http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/612.html
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参照:http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012100100754
@台湾の最大野党・民進党の謝長廷・元行政院長(首相)は10月4〜8日の日程で訪中。謝氏「民進党と中国共産党の間に欠けている相互信頼関係を構築するための突破口にしたい」(時事)民進党は政権奪還に向け、中国との関係構築を最優先課題に位置付けている。
A中国の開放政策が始まって30年。台湾企業が続々と帰郷し、台湾は空洞化が著しい。雇用問題も起きている。日本と同じ。中国国内には台湾資本が網の目の様に事業を張り巡らせた。こういう経済事態のなかで独裁政権を維持した国民党を李登輝が分裂させ、2000年に民進党政権を誕生させた。
Bだが、政権を取った民進党の陳水扁総統と、李登輝の間には最初から融和は無かった。李登輝の要求で台湾独立と国連加盟を画策したが、米国にすら見捨てられる惨めさを味わった。そして民進党と陳水扁総統は、2005年に両岸関係の正常化に転換した。
C背景には、2004年3月の台湾総選挙で台湾派泛緑陣営(民主進歩党、台湾団結連盟)が101議席しか獲得できず、中国派泛藍陣営(国民党、親民党、新党)の114議席に敗北したことがある。
D2005年5月3日に野党中国国民党の連戦主席が北京を訪問し、胡錦濤主席と『国共合意』し実務協議に。「台湾の国際競争力の強化に中国は欠かせない」。「弾道ミサイルなどの撤去もテーマ」
E当時の与党、民進党の陳水扁総統も中台関係の膠着状態を打開めざしており、歓迎。弾道ミサイルなどの撤去問題は陳水扁総統が連戦主席に託した課題だった。 台湾の中国時報が「国共会談」直後に行った世論調査で56%が会談の成果に「満足」と答え、「不満」の19%を上回った。
F2006年の地方選挙は2008年の国民党馬英九総統の誕生を予期させた。南部は民進党が強く、北部は国民党が強い。だが台湾全体では国民党が僅差で勝利すると。(台北・高雄市長選結果(12/9)台北市長 国民党/高雄市長 民進党が各々当選)
Gそして2008年1月12日、立法委員選挙で民進党は定数113議席のうち27議席しか獲得できず大敗。同年3月22日に総統選挙。民進党謝長廷の544万票(41.5%)に対し、国民党馬英九が756万票(58. 5%)を獲得して当選。国民党は8年ぶりに政権を奪還し、現在に至る。
H野党となった民進党の蘇貞昌主席は陳水扁の路線である中国共産党との関係修復を重視しており、李登輝の台湾独立党とは距離を隔てている。民進党支持者も中国との経済関係を最重視しており、これを敵視する李登輝の独立運動の胡散臭さを知っているからである。
I李登輝の台湾独立運動の胡散臭さは、彼の言動で鮮明。彼は曽野綾子と靖国昇殿参拝し、「台湾は日本の生命線」「台湾独立を支持」「日台軍事同盟を結べ」「日本は台湾を防衛せよ!」等と声明する東京都議会議員の古賀俊昭、吉田康一郎、土屋敬之氏や作家阿川弘之らの声に応えている。(2007)
Jだが、李登輝は過去の人で、今では中台分断の不穏分子扱い。石原慎太郎や町村外相(当時)が、『台湾は日米安保の対象』と中国の軍事的脅威を煽り、台湾独立・国連加盟を後押ししたが、肝心の米国がニクソン−周恩来による国交回復(台湾は中国の一部)合意原則を曲げなかった。(2005)
K台湾資本の中国進出(帰還)の目覚ましさ、李登輝の日本を舞台にした独立運動の胡散臭さを、米国が知ったからであろう。
L日本李登輝友の会(発起人:岡崎久彦や小田村四郎・拓殖大総長ら、会長に作家の阿川弘之、曽野綾子も)で、靖国参拝を繰り返し、日の丸を振って、「万歳」を唱え「蛍の光」を大合唱して李登輝を送り迎えする按配だった。
M現在野党である民進党も中国共産党との融和を探って、アピールしている。融和に成功しないと政権交代は有りえないからだ。釣魚台事件ですら、前回の遊漁船沈没事件では、民主党の陳水扁総統がフリゲート艦を繰り出し抗議した。それに与野党と行政院議長が座乗した。
N今回の釣魚台事件は『盗品故買』であると馬英九総統も同意したが、民進党は『釣魚上陸をためらった馬英九総統は腰抜け』と非難していた。そして、最近の日台海洋監視船の水砲応酬が起こった。日本国民の大多数にとって、日台監視船の水砲応酬は晴天の霹靂だったのでは?(=マスコミ犯罪)
★台湾行政院海岸巡防署「漁船があるところどこでも巡視艇を出して操業を保護する。昨日の実施した」「日本の巡視船と対峙した際、放水のパワーが劣っていたとされることについて、海岸巡防署では威力の強化を検討中」
http://japanese.rti.org.tw/Content/GetSingleNews.aspx?ContentID=152503&BlockID=31
★沈斯淳・日本駐在代表(大使)−台北に召喚帰国中:「第17次漁業交渉を開く意向をもっているが、ここ2週間の動向から、台湾では改めて検討することになった。日本側が釣魚台列島に主権争いがあることを認めなければ、交渉が無意味になる」
http://japanese.rti.org.tw/Content/GetSingleNews.aspx?ContentID=152504&BlockID=31
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