80年ぶりの世界恐慌の認識とドルの崩壊，そして世界と日本の政権交代劇の必然性を理解できない政党は去るべきである。既成政党はただ只管，大企業救済して金持ちを優遇する政策を進め，弱者を切り捨て格差をつけ，弱肉強食の社会を構築した罪は重い。進歩的な開発をしなかった大企業は次の産業革命で消える運命にある。それを支持し支援チャラする政党がいつまでも国民から支持受けることはない。そして迫りくる古今未曽有のパニックのインジケータも読み取ることも出来ない。

与野党逆転がどうして起きたのか，リーマンショック初め既成の政治家が第二次世界信用縮小恐慌を認識しないしできないために，有権者は「現状からの脱出」に期待し，保守革新の信条や伝統的地盤は無視されて，与野党逆転・政権交代したのである。対立軸は「政権選択」だった。なぜそうなったのだろうか，「郵政民営化是か非か」で圧倒的多数を得た自民党は，国会で単独採決を強行し続けた。そして小泉ｹｹ中政権は，時間と共に弱者の切り捨て，格差の拡大マジックだったことが認識された。今もこの小泉式マジックの復活を夢見る自民党議員や有権者は25％も占める。

議会制民主主義国家となってから、自由民主党と戦後唯一残された官僚組織が特権階級化し、メディアの腐敗と疲労劣化を招いてしまった。そこで国民は民主党に絶対多数を与えた、結局は内ゲバに没頭し特定の個人や階級（霞ヶ関）大マスコミの為の政治しか出来なかった。郵政民営化の改革は失敗し、お化け民主党政権で国は破れ山河も荒れ果て、人心は離れることとなった。日本はいまや政官財メディア一体の独裁体制に組み込まれている，

既成政党の民自公は，全国の銀行と株式市場の閉鎖が発生するまでは，危機の本質を認識できないから，目の前の穴を修復するための目糞鼻糞論議に終始する。それにもかかわらず，国民の危機感は深まるばかりなので，政権交代と与野党のの大逆転は避けられない。

ところが，世界恐慌とデフレの認識もできない，対策もしない。消費税を導入してから，税収も減り続け，景気が下降トレンド線を描き，「失われた20年」を体験してしまった。名実ＧＤＰが逆転してデフレ経済なのに，何をボケたのか消費税増税を騒ぎ出し，総選挙で民主党多数派は断固として「消費税値上げ」を対立軸に戦うことを決意してしまった。

自民・公明両党は、「消費税値上げ反対」で解散が早ければ早いほど有利なのに，何を間違えたのか，自民党・公明党は三党合意で「消費税値上げ」を可決してしまった。自民党と公明党は選挙前に消費税値上げで妥協したら、抱きついた民主お化けと一緒に水没する道を選んだのである。つまり既成三党は弱肉強食の社会を望んだ。そのために、自民・公明・民主の三党の人気は低下し，国民は二大政党制への腐敗・不信に呆れてしまう。そして既成政党と、現在の議会制度の否定が進むことになった，そして世界恐慌デフレを認識もできない，解消する気もなく，ダラダラと景気の悪化を止めることもできない。「脱原発」から自然エネルギーを進めると最新鋭の産業革命がおきる予測も困難になるために雇用の改善はできないこともわからないボンクラに成り果てた。そのために50％以上を占めてる浮動票が、３対１から１対３に反転するための地スベリ的現象が発生するインジケータも読み取ることも出来ない。そして有権者のほとんどは第三の勢力に期待することしかなくなり，総選挙では第三の勢力である国民連合(オリーブの木)が構成されると，マスコミの賢明なる自民党支援があっても，第三の勢力が過半数以上獲得する見込みとなった。新たな枠組みの政権が誕生するだろう。

マスコミは現代版応仁の乱の予測も出来ない，政治的対立軸の「消費税値上げ反対／賛成」と「脱原発」を無視するために，大幅にその予測を外す天罰が下るだろう。