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「国民主権の政治をもう一度取り戻す!〜国民の生活が第一・小沢一郎代表出演!」BS11(全放送書き起こし)
ゲスト:小沢 一郎(国民の生活が第一代表)
本格報道INsideOUT BS11 2012年9月27日21:00〜21:54放映
BS11報道局長鈴木哲夫 徳光実鈴
写真は日々坦々のブログからhttp://etc8.blog83.fc2.com/
<要約>
●現在は候補者選び。選ぶポイントは「主権者に信頼されるような、まじめな、一生懸命一途な考え方と、そして同時にイメージを持った人」「あんまりプロの必要はない」「原発・消費税・地域主権と、3つ出されて、この政策理念を真面目に一生懸命やる、理念を大事にする人」
●新党は、1期生でも全員が役職・役割を持っている。自分で考えて、議論して決める、自分は口出ししない。
●選挙ちゅうものは民主主義社会にとっては最も大事なもの、主権者が主権を行使する機会は選挙しかない。
●まあ僕はあのーどなたにも働きかけはしていないんですけれども、まだね、多分皆さんがそれぞれまあいろんなことを掲げてますが、それ実行するのどうすんの?過半数取って政権取らなきゃ実行できないじゃないかということを冷静に考えればこれは協力しなきゃいけないなという思いになるだろうという風に僕は思っていますがね。
●(オリーブの木)それをやんなきゃ、あの国民の支持も究極的に集まんないし、新しい、民主・自民に代わる政権もできないですよね。
●それができれば、あのー300小選挙区、極端に言うと皆勝つね
●(外交・安全保障)政治家がしっかりした自分自身の理念というか考え方を持っていないから結局政権を担っても、政権として、政府として対外的に自分たちの主張を発信できないんですね。
●アメリカとしてはアメリカの都合のいいようにやってくれる日本をほしい訳でしょ。本当のパートナーをほしがっているわけじゃ無いですよ。
●政治家が自分で決めたら最初自分で責任を負わなければならないしょ。それ嫌だから責任逃れするために全部官僚にオッつけちゃうんですね。
●何か言えば自分が責任を負わなければならないとだから言わないという、非常に最悪の日本政治のね、内政でもなんでもそうですよ
●日米・日中というのは日本の生存に最も影響のある2国間関係ですよ、・・・言うことで2〜30年前からずーっと草の根交流を続けてきて
●もう一度やり直して、本当の2大政党の一本のレールだけはひいて次の世代にバトンタッチしたいと思っています
●自民・民主以外の人たちは自分たちの役割と、国民が自分たちになにを望んでいるのかこれを正確に理解しなきゃだめですよね
●メッセージとして何を一番強くいうべきかという時に小沢さんは、原発というふうにおっしっゃたと聞いているんだけれども。(小沢氏)やっぱり当面の国民の一番の関心事はね
●まだまだね将来にとって危険な状態ですね原発は、これを徹底的に封じ込めることを先にしないと
<長時間ですがとてもこの放送には感動いたしましたので、全放送、書き起こしましたが、鈴木さんの方は多少、省略があります。また、間違いもあると思いますがご容赦、ご指摘ください>
(小沢一郎-O、鈴木哲夫-S、徳光実鈴-T)
S-今日は衆議院の議員会館で小沢一郎さんにたっぷり話を聞きました。最近この方何しているんですか?と色々なところで聞かれるんですけど水面下で何しているかそのあたりを聞ければいいなと思っています。
<コマーシャル>
S-小沢さん、最近テレビで見ないし、小沢さん何しているんだと聞かれるんで、見えない時に動いているんだよと言ってるんだけど。新党結党して約2カ月たったんですけれども、日々これ色々動いてらっしゃるんですか?
O-ウン、政策の方は3つの緊急課題とは別に、其れから派生する具体的政策を今、皆でやっているところで、国民の皆さんにインターネットで募集して、来月には纏めたいという事で、それはもう担当の者に任しておりますから、あとは僕は選挙の候補者。
S-選対委員長でしょ
O-そうそうそう
S-他に誰もいないから?
