その小沢一郎『日本改造計画』のゴーストライターの一人が竹中平蔵氏であり、本人も『日本改造計画』の執筆に協力したことを認めてる。

さらに、後年、森内閣の時代になっても、小沢・自由党の勉強会に竹中平蔵氏を呼んで話を聞いていたそうだ。

小沢一郎氏が自由党を解党し、民主党代表になってからは、『日本改造計画』の新自由主義路線から離れて、リベラル路線に近付いて行ったと言われた。

しかし今回、小沢一郎氏が新党「国民の生活が第一」を立ち上げて「日本維新の会」との第三極の連携を図っていると伝えられているところを見ると、小沢一郎氏の新自由主義への信念は揺ぎなかったように見える。

小沢一郎氏が新党「国民の生活が第一」と「日本維新の会」との連携を宣言するならば、小沢氏を徹底的に批判していくことにする。

■竹中平蔵・池田信夫・土居丈朗・鈴木亘「日本経済「余命3年」　財政危機をいかに乗り越えるか」（ＰＨＰ研究所，２０１０）

《なぜ「日本改造計画」は実現しなかったか》

池田　私が疑問に思うのが、小沢一郎さんが９０年代に書いた「日本改造計画」（講談社）です。あそこに書かれた内容は経済学者にとって常識で、日本は当然そのような方向に向かっていくと皆が思っていました。

竹中　そのとおりです。「普通の国」になると思っていました。

池田　それがなぜ、この２０年間、真逆の方向に向かうことになってのでしょう。

竹中　答えは簡単です。「日本改造計画」の出版にあたって、私を含め、いろいろな経済学者が協力しました。だから経済学者にとっては、当然の内容になったのです。小沢さんが小泉内閣ができたときに何を言ったかというと、「それは私たちがやることだ」というものです。これこそ小沢さんが変貌した理由です。
　小沢さんがやろうとしたことを、小泉内閣が一部、実現してしまった。そのため小泉内閣と違う、政治的ポジションを取ることにしたのです。だから、「日本改造計画」で小さな政府を志向しながら、真逆のお金をばら撒く方向に進むことになった。その意味で小沢さんは、典型的な政治家です。政策本位で考えるのでなく、政治的なパワ−ゲ−ムのポジション取りを中心に考えるのです。

池田　もう「日本改造計画」の考え方に戻ることはないのでしょうか。

竹中　そちらのほうが、ポジション取りに有利だと思えば戻るでしょう。それがあるから、いまだ小沢さんを待望する声も上がるのです。

池田　たしかに、その気持ちは私にもあります。もう小泉さんはいませんから。今の民主党政権のやり方は、尊皇攘夷運動に似ています。「外資を排除して、美しい日本を守れ」といったことをやっている。しかしやっているうちに、このやり方は危険だと気付き、ない崩し的に開国のほうへ向かうのではないかと。結局、「格差社会はけしからん」といっても、財源がなければ何もできません。最後は経済学者が考えている常識的な方向に、軌道修正せざるを得ないのではないでしょうか。

竹名　いま何をやるべきかについて、ふつうに議論されているのは法人税の引き下げ、デフレ対策、規制改革などです。これらはすべて民主党のマニフェストに書かれていません。少し前までは、小泉・竹中の行き過ぎた規制緩和、と批判していましたよね。ところが菅総理は最近、「規制緩和すべき」と言い出しています。菅総理に矜持があれば、ふつうは恥ずかしくていえません。それを何のてらいもなく、口にできる。ひょっとしたら、菅政権の唯一の希望かもしれません。
　ただその際、「自分たちは少し認識を誤っていた」ことを踏まえて、規制緩和の必要な理由も語ってもらいたい。それがないまま突然変わったら、またいつ突然変わらないとも限らないと思ってしまいます。
http://su-mi.iza.ne.jp/blog/entry/2485595/

■池田信夫：小沢一郎氏の「西南戦争」
小沢一郎氏は1993年の著書『日本改造計画』の序文に、グランドキャニオンを訪れたときの印象をこう書いていた
．．．
実際には小沢氏の書いたのは序文だけで、内容は当時の大蔵省の課長が編集長となり、竹中平蔵氏や伊藤元重氏などが書いていた。だからそこに書かれた経済政策は経済学者のコンセンサスに近く、所得税を下げて消費税を10％に引き上げると書いてあったのだ。
http://blogos.com/article/42019/

■【BLOGOS対談】平野貞夫氏「小沢氏の敗北、これは日本が健全な民主主義をつくる最後のチャンス。」（2010年09月19日）

平野：実は日本改造計画の勉強会に、竹中さんが来ていて、私たちが自由党の幹部でごく少数で政策勉強会をやっていまして、そのときの参加者でもあった。これは森内閣のころで、ずいぶん議論しました。植草（一秀）さんと一緒に。
http://blogos.com/article/23587/?axis=&p=11

