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この顔ぶれ政権崩壊の予兆 もう一度民主党に期待したがダメだ
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2012/10/2 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
やっぱりダメだ。はや3度目となった野田内閣の改造人事のヒドイ顔ぶれを見て、国民は誰もが暗澹たる気分になったはずだ。
何で無能大臣ばかりが留任なのか。よりによって、なぜ田中真紀子を文科相に起用したのか。どうして、いつも同じ名前のタライ回しなのか――。突っ込みどころ満載の人事となったが、これで民主党政権は完全崩壊が確定した。どうアガいても、ジ・エンド。こんな史上最悪の人事を断行した野田は、つくづく救いようのない大バカ野郎だ。
「まさに国民にケンカを売るような人事です。留任組は、見事なまでに国民の嫌がる政策を強行したメンバーばかり。森本防衛相はオスプレイの強制配備、枝野経産相は原発再稼働、岡田副総理は『社会保障と税一体改革』担当として、マニフェスト違反の消費税増税を押しつけました。外交無策の玄葉外相を含め、極めて『反国民的』な人事です」(法大教授・五十嵐仁氏=政治学)
政治評論家の浅川博忠氏は「真紀子氏の入閣が、野田内閣の自爆装置となる」とこう言う。
「代表選で野田首相支持に回った論功行賞で、父親の角栄元首相の威光を借りた日中関係の修復への期待もあるのでしょうが、中国側にとって真紀子氏は日中友好の『井戸を掘った人』の単なる娘で、特に太いパイプはありません。むしろ、閣内に『政界きってのトラブルメーカー』が存在するデメリットの方が、はるかに大きい。溺れる者はなんとやらで、野田内閣の行き詰まりを象徴しています」
真紀子といえば、かつて自分の使用人や秘書へのネチネチしたイジメが週刊誌を騒がせた。そんなオンナをイジメ対策に追われる文科相に起用するのは、ブラックジョークというしかない。それこそ、野田のオツムに焼きが回っている証拠だが、その他の人事もメチャクチャだ。
◆好き嫌いで処遇決める身勝手人事
とりわけ、ア然が新入閣組だ。大マスコミは「城島財務相と樽床総務相は、党役員として『3党合意』を実現させた論功」「当選6回の田中慶秋・法務相と、当選7回の小平忠正・国家公安委員長は滞貨一掃」「もともと小沢グループだった三井厚労相と中塚金融相は離党を踏みとどまったことへの“お礼”」と、したり顔で解説するが、コイツらの共通項はただひとつ。国民を欺くペテン首相を支えてきた“共犯者”ということだ。国民にすれば全員、裏切り者でしかない。
党役員人事も似たようなものだ。原発事故担当相として「フクシマとの両立は難しい」とか言って、代表選出馬を断念したくせに、舌の根も乾かぬうちに政調会長ポストに飛びついた細野豪志の浅ましさ。国民はアキれているが、こうやって国民にはウソをついても、野田の延命に手を貸す連中だけが厚遇されたわけだ。
「一方で、先の代表選で野田首相以外の候補を支えた議員は冷遇されています。野田首相の人事の基準は常に好き嫌いだけです。だから、岡田副総理や前原国家戦略相といった毎度おなじみの顔が並び、真紀子文科相のような適材適所とは程遠い人事になってしまうのです。かつての大物政治家は、あえて政敵を閣内に取り込むことで、政権基盤を盤石にしたものです。そんな“人事の妙”を野田首相に求めても、しょうがないのかもしれませんが、今度の人事を機に民主党の分裂は決定的ですね。不信任案可決が見えてきました」(浅川博忠氏=前出)
せっかくの改造人事で、自ら墓穴を掘っているのだから、野田につけるクスリはない。この内閣は自壊の道へとまっしぐらだ。
◆ひたすらバッジにしがみつく、さもしい根性の政治家たち
結局、今度の人事でハッキリしたのは、野田のバカさ加減と、民主党議員のどうしようもなさだ。もはや民主党政権には、この国を任せられない。理由を挙げればキリがないくらいだ。
小沢一郎や亀井静香のように実績のある政治家が閣外に去り、与党内に大臣を任せられるだけの人材が払底してしまった。
震災復興、領土問題、円高による産業空洞化など、あらゆる国難を抱え込んでいるのに、こんなオンボロ内閣ではどうにもならない。
加えて、野田の人事のヘタクソ、トンチンカン、身びいき。好き嫌いと内向き、党内事情だけの人事である。政治アナリストの伊藤惇夫氏はこう言った。
「今回の改造人事は意図不明です。野田首相の狙いは何なのか。このメンバーで何を目指すのか。サッパリ見えてきません。役員人事は輿石幹事長の留任で『選挙先送り』かと思えば、早期解散をにらんで『選挙の顔』に細野政調会長を抜擢する。すべてが中途半端で矛盾だらけ。今の野田首相は、自分が何をやればいいのかを見失っているのでしょう。次の選挙で民主は惨敗必至、野田首相は党を崩壊させた“戦犯”となる。そんな汚名から逃れたいがために『いつかは状況が好転する』と根拠のない期待を抱き、ムダに時間を浪費しているとしか思えません」
◆行き着く先はカン違い右翼の返り咲き
フツーの政党であれば、これだけ現実を直視できない無能なリーダーはとっくに引きずり降ろされている。それなのに、今の民主党議員の大半は、愚かな野田に露骨なまでにスリ寄り、群がる浅ましさだ。野田の覚えをめでたくして大臣のハクさえつければ、次の選挙もひょっとして……というムードが支配し、さもしい根性の持ち主がはびこっている。こんなヤツらに税金を払うことすらバカバカしい。まして、大臣なんて言語道断。卒倒するような話である。
前出の伊藤惇夫氏は「このままだと、民主党議員が一日でも長く『バッジ』をつけていたいという理由だけで、政治が停滞してしまう」と嘆いた。前出の五十嵐仁氏はこう言った。
「安倍総裁、石破幹事長というウルトラ右翼コンビが党内を仕切り始めた自民党に、危うさを感じている有権者は多い。もう一度、民主党に期待したい政治状況でしたが、やはり野田首相ではダメでした。このまま、次の総選挙に突入しても、民主と自民のダメ比べです。『裏切りの民主、危ない自民、危なすぎる維新』という不毛な選択となってしまう。つまり、政権を託すに値する政党が存在しないのです。マトモな有権者にとって絶望的な状況になってきました」
民主党がこの体たらくでは、政権ブン投げ首相の返り咲きが現実味を帯びてくる。3年前の政権交代も元のもくあみ、時代が戻るアホらしさ。野党に転落した反省ゼロで、自分たちの方が政治のプロみたいにカン違いしている自民党が政権を握れば最後、必ず悪政に逆戻りする。政官癒着の不公平政治で国民はいつも煮え湯を飲まされる。地獄へと一直線だ。
それでも野田は悪あがきを続けるのか。こんな人事しかできないなら、トップが辞めるべきである。
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