19. 2012年9月29日 19:35:32
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自民党:増税賛成、原発推進安倍氏:自民党清和会=アメリカの犬 (安倍氏の祖父、岸信介が米大使館勤務のマッカーサーJr.に二度も 金銭援助を依頼し、米CIAのお金で設立された派閥) マッカーサーJr.が「岸から「親米反中政権を樹立する」ことを条件に お金の無心をされている」、と本国に打電した記録が公文書に残っている 安倍氏は、先回「憲法改正」する任務を負って、アメリカなど日本を操る黒幕たちに よって首相になったが、黒幕が望まない「ゆとり教育」を国民の不評により廃止した ため、逆鱗に触れ退陣することとなった 安倍氏がどうの、ではなく、「自民党」こそ、立法もできない国会議員を増やし、 民主主義の基本、三権分立を滅茶苦茶にした張本人と考えれば、誰が総裁に なったって、支持などできないことは明白。 周囲の人々も、「民主がダメだからって、それでは自民とはいかないよね。 この国をこんなに悲惨にしておいてどの口が民主批判してるのか?って思う」 と言っています。 政治家には「立法できる能力」を持った人を選ばなければならない。 政治家が官僚を頼るのではなく使えるようになれば三権分立が機能するようになる。 そういう意味で、私たち国民一人一人が民度を上げ、「国政に送るべき候補」を 吟味した上で1票を投じる重大な責任を持っていると思う。 80年代までのイギリスが今の日本と同様の病巣を抱えていたが、BBC製作の 「Yes Minister」、続編の「Yes, Prime Minister」放映によって政治家を はじめとし国民が大いに啓蒙され、今ではイギリスの官僚は「良き政治家の執事 (どの政党が政権与党になっても行政の立場を超えないで謙虚に仕える)」に なっています。 わが国のNHKは、BBCのような崇高な番組作りは無理でしょうから、皆様 NHKのHPから海外ドラマ放映のリクエストにこの「「Yes Minister」、 続編の「Yes, Prime Minister」をお願いします。
■「Yes Minister」について紹介下さっている方のブログから引用
【政治家と官僚、イギリスではどちらが偉いのか:テレビドラマ「Yes Minister」】 イギリスでとても有名なコメディドラマのひとつに、1980年代に放送された 「Yes Minister」というものがあります。 <概要> ジャーナリストから政界入りし、長年の野党暮らしを経てついに Department of Administrative Affairs(架空の省、しいて言えば「行政管理省」 ?)の大臣になった政治家James(Jim) Hackerは、自らの政治的信念・理想の実現、 また選挙区や党内での基盤強化をめざし、行政改革をはじめとした理想主義的な 政策を実施しようとします。 しかしながら、同省の敏腕事務次官であるSir Humphrey Applebyは、官僚 (イギリスでは官僚機構のことをcivil serviceと呼びます)こそが鍛え抜かれた 行政のプロフェッショナルであり、人気取りばかりで専門知識も長期的視野もない 政治家に国の経営を任せることはできないという信念のもと、手練手管を尽くし Jimを巧みに操縦していきます。 それに負けじとJimも対抗するので、大臣秘書官でありつつも公務員としては Sir Humphrey の部下でもあるBernard Woolleyは、2人の間に挟まれて右往左往 してしまいます。 政治家と官僚との考え方や価値観、立場の違いを対比させながら、イギリスの政策 立案・実施過程を面白おかしく描いたドラマです。 ちなみに、続編である「Yes, Prime Minister」では、Jimは総理大臣の座に上り 詰めますが、Sir Humphreyも全官僚のトップであるCabinet Secretaryに昇進し、 二人は(幸か不幸か)またもやタッグを組んで、国家経営という難題に取り組んで いくこととなります。 ご参考として、Youtubeに掲載されている下記の番組は、このドラマの魅力について 紹介したものです。英語なのが残念ですが、製作者や出演者、協力者が作品の見所 を説明してくれていて、興味深いです。 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=TBtKm9HuFs4 おそらく探せば、実際の番組の動画もどこかにあるのではないかと思いますが…。 ちなみに自分は英語が難しくて困るので、DVDを買って字幕つきで見ました(苦笑) もう30年近くも前に放送されたこのドラマですが、コメディとしても面白いし、 イギリスの政治・行政の仕組みの一端を垣間見ることができるということで、 今でも評価がとても高いです。政治ネタという堅いテーマを扱っていながら、 2004年に行われた「Britain's Best Sitcom」コンテストで第6位に入っている ことからも、その人気のほどが伺えます。 特にリアリティの高さには驚くべきものがあり、首相官邸(Number 10)や 政界(Westminster ≒「永田町」)、官界(Whitehall ≒「霞ヶ関」)に、 少なからず情報提供者や協力者が存在していたことは公然の秘密となっています。 そのためか政治家にもファンが多く、中でも当時のサッチャー首相がこのドラマの大ファンであったことは有名です。