　まともな感覚の首長なら陳情でも効果が期待できるでしょうが、ネットでやるなら標的を炎上させるくらいにしないと効かないでしょう。
　それよりも、例えば、大阪のおばちゃん（じじ・ばば、あんちゃん・ねえちゃん、サラリーマンも会社の社長さんも）を目覚めさせ、彼女ら（彼ら）の「井戸端会議」（投げ込みチラシ、携帯等電子版ネット等々から、掲示板等へのポスターや張り紙＝地域・団体の同意が必要ならそのハードルを越えることで活動が先に進みます。交響楽団のような地域文化に関わるものは合意形成が得やすいと考えます）の話題にしていくこと等を通じて、大阪府下で抗議の声を広げていくことが必須かつ喫緊の課題だと思います。

　目先の「けちり」が地域の文化性向上を阻害し、地域間文化交流・観光客誘致にブレーキを掛けることをどんどん情報発信し、小泉・竹中流の新自由主義の弊害を、府下でかつ全国で議論していきましょう。
　そうすることで、橋下維新の会が日米の既得権益守旧・擁護派（シロアリ一派）と切っても切れない関係にあることを広く内外に知らしめましょう。

　また、下記のスレに、面白いコメントが書き込まれたので、転載します。すでにご承知の方もおられると思いますが、大阪から起こった、海外でも評価の高い伝統文化である文楽に関することである。
　まず、アンカーＮｏ１１＞さんの書き込みにあるウエブで東京新聞の記事を確認されたい。
　「橋下氏“お家騒動”報道批判「メディアは地球４周半くらい遅れている」　（スポーツ報知）」　http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/787.html
　投稿者 笑坊 日時 2012 年 10 月 07 日 09:00:45: EaaOcpw/cGfrA
　11. 2012年10月07日 15:50:49 : txKoq6KBVw
　＞東京新聞、一面。ドナルド・キーンさんが文楽を肯定し、橋下徹を否定。
　http://twitter.com/2012wat/status/254478750543142914/photo/1

　下記のこともご覧下さい。橋下日本維新の会の正体が窺えると思います。

☆橋下は、府知事時代の財政運営の誤魔化し（でなければ無知蒙昧）が発覚！！

　こんな輩に国政云々を語る資格があるか？
　また、大手マスメディアは橋下が府の財政健全化に孤軍奮闘しているかのように喧伝してきた責任を取れ。
　知り合いの府民たちは「橋下や松井は大手マスメディアとグルになって府民を虚仮にしやがった。十把一絡げで公務員虐めを散々やった上、伝統文化の文楽まで粛正の対象にしやがって！ 」と怒っていたぞ。

「大阪府！財政悪化でついに起債許可団体転落！橋下前知事の財政再建はマスコミが作り出した虚構（ウソ）だった！」
　http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/704.html
　投稿者 賢者の石 日時 2012 年 10 月 05 日 02:00:44: Qf5ShLuWtoZHs

　概して言えば、単式簿記では借入金も収益となることから、借入金を増やして費用を賄えば、黒字と見せかけることができる。橋下は、このことを知っていたら、確信的知能犯、知らないで、事務方がうまくやったのだとしたら、無知蒙昧で裸の王様になる資格が十分なのだ。
　いずれにせよ、府知事時代の橋下は、公共施設の解体等をやりながら、このトリックを使って（またはトリックのお陰で）、財政健全化を果たしたように見せかけ（られ）たようだ。大手マスメディアは、知らずにやったかどうかは別として、府民・国民に財政健全化に奮闘する橋下の姿を焼き付けていったのだ。知っててやったとすれば、共犯者である。

　・橋下や　松井と組んだが　運の尽き　（自民党安倍に心酔している松井は安倍受入に画策したが・・・）
　・ｹｹ中が　候補選びとは　なんたるや　（新自由主義者のアメポチの選ぶ候補者は知れている）
　・橋下や　松井と割れて　ごたごたに　（維新は支持率低下＝断末魔状態にまっしぐら）
　・橋の下　みんなに再び　媚びを売る　（８月に見切りをつけたみんなの党に媚びを売る。ご都合でころころ変わって回帰するブーメラン）

　下記の如く、本日の別スレでの妄想・憶測ぶりをみられたい。

「毎日放送ちちんぷいぷい　小沢一郎氏生出演 （市民社会フォーラム）　」
　http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/876.html
　投稿者 赤かぶ 日時 2012 年 10 月 10 日 00:34:45: igsppGRN/E9PQ

　新自由主義クラブＩＤ＝FUviF2HWlSは勝手な憶測・妄想を交えて書き込むのが本性のようだ。

　＞第三極の連携と称して「日本維新の会」と接近しようとしていると言われる小沢一郎氏は高く評価できない。
　　　　　　↑
　これとて、「・・・接近しようとしていると言われる・・・」だろう！貴様の憶測以外の何ものでもないのだ。

