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http://31634308.at.webry.info/201210/article_2.html
2012/10/02 23:42 かっちの言い分
野田内閣の陣容を、生活の東幹事長が「思い出作り内閣」と評した。本当によく言ったものだ。野田首相も後1か月、2か月の任期かもしれないのなら、自分を支えてくれた党員に少しでも多く大臣、副大臣、政務官にしてあげようとしているように見える。
別な言い方をすれば、生まれて初めて甲子園に出場した高校が初戦でボロ負けして、最終回に監督が日頃陽に当たらない控えの選手をみんな出場させたようなもんだ。
そうは言っても、代表選で自分に刃を向けた原口氏、赤松氏、鹿野氏は絶対に許さない。どの役にも付けない。野田氏の性格がよく現れている。自民党の処遇とは対照的である。
これが小沢氏グループを追い出しても平気でいる性格である。野田氏の今までの行動を見ると、自分が一度決めたことには妥協というものはないようだ。消費税増税の自公との談合、原発の再稼働、オスプレイの強行しかりである。それを決める政治と言うのは野田氏だけの論理である。自分がいくら強弁しても国民はそうは思わない。これは蛮行という。
改造人事の中で野田首相の露骨な意図を感じたのが、あまり話題にならなかったが、小沢氏のお膝元岩手3区黄川田徹氏の復興副大臣任命である。小沢氏は黄川田氏の選挙区に刺客候補を出すと言っている。しかし、黄川田氏が復興予算を決定できる復興事業に深く関われば、関係業界にも影響力を及ぼすことが出来る。野田首相の小沢氏に対する対抗心は相当のものであると感じる。この人事を見て、逆に小沢氏も対抗意識に油を注いだだろう。
今や日本の本当のジャーナリズムのオピニオンリーダーとなった東京新聞社説で今回の野田内閣改造を痛烈に批判している。以下はその一部である。
野田第3次改造内閣発足 政治を再び「民」の手に
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2012100202000155.html
国民の思いと乖離
マニフェストは国民との契約である。社会保障を抜本改革し、その財源は消費税でなく、税金の無駄遣いをなくして創り出すと民主党は訴え、国民は政権を託した。
代議制民主主義である以上、国会での議論や状況の変化に応じ、公約がそのまま実現しない場合もあり得ることは理解する。
とはいえ、税金という議会制度の成り立ちにもかかわる根幹部分の公約を変えるのなら、国民にその是非を問うのが筋だ。
消費税増税以外でも、野田内閣の政策は、国民の思いと乖離(かいり)していると感じざるを得ない。
例えば原発政策。政府の討論型世論調査でも三〇年までの原発稼働ゼロを求める国民が半数近くと圧倒的なのに、それを最大で十年間も猶予する甘い目標を定め、それすら閣議決定しなかった。
首相が「一時的な感情でなく、原発に依存しない社会を目指す国民の強い覚悟を、政府も受け止める」と言っていたのは、またもや食言だったのか。
きのう、沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場への配備が始まった米海兵隊の垂直離着陸機MV22オスプレイの問題も同様だ。
巨額の財政赤字や、ずさんな原子力行政、官僚主導政治、沖縄県民の過重な米軍基地負担など、民主党政権が苦慮しているほとんどが自民党政権の「負の遺産」だ。
自民党が現実的な解決策を欠いたまま政権復帰しても、同じことの繰り返しだ。政権が代わるだけでよりよい政策が実現するというのは幻想にすぎない。これは前回衆院選の教訓でもある。
正統性を失った首相はただちに衆院解散に踏み切るべきだが、最高裁が衆院「一票の格差」を違憲状態と指摘したことは無視し得ない。与野党は党利党略を超え、格差是正を優先させる必要がある。
ここまで批判する新聞は大手新聞にはない。東京新聞の一番言いたいことは、政治は民主党にも自民党にも任せておけないと述べている。暗に、民主でもない、自民でもない政党の出現を望んでいる。
「国民の生活は第一」は基本政策を出した。それに対するパブリックコメントを広く求めていた。1,385件もの意見を得たという。各選挙区で実施したタウンミーティングにおける意見も考慮して10月末頃を目途に国民の生活の基本政策を取りまとめる予定であるという。
この姿勢こそが、国民の意見を吸い上げる新党の姿である。同じ新党でも日本維新の会のように、八策に対して国民の意見も聞かないで、これを認めない候補者は一切受け付けないという独裁政党とは違う。
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