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野田改造内閣(第3次)が発足した。安倍自民党と同様、基本はお友達人事のようである。しかし、特に気になるのが、田中真紀子氏の文科相起用だ。夫の直紀氏の大臣就任に感謝しているのか、真紀子氏も受けてしまった。氏は夫婦ともども今の民主党と運命を共にするつもりのようだ。
真紀子氏といえば部下を信用しないことがつとに有名で、そんな人が文部科学大臣になってしまった。教育現場でのイジメも拍車がかかるのではないか。これをブラックジョークと言わずしてなんというのだろうか?
野田首相はなぜ真紀子氏を文科相に据えたのだろうか。党内への引きとめだろうが、中国に対するメッセージも含まれるのだろう。彼女は日中国交回復を果たした田中角栄の娘というだけで、少しは中国首脳の気持ちを和らげるとでもいうのであろう。しかし、本当の関係修復の交渉役などできないのは明白だ。
拉致問題が喧々囂々と議論されていた頃、金正日の長男である金正男が日本で拘束された。向こうからわざわざ日本にやって来てくれたのに、当時外相だった彼女は、あわてて金正男を日本から追い出した。日本国が拉致問題をすこしでも有利に進める絶好のチャンスだったかもしれないかった。面倒なことを積み上げる交渉ごとなど、このお嬢様はできやしないのだ。
お嬢様としての奔放な発言が人気の源泉であり、マスメディアが作り上げた広告塔としての役割以外に、政治家として実績はない。むしろ政治家には向いていないのであろう。唯一の功績は小泉純一郎氏が自民党の総裁選に立った時、その奔放な喋りで圧倒的支持を集めて彼を総裁に当選させたことだけだ。今思うととんでもない人物を総理大臣にしてしまったものだ。大手メディアに利用されるだけ利用されて、用が済めば捨てられた。
もうすでにおバカな発言を大手メディアが、面白おかしく採り上げている。野田首相も隠れ蓑に使おうと言う魂胆なのだろう。野田氏(輿石氏か?)もなかなかの曲者である。騒ぎが大きくなったら首を切れば済むことである。ドタバタをやれば1か月くらいは隠れ蓑として使えるのであろう。その間にとんでもない別の重要な問題(原発再稼働、TPP問題など)を隠してしまいはしないか、危惧するばかりである。野田首相は恥を恥とも思わない立派(?)な総理なのだから、今まで通り堂々と居直るのではないか。
日本の国政史上、野田内閣が最悪の政権で、しかも世界中に恥を晒していることを、国民が気づけば「よし」と考えるしかないのだろうか? しかし、文科相に就任した田中真紀子氏が不用意な発言や余計な悶着を起こして、取り返しのつかない国益を損なうようなことだけにはならないことを祈るばかりである。
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