O-そんなことはないです、そいで今候補者を発掘して、探して決めようとしているところです。まあまあ毎週、って閉会中ですので隔週。定例のインタビューはやっておりますけど。
S-僕は代表より選対委員長のほうを一生懸命やっているんじゃないかと思っていますけど。小沢選挙っていうのはその地域だとか地方とかに一生懸命足しげく通ってそういうところから、対象になるからということだけども、小沢さん、そろそろ全国を回ったりとか、そういうご予定は無いんですか?
O-ん、先ずはぼちぼちやっていますけど、今週末も沖縄から宮城・福島と三連荘で行きますけど、先ず候補者を決めないとねいけないので、来月の下旬に結党記念のパーティをやリますんで、その前あたりに第2次の候補者を選定したいなと思っていまして、その作業に結構時間さいています。
S-なるほどね。第一次、この前発表しましたが、現職ですね。で、第2次っていうのは、「生活」色というか、小沢色がね、第2次の候補というのが出てくるとパアーッと見えてくると思うんですけど、どういうイメージで、今、候補を選んでいるのですか?
O-そうですねぇーあんまりプロの必要はないと、いう風に思っています。ホントはプロであってもいいんですけど、どうもこの今、政治のプロというとね、あまりイメージが良くないですから、そういう意味で、変な意味の、プロでなくていいと、一生懸命、政治に関心持って頑張る人であればいいと、いうような判断基準でやります。
S-なるほど、あの政策的に、あの3つのね、原発・消費税・地域主権と、3つ出されて、この政策理念を真面目に一生懸命やる、あの変にこなれている様な人じゃなくて、理念を大事にするとか。
O-そうですね、3っつの緊急課題ですけども、そっから背景にある、あの理念とか、考え方っちゅうのは、いろんな個別の政策に全部結びついてきますんで、それを今やっていると申し上げましたが、だからそういう意味で、それをなんて言いますか、ちゃんと理解して一生懸命頑張ろうという人であれば僕はいいと思っています
S-小沢さんが候補連れていると、なんか、まあ小沢さんがやることは常に反対側に書かれちゃうから、ぼくはよく本当に耐えているなと、僕なんか耐えられない・・・候補を選んでくると、あこれは単に、当選させたいだけだとか、中身がないとか、またどうせいろんな批判をする人もいるんだと思うんだけども、小沢さんが候補を選ぶポイントというか、信念、みたいなものがあったら、ちょっと聞かせてほしいんですよね。
O-あーそれはねーとにかく真面目に、一所懸命やる人であれば、誰でもいいのですけど、あー選挙っていうのをマスメディアちゅうのは軽んずる傾向があるんですが国民は主権者であると、民主主義国家であると日本は、という以上は、主権者が主権を行使する機会は選挙しかないんですね・・・極端に言うと。だから、選挙ちゅうものは民主主義社会にとっては最も大事なものなんですね。ですから、そこでただ単に人気があるから良いやという意味ではなくて、主権者に信頼されるような、まじめな、一生懸命一途な考え方と、そして同時にイメージを持った人がいいですね。
S-よく決められる政治キャンペーンというのをメディアがやっていて、つまり消費増税、僕はあれは談合って言ってるんだけど、あのーこれは決められる政治をやったんだ、良かったんだ、という論調があって、僕はそれは違うんだと思っていて、決められる政治は大事なんだけども誰が決めるかっていうのは、国民が決めるんですね、国民は2009年の政権交代選挙の時に、消費税を4年間上げないという事を、国民は決めたわけでしょ、だからそれを覆すというのはおかしな話で、決められた以上なんともないと思うんですが。