また、労働党が1997年に政権の座についたとき、 長く野党暮らしだった労働党の議員は実際に行政機構と接触した経験が少なかった ため、このドラマを参考にして、官僚との関係についてイメージをめぐらせて いたとも言われています。 また、「Sir Humphrey」という名前は、エリート官僚の代名詞としていまでも 新聞や雑誌などで頻繁に使われます。それほどまでにこの役にはインパクトが あったということでしょう。 さて、このドラマではイギリスのいわゆる「官僚主導」的なスタイルが強調されて いるのですが、実際のところはどうなのでしょうか。結論から申し上げると、 いくつかのPublic Policyの教科書を読んだり、日ごろニュースに触れている感じ では、確かにかなりCivil Serviceの力は強いようですが、政治との力関係は常に 流動的なものである、ということのようです。 Civil Serviceの上級職(近年は、例えば「Fast stream」などという区分で リクルートされているようです)は、その多くがオックスフォードとケンブリッジ の卒業生で占められるエリート集団である(ちなみにドラマのSir Humphreyや Bernardもオックスフォード出身という設定で、Sir HumphreyはLSE(London School of Economics)出身であるJimをバカにしています)。 大臣や副大臣などの政治家が影響力を発揮できる範囲は、その所掌の広さもあって どうしても限界があるため、Civil Serviceが実質的に政策を決定する分野は少なく ない(特に制度設計の細部は公務員に任せざるを得ない)。 ただ、サッチャー・ブレア両政権で特に顕著であったが、近年Special Adviser (首相や各大臣が独自に選ぶ政策顧問)の役割が大きくなってきており、その分 Civil Serviceの影響力は小さくなっているのは事実。 また、ドラマでSir Humphreyが最後に昇進した、全官僚のトップがつく慣例と なっているCabinet Secretaryのポストの役割が、現職のSir Gusの引退に伴って 3分割される(正確には、3つのポストを兼任する慣習があったものを廃止する) ことが、先月キャメロン首相によって決定されました。 このことは、公務員と政治家の力関係という問題とともに、首相官邸と各省との 力関係という問題もはらんでいるのですが、いずれにせよCivil Serviceの影響力が ますます弱くなっていくのではないかという点からも、注目されています。 また、このキャメロン首相の決定だけではなく、ブレア政権時代に行われた スコットランド・ウェールズへの地方分権(devolution)などの多くの大きな 改革を見ても、日本の状況と比較してイギリスのCivil Serviceの影響力は小さく、 より政治主導に近い関係が成り立っているであろうことが想像されます (日本で地方分権(民主党政権では「地域主権」)の推進が掲げられてから、 幾年のときが経ったでしょうか…)。 ただ一方で、下記のニュースのような見方もあります。 <Financial Times 11/9> Sir Humphrey alive and well in Whitehall - FT.com この記事のタイトルにもまさに「Sir Humphrey」が使われているわけですが、 内容としては、「Yes Minister」が世界中で人気を博し、また現代でも十分通用 するリアリティを持っていることに触れつつ、Special Adviserの増加や スキャンダルなどによってCivil Serviceの影響力は低下していると言われるが、 実際のところはこれから徐々に復活してくる可能性が高い、という指摘です。 そしてその要因として、現在の連立政権の弱さを挙げており、政策的に対立する ことが多い保守党と自由民主党との連立政権内での政策マネージメントにおける、 現在のCivil ServiceのトップであるSir Gusの活躍ぶりを紹介しながら、 ブレア時代のように安定多数の下に議会が運営され政治側が大きな力を持っていた 時代が終わったいま、今後はSir Humphreyに象徴される時代のような影響力を Civil Serviceは取り戻していくのでないか、としています。 このように見ていくと、「官僚主導」「政治主導」などのレッテル張りで物事を 単純化するのではなく、イギリスの長年の議会政治の歴史のなかで、政治と行政の 関係はその時代時代に合わせ固定化することなく少しずつ変化し続けていて、 いまもその一過程に過ぎないと理解することが必要なように思います。 民意を背負った政治家が常に正しいというわけでもなく、洗練されたエリート官僚 が常に正しいわけでもないが、どちらもとても重要な役割を担っているわけです。なのでそれぞれの立場から、その時代に合わせて何を変えていくべきかを常に 考え続けることが、「国を治める」ということの本質ということでしょうかね。 日本も政権交代があって、政治主導の流れが来たかと思いきや最近は揺り戻しの 時期が来ているように見えます。まあ、そういう大きな変化は一朝一夕には 起こらないのが当然であり、議会政治の先輩であるイギリスも長い間それに 根気強く挑戦しているわけですから、日本の我々にも必要な変化を長い目で 見極め、それに挑戦していくだけの根気と信念が求められているのかもしれません。 |