　＞小沢一郎氏は、「大阪維新の会」の新自由主義的な政策綱領を見て、かつての自分の政策であった新自由主義に回帰する絶好の機会と考えて、民主党を飛び出すことを決意したのかも知れない。
　　　　　　↑
　「かつての・・・」や「回帰する絶好の機会と考えて・・・」は貴様の勝手な言いがかりに過ぎないことはこれまでの何人かの反論で分かっていること。ましてや、そのために「民主党を飛び出すことを決意したのかも知れない」は貴様の妄想以外の何ものでもないし、その上「知れない」とは逃げ道を設けたつもりか。

　＞単に消費税増税の執行阻止のためならば、解散までに、必ずしも消費税反対が明確でなかった「大阪維新の会」などと第三極の結集を図るよりも、民主党内に消費税増税反対の多数派を結集することの方が、はるかに容易なことであったことは、誰の目にも明らかであるからだ。
　　　　　　↑
　ここまでくれば、自分の妄想・憶測にみんなを引きずり込もうとする意図がみえみえだ。
　阿修羅政治選挙板の来訪者をここまで愚弄する此奴は、真相の道に匹敵する卑劣な輩というしかない。真相の道と貴様の違いは、真相の道は貴様より抜けたところがあって、馬脚を自ら露見させることが多いところだ。一方、貴様は、それらしく理論ぶった書き込みをしているつもりのようだが、誰でも彼でも新自由主義者に仕立て上げようとするから、衣の裾から鎧が露見するのだ。それと、常に「逃げ道」を構えるところは場合によってはあの汚れた真相の道よりもずる賢い・

　此奴が、誰でも彼でも新自由主義者に仕立てる例は、下記のとおり。

　私は先だって、新自由主義クラブ（ＩＤ＝ FUviF2HWlS）から、「小泉純一郎を支持する新自由主義者」と決めつけられたことがある（このことに関しては別のスレで反論している）が、先日（10月5日）は別スレで、「小沢憲兵隊に見せかけた小沢ネガキャン隊員」という称号をも賜った。妄想逞しきかな！新自由主義クラブ！というしかない。

　貴様はｹｹ中命のようだな。この新自由主義クラブとやらの妄想の逞しさに恐れ入っている。
　私は、小沢氏と「国民の生活が第一」党から、貴様が妄想する役割（「小沢憲兵隊に見せかけた小沢ネガキャン隊員」）を任命されたことはまったくないので、これまでに私が貴殿から賜った妄想・憶測に対して、貴殿には「ｹｹ中命・妄想・憶測込みの新自由主義信奉者」という呼び名を返させていただく。

思想・良心の自由は保障されなければならない。
当然であります。

しかし、一番重要な点は

「なぜ橋下は、竹中を重用するのか」
「なぜ橋下は、竹中をブレーンに起用すべきと考えるのか」
「なぜ橋下は、今新自由主義が必要だと考えるのか」

この点を、論理的に明快にしていただかなければならない。
論を主張をするなら、そこには論証責任が発生します。

【常識】だとか、ノーベル賞の誰それ先生の論だとかいう【権威主義】や、時代の要請だとか言う【感情論】のような、【権威によるトップダウン方式の演繹的・定性的な抽象論】ではなく

現実のあらゆる【統計数値】を積み上げた数値の変動、現実の過去の変動経緯である【歴史的事実】を組み交えた解釈による【事実によるボトムアップ方式の帰納的・定量的な具体論】で、具体的な個々の問題に対して具体的に明快にソリューションを説明しなければならない。

政治というのは、個別具体的な問題に対して具体的な回答を出していく…民間の仕事も同じですが…これの繰り返しなわけですから
ものごとを具体的に考えることをしなくては話になりません。

抽象論・イメージ論でしか語れない人は、問題解決能力がありません。
学者・評論家はコレでよいのかもしれませんが、実務を捌く民間ではこういう評論家タイプは成果が出せないケースが多いので（口だけ番長）、仕事のできない部類に入ります。

抽象論・イメージ論でしか語れない人が政権を取った結果
無惨な３年間を過ごす羽目になったのではないのですか？

ろくに民間企業で営業やエンジニアをやったことすらなく
長年政治活動にどっぷり浸かってうつつを抜かしているだけの
まるでニートのなれの果てのような人たちが政権を取った結果国はどうなってしまったのでしょうか？

橋下は、コレを説明するスキルがあるのか？メディアははっきりと論理的で明確な説明を橋下に要求すべき。

これは、橋下の維新に限らず
メディアは、各政党の公約にたいする説明を、各党党首に要求すべき。それが、報道の責任ではないでしょうか？

ま、要求されたとき逃げるならスキルがないと見なされて当然であり、過去の自民党政権や現在の民主党政権と同じ穴の狢であると、断言できますな。