O-ホントにおかしな話ですよね、それじゃあ決めたのは誰なんだと、其れは決めたのは官僚という話になっちゃうのであって、自民党・公明党も全部それに巻き込まれちゃって、のっちゃったというだけの話しで、選挙の時に公約しないことをやろうとしたら、その前にもう一度選挙しなきゃならないですね。これが政党ですよ。消費税やりたいというんだったら、消費税提案する前に、選挙すべきですよね、これが正論ですね、民主主義社会では。それでもなおかつ国民が支持すれば、それは良いということになります。そこをね、ネグッちゃって、ただ単に役所や大きなメディアと一緒になって、消費税をやっちゃうと、増税をやっちゃうというのは、ちょと筋道が違うんじゃないかと思いますね。
S-決められる政治っていうキャンペーンに僕はずーっと違和感を持っていて、正におっしゃった主権が国民にある選挙で、唯一参加する手段は選挙ですからね、それでやらないって国民が決めたんだから、その辺のレトリックが僕は非常にこう常に違和感を持っていま言って来ているんですけどね。
O-まあ国民にもう一回、信を問う以外ないんですよ。選挙の時に言わなかったことをやりたいというんだったら。
S-あと「国民の生活が第一」私、取材したりこう、見てて皆さん何か手弁当,手弁当って言ったら悪いけど、あの、ホントになんか、議員の若い議員の・・方も、えー勿論選挙区はもう小沢さんに回れ回れて言われてて、実は党務も一生懸命手弁当でやっていて。
O-そうそう
S-なんか、ものすごい、なんかまあ大変て言えば大変っていう感じがありますけどね。
O-だけどまあ、みんな何となく活気出て一生懸命やっているようで、喜んでいます。1期生の人も何もかも全部役割を与えましたから。いろんな部門すべて、自分たち役割のことをちやんとやれと、そいで、どうしようもない時には僕が意見を言うのもいいけど、先ずは自分たちで、考えて議論して、そいで決めなさい。俺はみんなが決めたんだったら良いと。
S-民主党では彼らなかなかチャンスなかったですもんね。
O-そいでどっちかというと民主党のほうが権力主義的でしょ。決めちゃったんだから、おまえ達しょうがないんだっていうのは、非民主的な政党なんですよね。
S-そんな民主党ではなかったんで
O-・・・はずなんですけどね・・・なんかいつしかそうなっちゃったんですね
S-あと小沢さんのおっしゃってるキーワードて僕いつも言うんですけど「自立」っていうね、だから逆に皆さんそう、仕事、「生活」の若い議員のかた、仕事与えられると、自立って、すごい考えて、自分ですごく考えるっていう雰囲気に、私、取材しているとなってきた。
O-しんどいはしんどいんですけどね、だけどたぶん僕はやりがいがあるという思いも一方であるんだと思うんですよ。
S-それがまあ一つのこの政党の、2か月の総括で、個性だなぁーと思って見ているんですが。
S-ところで民主党、自民党この2つの選挙どのように見ていましたか?
O-あまり興味のある対象では無かったんですけど・・・ほとんどの人が野田さんじゃダメだって影では言っていて、でも代表戦となるとほとんどの人が権力を持っている側についちゃうと・・・そいじゃあ文句言うな・・・で野田さんになりましたけど、大変なんじゃないんですかね?
S-どんなふうに?
