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内閣を改造したのに国会を開くつもりのない野田佳彦首相、参院で問責決議を受けたことを逆手にとって、三党合意を無視して、居直りを決め込んでいるようだ。方や、「維新」の橋下徹大阪市長が、みんなの党の渡辺喜美代表と、次期衆院選での連携協議を再開することを表明。今夏、一度は「合流話」を流しておいて、相変わらずの「無節操」な“変心”ぶりである。
野田佳彦氏にしろ、橋下徹氏にしろ、政治家としていったい何を学んできたのだろうか?彼らの共通する行動原理は、目の前の状況をいかに切り抜けるかだけである。状況を切り抜けることが「正しい」選択といった考えしかない。彼らが思う「信念」とは状況をどう切り抜けるかの方法を考え続けることであり、困難な状況を切り抜けるのが政治家の力量と考えているように思える。我々が思う政治家の「信念」とは全く別物のようである。
与えられた「テーマ」に対して、その解決法の「善し悪し」についての考察の部分が抜け落ちている。なんで善いのか、なんで悪いのかの議論がほとんどない。民主主義政治の基本である「弱者のために富や幸せの分配をできるだけ公平にしようとする姿勢」や「意見を受け入れてもらえない弱者への思いやり」なども感じさせない。彼らは民主主義のプロセスなど全く理解していないように映る。
彼らの相違点としては、風を鎮めようとして却って煽り、次々と政局をつくるのが野田氏だ。これに対し、風を起こしてなんとか国政での政局をつくろうとするが、とんだ空回りの橋下氏と言ったところだ。橋下氏の‘無茶苦茶’な言動に大手メディアが視聴率稼ぎにニュースとして取り上げているだけなのだ。
もうひとつ大きな違いがあった。それは野田氏が霞が関官僚の管理下での行動しているのに対して、橋下氏は役人を押さえつける行動である。しかしながら、橋下氏が政権に近づけば近づくほど、何度でも豹変することは請け合いだ。“変心”ぶりの実績は原発再稼働問題でしっかり見せてもらった。橋下氏が政権に就いたら、野田氏以上の「裏切り」を平気でやってしまうだろうから、さらに危険な人物と言うことができる。
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