府間の信頼関係ということですので、そう簡単にすぐ信頼関係ができるということではないですけれども、やはり、このまんまだと、ちょっと非常にあの、私は具合悪い状況にどんどんなっていくと思いますんで、思い切って本音で野田さんも、もう一度いろいろ話し合ったらいいんじゃないかと思います。
質問
今、パイプあるんですか、民主党って?
小沢
んー、それはよく、野田内閣については私、よくわかりませんけれども、しかし、あのー、中国の人たちっちゅうのは、まあ何千年の歴史ですから、なかなかなんですよ、なかなかの人たちですけれども、しかし、一度信頼するとですね、きちっとその信義を守るんじゃないかと私はそう思っています。ですから、僕なんかも長年いろいろやってますけれども、何でもかんでも思ったとおりに、ざっくばらんに言いますけれども彼らはまじめに聞いてくれますね。
質問
もし、総理大臣になれば原発ゼロなどの政策を100%実行できるのか?
<「国民の生活が第一」3つの緊急課題:@「原発ゼロ」へA消費税増税は廃止B地域が主役の社会を>
民主党が政権とっても、いろいろ政策が果たされなかった経験を近々にしているだけに信じ切れない部分があるが。
小沢
はい、現時点ではそうなっちゃうでしょうね、国民のみんさんは。私たちは「こんなあれじゃなかった」と「何のために政権交代したんだ」という思いが強かったもんですから、民主党と袂を分かつことになったわけです。ですから、私たちは今お話のあったことも国民の皆さんさえ支持していただければ、絶対確実にできると私は思っています。
たとえば「原発10年後にゼロへ」ということを言ってますけれども、これは先進国では反対してるとかいろんな人がいろんなことを言いますけれども、先進国の経済的にも一番強いドイツがですね、もう既に10年後に原発ゼロと決めてるんですね。ですから、やればできることなんですよ。
それで、ただ問題は財界なんかが反対してるというのは、一つはコスト。原子力からオイルやガスにすると電気代が高くなるんじゃないかというコストの面が一つありますね。それからもう一つはやはりCO2の、大気汚染の環境の問題もあると思います。しかし、これは技術改良でCO2を削除していくということは可能だと思いますし、コストの面でも、原子力はね、「安い安い」と言っておりますけれども、現に、福島のこんな事故がおきてね、コストが安いどころじゃないんですね。まだまだ、何十兆円、何百兆円かかるかわからないような、あの事故の対応をしなくちゃいけないということですから、結果的に原子力は、事故が起きた場合は今回の福島原発のようになるし、それからまた事故が起きなくてもですね、30年か40年後には廃炉にするわけですね。そうすると、その高レベルの廃棄物というのはいったいどこへ捨てるんだと、どう処理するんだということが、全然解決されてないんですね。
ですから、その意味でもコストはものすごく実は高いんです。ですからそういう意味において私は当面はガスやオイルということになると思いますが、太陽熱とか風力とか水力とか、いろんな形で代替エネルギーをつくっていけば十分やれると思っています。
現に私東京にいますが、東京電力は原発一個も動いてなかったんですよ、今年の夏はものすごい記録的な暑さ。それでも、原発動いてなくても停電もなんもならなかったんだから。ですから、やればできるんです。
私はその意味で消費税も同じです。一旦通っちゃいましたけれども、次の選挙で「これは廃止する、凍結する」という勢力が多数になれば可能なことですので、是非、国民の皆さんに支援をお願いしたいと思います。
質問
今度、ドイツいかれるんですね?ドイツのどこを見てこようとされてますか?
小沢
一つは、10年を決めるにあたって、どんな考え方か、いろんな意見があったと思うんですね。どんな考え方でそうしたのか、これはわかりませんけれども、命と安全というものが最優先だと、何よりも、ということだと思いますけれども、そういう問題と、日本では経済界が反対してますよね。ですからドイツの経済界の人にも、同じ先進国、産業国家ですから、そこに聞いてみたいと思っておりますし・・・。
それからですね、山村の山奥の小さな村でですね、いろんな自然エネルギー、太陽熱だの水力だの風力だの使ってですね、そこでいわゆる自分たちで電気をはじめとして自活して結構ハイレベルな生活をしている村があるんだそうです。ですから、そこも視察してきたいなあと思ってました。
■小沢一郎 国民の生活が第一 2012年10月9日 (後編)
質問
民主党の事業仕分けについての総括は?
小沢
事業仕分けというのはですね、ほんとの意味でムダを省くという中身ではなかったんですよ。
要は、あの原案つくったのは財務省ですから、ぼくも結果は最初からわかってましたけれども、われわれが主張したのは、そういう財務省が中心となった霞ヶ関の官僚の支配が、全ての日本の行政を全部コントロールしていると。それを止めようと、いうのがわれわれの主張だったわけですね。それによっていろんなムダを省く。そしてそこから新しい財源を見出そうとこういうことだったんですが、それが全然行われなかったということが一番の問題だと私は思っております。
ですから、そこのところを民主党の今の内閣や執行部の人たちも理解がちょっとできていなかったのかなあと思いますけれども、結局、自民党の時代とおんなじように官僚におんぶに抱っこしててですよ、改革や新しい財源が出るはずが無いんですね。
ですから、それを変えようというわれわれの主張が、結局、何も変えずに自民党時代と同じようになってしまったというのが、結局今の政治の結果、そして国民の不信につながってるんじゃないでしょうか。
質問
原発や消費税も官僚の抵抗があると思うが、ほんとにできのか?
小沢
国民の皆さんが支持して、政治家がやろうとすればできないことはないです。これはある意味で非常に簡単です。
質問
日本維新の会について
小沢
特別に具体的なことでお話しはしておりません。ただ、今の仰るとおりですね、官僚支配、霞が関の中央で全ての日本国を日本の行政を全部決めている、お金も握っている。そういうやり方は国民にとっても地域にとってもよろしくない。だから、これを変えようと、統治の機構を変えると橋本市長さんも仰ってますが、この点については私もずうっと年来、主張してきたことですので、同じ方向を向いてるのかなと思っております。
質問
維新の会と組む戦略はあるのか?
小沢
今言ったように目指すところは、基本は一緒ですから、いずれ時期がくれば、いろんな具体的な議論ができると思っております。安部さんと組むっちゅうのは、ぼくどういう意味だかわかりませんけれども、いわゆる自民党と組むという意味だったならば、それはもう維新じゃないですね。旧体制と組むちゅうことになりますから。
今の維新に対する期待感は、旧来の体制、自民党、そして民主党と続いちゃってますけれども、こういう古い、旧来の体制を帰るんだと、というところに維新に対する期待があるわけですから、自民党と組んだら、もはやもう維新じゃないと思いますので、そんなことは、たぶんありえないだろうと私は思っています。
質問
以前、橋本さん会談して意気投合したと仰ったが、どういうところで意気投合したのか?
小沢
会談といっても具体的に個別政策を話したわけではないですけれども、要するに今言ったことですね。
このまま官僚支配のままの日本では、国民の、それこそ国民の生活は守れないし将来の日本も守れないと、変えなくちゃダメだと、いうところで共鳴したということだと思います。
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