O-党内的にも大変だし、国会も開きたいんでしょう・・・補正予算やるとかやんないとか、臨時国会開くにしても、通常国会開くにしても、結局野田さんは参議院で問責決議受けっちゃってますからね、まあ、前国会の話ですがまたやりゃまたやることもできるわけで、ちょっと困るんじゃないでしょうかね、それとやっぱり野田さんじゃ選挙戦えないという思いがほとんどの人の心の中にありますから・・なんかの状況の中でまた離党する人が増えるとかなるとあと8〜9人ですかね
S-えー単独で行くと6人ですね、国民新党入れると9人ですね。
O-其れで過半数割れでしょ。そうすると衆議院でも不信任、通ちゃう。だから大変なんじゃないんですかね。自民党のほうは長らく離れていたからわかりませんけれど、やっぱりちょっと根本的にこの前までの国会見ますとね判断が間違っているというか、その都度ぶれているというか、これでは国民の皆さんが、もう一度自民党という気にならなくなっちゃうんじゃないでしょうかね
S-あのー2009年のあの政権交代選挙っていうのは、自民党がもう駄目だなと思って、皆がまあ清水の舞台からとよく僕言いますけど、で民主党に入れた。
O-はい。
S-で、なんか最初変わったなと思った、が、まあ、鳩山小沢コンビが辞めてから、
まあ、顕著にどんどん自民党みたいになってきちゃった。で、なんだこれだけ期待したのに民主党もダメだったと。でこういう人たちが、政治不信とか、第3極とかこういうところにもう行っている。でところが自民党を取材していて思ったのは民主党がだめなら自民党に戻ってくるだろうと、もっと言えば次の総選挙で自民党が第一党になる可能性が、世論調査なんかでいうと可能性が高い、総裁=総理だ。でなんかそういう大前提の上に、こう総裁選やっていた空気がある、で僕はそれ実は違っていて、所詮まだ野党ですよだからそういう政権を取りに行くみたいな、空気がない、なんかやっぱり、既成政党から抜け出せていないという、そういう印象僕持ったんですけど、、論戦の中味聞いていても
O-だから、結局民主党が期待はずれで人心が離れちゃったから、あとは黙っていても自民党に来るみたいなねえ感じでいるんじゃないんですかね、だから僕はこれは大いなる過ちだと思っていますがね、ただまだ既成政党以外のある意味で我々も含めて、そのうー、しっかりとした連携プレイの仕組みができていませんので、民主・自民党以外に、じゃあ小さいグループがはたして、本当に連携して政権をとれるだけの勢力になれるのかということはまだ全然、渾然としてわかっていないから、国民としてはまあ第3極に期待するという人があったり、また、まあまあ民主党より、まあ自民党のほうがよかったねという人があると、そこにやはり自民党にあの錯覚しているところがあるんじゃ人ですかね
S-小沢さん、今おっしゃたいわゆる第3極の連携、これはまあいろんな人が言っています、オリーブの木とかね私はオリーブの木というのは昔、菅さんが使っていたのであまり実は使いたくないんですけども、そういう今小沢さんおっしゃった受け皿作りみたいなことも小沢さんのイメージの中にはありますか?
O-それをやんなきゃ、あの国民の支持も究極的に集まんないし、新しい、民主・自民に代わる政権もできないですよね。んーですからこれはやれば逆にいうとそれができれば、あのー300小選挙区、極端に言うと皆勝つね。ていうのはやっぱりそれだけ既成政党に対する不信感は強いですから、まあ僕はあのーどなたにも働きかけはしていないんですけれども、まだね、多分皆さんがそれぞれまあいろんなことを掲げてますが、それ実行するのどうすんの?過半数取って政権取らなきゃ実行できないじゃないか、ということを冷静に考えれば、これは協力しなきゃいけないな、という思いになるだろうという風に僕は思っていますがね。
S-なるほど、そこをある種、待っている人たちが多いと思いますよね、有権者の人たちも
O-僕もそう思います
S-そこをバラバラで、実は8月に中小野党による不信任案というのがありましたが、あの時、実は小沢さんが一生懸命動いていたのを僕は知っているんだけども、それはいいとして、あれが僕は一つの試金石というか私、位置づけをしているんですが。あれが出来たっていうことは、自民党も公明党も野党じゃないですか、だけどそういうところじゃないところの俗にいう中小野党で不信任やって全く、崩れなかった、ぶれなかった、で、自民と公明に対して、ブレないですといった、あれ、ちょっとそこにねヒントがあるような気がするんですが。
O-そうですね、だから、そういうことにみんなが気づけば、連携しようということはすぐ出来るでしょうね。やっぱまだいろいろ自分らだけでもできるじゃないかとか、いろいろな思いを強く持っている間はね、できないですよ、しかしそれではね、バラバラにあれしてたんじゃ国民の支持は徐々に徐々に冷めちゃいますよ。はあーやっぱこれでもって政権取るんだなと、そうすると自民党でもない、期待外れの民主党でもない、今度もう一回これらに期待してみようか、という話になるんですよ。ばらばらでは政権取れるかどうかわからないのに、期待のしようがないですよね、だからどんどんどんどんこのままだと冷めていっちゃいますよ、そこにね、だんだん気が付くと思いますがね、僕は
S-あの不信任がやれたんだからやれないことはないんですよね、あそこでみんな拍手していたじゃないですか
<コマーシャル>
S-外交まあ安全保障ですね8月に竹島・尖閣色々なことがありました、今の民主党政権の弱点は外交・安全保障だといわれていましたが、これ、一連の対応とかみてて小沢さんどう思います。?
