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2012.10.03 ZAKZAK
野田第3次改造内閣がスタートした。野田佳彦氏首相は低迷する支持率を回復させるため、注目度抜群の田中真紀子文科相ら新閣僚10人を抜擢。一方、自民党の安倍晋三総裁は先週末、政権奪還に向けた党執行部人事を行った。大阪市の橋下徹市長率いる「日本維新の会(維新)」の勢いにかげりが見える中、いま衆院選があればどうなるのか。政治評論家の小林吉弥氏による政党別獲得議席予測では、自民党が219議席を獲得し、民主党は130議席まで下落、維新は52議席にとどまるという。
選挙情勢分析では定評がある小林氏による議席予測は別表の通り。約2カ月前の同様予測に比べ、維新の獲得議席がほぼ半減した。
小林氏は「維新が先月9日、合流する国会議員を選別するために開いた公開討論会が大きな転換点となった。まったく討論になっていないうえ、参加した国会議員に熱意が感じられなかった。有権者には茶番劇、三文芝居的に受け取られ、維新への期待が一気に瓦解(がかい)、他党の獲得議席も変動した」という。
まず、民主党は現有244議席から「小選挙区85、比例区45の130議席」とみる。114議席減という大惨敗だが、2カ月前の最悪期に比べると、それでも40議席近く回復した。
「維新の凋落で、消極的な意味で戻しただけ。政権交代に期待した有権者は、民主党の統治能力不足やマニフェスト詐欺に怒り、不信感を持っている。沖縄県・尖閣諸島の国有化による日中緊張も、中国人脈がないのに押し切ったことが大きかった。政権運営も外交もキモが分かっていない」
「70人を超す離党者が出て、選挙を仕切れる人物もいない。参院議員の輿石東幹事長に陣頭指揮は無理。岡田克也副総理や前原誠司国家戦略相、細野豪志政調会長が前面に出て、選挙戦を戦うしかない。維新が強い大阪では、藤村修官房長官や樽床伸二総務相など、閣僚級が落選危機にある」
与党陣営で見ると、民主党と国民新党、与党系無所属を合わせて131議席で、過半数に110議席も足りない。
一方、安倍総裁率いる自民党は「小選挙区169、比例区50の219議席」と予測した。103議席増だが、単独過半数には22議席足りない。
「維新の失速と民主党の体たらくが要因。まだ単独で政権奪還する力はない。党執行部人事も、石破茂幹事長以外に清新さがない。安倍氏は『自民党には経験がある』と訴えたが、その経験に溺れて下野したのも事実だ。経験から何を学び、政権奪還して何を目指すという『再生自民党』への言及が乏しいのが不満だ」
「比較第1党有力の現状ではあるが、与党との対応が根本的に違う安倍氏と石破氏の足並みがそろうかどうか。安倍氏がここに来て『改憲』を選挙の争点に揚げるとしているが、これがどう出るか。今後の党勢維持には不確定要因が多すぎる」
一方、次期衆院選の「台風の目」とみられながら、急速に期待感が減っている維新は「小選挙区17、比例区35の52議席」。
小林氏は、公開討論会の失敗に加え、「維新八策に具体性がなく、橋下氏の独裁ぶりが国民のハナにつき出してきた。また、安倍総裁の誕生で、自民党と政策の方向性が似かよい、全国の小選挙区でぶつかることで埋没しそうだ。知名度のない橋下新党の候補が勝てるほど、国政選挙は甘くない」と分析する。
小沢一郎代表が立ち上げた「国民の生活が第一」は、「小選挙区5、比例区13の18議席」。現有議席から19議席も減らす。
「起爆剤になる政策スローガンが見当たらない。『脱原発』も『反増税』も争点としては事実上完結している。小沢氏以外に目玉候補がいないが、その小沢氏もかつてのエネルギーがない。勢いを欠いている」
柔道五輪金メダリストである谷亮子参院議員が、衆院にくら替え出馬する噂などあるが、情勢はかなり厳しそうだ。
渡辺喜美代表率いる「みんなの党」は、「小選挙区4、比例区6の10議席」。現有議席から5議席増だが、小林氏は「一時の勢いは完全に止まった。維新に議員が流出するなど、党自体が存亡の危機にある」と語る。
この選挙結果ならば、政権の枠組みはどうなりそうか。
小林氏は「自民党中心の政権ができる。公明党や維新、みんなの党が与党入りする可能性があるが、衆参ねじれを克服するため、民主党の一部が分裂して合流することも排除できない」という。
ただ、今回の予測は不確定要素があまりに多いという。小沢氏の控訴審判決が11月12日にあるが、ここで無罪が出れば、第3極結集という可能性も出てくる。小林氏はいう。
「窮地に立つ維新と小沢新党、みんなの党らが連携して次期衆院選を戦えば、自民党と民主党、第3極が三つどもえとなる展望も出てくる。政策合意の文書など、『作文』でどうにでもなる。維新には『小沢嫌い』も多いが、勝つためには手を握る可能性は十分にある」
果たして、どの政党が有権者の支持を集められるのか。
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