O-これ民主党政権が外交安全保障で危ういというのではなくて自民党政権時代も同じなんですよね。要するにこれもすべて官僚の上にのっかてきた自民党は典型ですし民主党政権も結局その亜流になっちゃたわけですね。だから政治家がしっかりした自分自身の理念というか考え方を持っていないから結局政権を担っても、政権として、政府として対外的に自分たちの主張を発信できないんですね。だから今、日韓・日中、特に尖閣で問題になっていますが。
日米も表向きは仲良しのパフォーマンスを演じていますが本質的は同じですね。あやういですね、日米も、僕は前から言っていいますけど、アメリカとしてはアメリカの都合のいいようにやってくれる日本をほしい訳でしょ。本当のパートナーをほしがっているわけじゃ無いですよ。アメリカは、ですからもう、全く言うとおりに動いてくれるということをアメリカは望んでいるだけで、ホントの意味の同盟でないというのはそこなんですねだから日本は自己主張もできないし、その反面責任も果たせないと。だから何か言えば自分が責任を負わなければならないと、だから言わないという、非常に最悪の日本政治のね、内政でもなんでもそうですよ。
なんで官僚に任せるかと、政治家が自分で決めたら最初自分で責任を負わなければならないしょ。それ嫌だから責任逃れするために全部官僚にオッつけちゃうんですね。官僚のほうも頭来てやる気なくなっちゃうわけですよ、だから従来通りのパターンでちんたらちんたらやってりゃいいやっていう話になっちゃうん訳ですよ、官僚も。ですからそれと同じですね日米関係もだからアメリカの言うことさえ聞いていればいいんだという日本。日本人もそのほうが責任負わなくていいという根底に意識があるんですよ、日本人の。そいで何か困ったときは金出しゃいいや。こういう感覚なんです、日本人。だからアメリカに信用されない。
ましてや中国・韓国ね。韓国だってね?大統領が任期終わってね、竹島なんも行く必要ないじゃないですか。ふつう考えたら。それをわざわざ行くでしょ、でも結局日本は何もできないでしょ。ちょっと口先で抗議しただけでしょ。だから尖閣だってなんかワイワイ周りまで来ているでしょ。これも何もできないでしょ。実質的に。
だからそう言う様に、日米関係でも、日中関係でも、日韓関係でも、その他も全部そうですけども、自分自身の考え方が、しっかり定まってないから言えないんですよ。僕は一番の悲劇はそこにあると思っている。
今度の尖閣の国有化にしても、其れやる前にしっかりと中国と、話し合って日本としては、これこういう立場だし、こうしたいと。まあそれじゃあ中国も困るという話もあるでしょけれども、そういったある意味の事前の交渉というか意見交換というか根回しというかそういうもの普通ありますよね、内政だろうが外交だろうが。そういうふうな本音でざっくばらんに話し合える関係でないという事がね日本の外交・安全保障のね、もう根底から成り立っていないとこですね。そう僕は思います。
S-これ事前に話をするといっても、事前に名刺交換して、じゃやあ本音を言いましょうとこんなことつまり長い間国会議員たる者、自分の意思と覚悟で、外交、この国とこうやるべしという信念を持ちながら、ながーい、ある種の議員外交というんですかね、そういうものをきちっりやっておかないとこういう時に話すチャンネルというものがなかなかないでしょうね。
O-ないない、
S-小沢さん長城計画ですか?中国とすごくやってこられた。あとじゃあ、小沢さん中国なの、といったら、実はアメリカはアメリカで草の根の市民交流、実はずーっと続けてきているわけですよね、どうもそういうものがあって初めてパイプ・チャンネルがあって、そこで話して、そして最後、表舞台の政治に行くという議員外交というものが全然ない
O-基本的に僕は日本の外交にとって、まあ日韓は、特に近いあれだから当然だけど、日米・日中というのは日本の生存に最も影響のある2国間関係ですよ、だから僕は日米においても日中においても、政治家のフォーマルな関係はそれはそれとして自分自身でやれることはやろうと・・・言うことで2〜30年前からずーっと草の根交流を続けてきて、それで中国の人らが僕にある意味で好意的発言するんで、小沢の野郎は中国寄りだってすぐね、こういうことを言う人がいますが
S-何やっても悪口になっちゃう
O-だけどそうじゃないんですよ中国は。ここはね中国人は煮ても焼いても食えない連中ですけどね、一生懸命きちーっとね誠意尽くしてやればね、それをきちんと評価するんですよ。一度信用したら絶対ずっと信用しますね。だから僕は中国の共産党政権にたいしても共産党支配に対してもずけずけ言ってるんですよ。ほう、今日の国内の暴動などいろんなことね、腐敗しているから駄目だとかね、共産党政権はこのままでは絶対持たないと、いずれ国民党の二の舞だと僕は言っているんですよ。でも僕が何言ってもそれは、友人の好意的な意見として、彼らは受け止めてくれる。だから僕がなに言っても彼ら怒らない。そいで議論してお互いにやれる。
ある意味で僕は、アメリカもかってはそうだったんですが、同じように草の根交流ずーっとやっているし、これはジョン万だけじゃなくて、黒人の子供も今年も来ますけどね、いろいろ可能な限りやっているんですよ。アメリカ政府ではねそういうことがね受け継がれていかないのね。知らないの今の連中。政権変わっちゃうと知らないの。またそういうことに関心持たないの、連中は。そいで僕は中国とばっかりやっていることを言ってねぇ、誤解しているんですよね、彼ら今ね。だからそこはねえ、アメリカの役所の制度にもひとつちょっとあるんだけれども、あの役人変わるせしょ、政権変わるとガラッと、あれも影響しているんですが、アメリカはやっぱりそういうことについてね、繊細な神経を持っていないですよ。アメリカ人ていうのは。
そこがね、世界中で嫌われるとこなんですけど、傲慢なとこが、だから中国が別にずーっと長いことね、ちゃーんとトップにまで上がっているんですね。そいであいつは長年やってきてくれた、よく、ほら井戸を掘った人間を大事にするというでしょ。田中角栄先生が事件になってからも、中国のトップの人が日本に来れば必ず田中先生のとこに寄ったですよね、それがたとえ形式であれね、トップの人がね、事件の渦中の人に寄るというのはね、これは国際的にはちょっと無いことですよ、そういうことちゃんとやるんですね、だからそれだけ僕は信頼関係あればできると思っていますんで、ここはアメリカも中国もどこも同じだと思いますがね
S-小沢さんお長城計画も民主党の中でも批判する人がいてねわかっていないんでしょうね、そういうのが
O-なんか個人的な何か変な妬み・恨みつらみの話しばっかり、そういうレベルでやってるから駄目なんで、僕は長城計画は一般の市民の人たちでもってやってんですが、そのほかにもやってんですよ。だから今のね李克強(※WIKIー国務院常務副総理57歳、第一副首相、胡錦濤と同じく中国共産主義青年団出身。習近平とともに、中国共産党第5世代の指導者の一人と目されている)さんね、あの人が共青団の初期の時に僕の毎年の招待事業で来たんですよ、ズーッと前、そいで、僕の岩手県の実家にホームステイしていたんですだから今でも学生が毎年来ていますがね。まあ長城計画とそれと、アメリカも「ジョン万次郎」とその黒人の小学校の生徒と両方やってんですけどね、だからかなり古い古い付き合いだから、少なくともおまえの言う事なんか聞かないなんて言う態度は絶対取んないですね
S-そういうものの上に外交は成り立つんですよね
o-そう思います。信頼関係ないとね。あんな男信用できないとなるとね、全然話進まないですよ。
<コマーシャル>
S-2月にインサイドアウトに出ていただいて、忘れられない言葉があるんですけどね。そのとき、せっかく苦労してきた仕組み。2大政党、2009年に国民が本当に清水の舞台から飛び降りる気持ちで民主党に託した変革臆病な国民がね、実現した。民主党がこのままがんばっていれば、自民党も4年間野党やっていればもっと、自民党も組織としてしっかりしてくるしそうすると政権交代可能な。国民は学んだんですよね、ところが、政党のほうが学んでいたの?という話で、これは僕は非常に残念だという話をしたら小沢さんは、「いや、この仕組みをもう一回作るまでは俺は死ねない」とおっしゃった。ここへ向けての小沢さんの気持ちというかもう一度聞きたいと思うんですがね。
O-はい、ですから民主とが本当に、国民が何を望んで、何を民主党に託したのかという事を全く少なくとも今の政権にある人たちは理解が進んでないんじゃないんだろうかと、ですから結局自民党と同じとか、自民党以下だとかいう話になっちゃうんでね・・それが民主党に対するあれ。それから、自民党はその結果中途半端でなんかもう一回政権、黙っていてとれるみたいな気になっちゃってるでしょ、だから自己改革ができないですよこのままでは、だから僕としては非常に不本意な結果なんですよ。いまはもう一度、ガラガラポンする以外にないかなと、何とか体質改善してホントの意味の2大政党のもとを築ければなあーと思っているんですけどね。
S-僕は2009年に政権交代とはこういう事かと、主権である国民が一番、わかったと思うんですね、この政治の仕組み、小選挙区で2大政党とは。政党同士が緊張感を持ってい良い政治が出来るかもしれない。永田町のほうが分かってなくてだから、国民が小沢さんがゼロからやろうという事を意外と早く気付くというか、僕はそこまで成熟してきていると、だから小沢さんのメッセージや行動を理解する人が国民に多いんじゃないかと、相変わらず小沢さんの悪口なんかをいっぱい書くというところがあってね、ところが一連の取材を通じて、小沢さんが正しいという意見をずいぶん寄せられたんですよね。だからそういう意味では、年齢や体力も心配かもしれませんが、ここはがんばりどころだと思うんです。
O-だから僕はある意味ではもう一度やり直して、本当の2大政党の一本のレールだけはひいて次の世代にバトンタッチしたいと思っていますが、ただ僕自身がそのためにトップを目指さなきゃなんないかという問題ではなくて、今さっきの話題にあったように国民皆さんが本当に民主党でもダメ、自民党でもダメ、だから新しい次の党、それに期待に応えられる仕組みを創っていかないと選挙してもごちゃごちゃになっちゃってね、だからあ、これをねー、自民・民主以外の人たちは自分たちの役割と、国民が自分たちになにを望んでいるのか、これを正確に理解しなきゃだめですよね。だからトップになる人はどなたでもいいですけど、やはりそういう期待感に応える集団を作り上げながら
国の、政権新しい本当の意味の「国民の生活と国家を守れる」政権を作らなければならないと思います。
S-これは「生活」の一つの政策。3つあって、消費税は大きなきっかけだったですよね、それから地域主権、原発。どれも大事なことなんですがメッセージとして何を一番強くいうべきかという時に小沢さんは、原発というふうにおっしっゃたと聞いているんだけれども
O-やっぱり当面の国民の一番の関心事はね、はい。
S-小沢さん被災地の選挙区でもいらっしゃる、その辺もあるんだけども、よくわかっていらっしゃると思うんだけどもこの被災地の問題、原発の問題これは本当に急務でやらなければならないこの辺についてはどのように対処していかれますか?
O-だからまあ徐々に全貌が明らかになって来ていますが19兆円の復興予算ねこれ国民がずーっと払っていくわけですよね増税で、2.ナン%ですか、その19兆円だといっていた復興予算が実は復興に使われているんではなかったと各省庁の補助金にばら撒かれていたわけですよね、だからうちのほうでもね、いろんな地場産業の立て直しの資金とか、漁業関係とか、いろんなものがありますが足りないんですよ、なんで19兆円もあって足りないんだっていう話なんですけれども。だから復興に名を借りてまた役所の
増殖作業・作用が働いてきてしまっているという事ですね。
もういちどやっぱりね原子力ね、放射能これ封じ込める作業だけはね、もっともっと早くしないとだめですね
S-遅いですよ
O-まだまだね将来にとって危険な状態ですね原発は、これを徹底的に封じ込めることを先にしないと
S-小沢さんは発生直後、原発だと、誰よりも早くおっしゃってましたからね
O-実際上の状態は僕が最初に言ってた時と同じようになっていたわけですよ
S-まあ当たってほしくないけど予測通りにね
O-そうそう
S-いやまあとにかく政権奪取してですねその辺をぴしゃりやっていただきたい。あとまあ時々出てください
O-ははは
S-視聴者の声で小沢さんてあんなに笑う人だったんだと、素の小沢さんを見せてください。今日はどうもありがとうございました
O-ありがとうございましたどうも。
<コマーシャル>
S-小沢さん顔色良かったですよねどうでした?
T-はい選挙に強いといわれる小沢さんですけれども、やっぱりそれは常に選挙が国民にとってどれほど大切なものか、というのが念頭にあるんだと思いましたし、また今回の代表選と総裁選は関心ごとではない、というお話からも、これから小沢さんのやろうとしていることの大きさを感じました。
S-ぞくにいう、オリーブの木ね、これ出来たら、300全部勝つって言ってましたからね
T-とにかく騒いでいるときに何をやっているかそこで動くのが政治力なんですね。
以上
いう風に僕は思っていますがね
民主党がだめで人心が離れちゃったから、あとは黙っていても自民党に来るとかねそういう感じでいるんじゃないですかね
僕はそれは大いなる過ちだとおもっちますがね
ただ
20120927_小沢一郎インタビュー_国民主権の政治をもう一度取り戻す!1/2
http://www.youtube.com/watch?v=YqLOxj1H3p8&feature=relmfu
20120927_小沢一郎インタビュー_国民主権の政治をもう一度取り戻す!2/2
http://www.youtube.com/watch?v=uMQMzCZkWgM&feature=relmfu
鈴木哲夫
wiki-http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%B4%E6%9C%A8%E5%93%B2%E5%A4%AB
1958年福岡県生まれ。早稲田大学法学部卒。1980年テレビ西日本入社。報道部記者として警察、県・市政、北九州市を担当し、1992年フジテレビ政治部に出向後、1995年東京MXテレビに移り、東京ニュースセンター編集長、報道制作部長、「東京NEWS21時」キャスターを経てさらに2001年朝日ニュースターに移り、報道制作本部チームリーダー、報道制作局報道部長、キャスターをつとめた後、日本BS放送で 報道制作部長を経て、報道局長。また、ジャーナリストとして執筆活動も行っている。
出向も含めて5社に在籍した経験を持つ、ジャーナリストの中でも極めて珍しい人物である。
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