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選ぶべきは野田政権か安倍政権か 民主自民なら米属国の運命
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2012/9/28 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
次の総選挙はとんでもない選択を強いられることになった
大マスコミがバカ騒ぎした民主、自民の党首選。代表選は野田首相が無風で再選し、総裁選は決選投票の末に安倍元首相が党員票の「民意」無視で選ばれた。とんだ茶番レースだが、次の総選挙後は、どちらかが総理のイスに座る可能性が高い。
果たして国民は、野田民主と安倍自民の一体どちらを選べばいいのか。
安倍は5年前に下痢で政権をブン投げ、その後の政治を迷走させた張本人だ。苦労知らずの3世議員で、「戦後レジームからの脱却」「憲法改正」ばかりを叫び、戦争も辞さないウルトラ右翼である。
じゃあ、野田ならいいのかというと、この男がダメなことはもうハッキリしている。09年の衆院選で国民に約束したマニフェストをことごとく反故にした。揚げ句に庶民イジメの消費増税に突っ走ったペテン師だ。一方で、尖閣国有化で日中関係を悪化させている自衛隊の小倅、それが野田である。
09年の総選挙で、この国にもやっと政権交代が可能な2大政党制が根付いたと思ったが、どちらもヒドイありさまだ。「何だこれは」と叫びたくなる。政権与党のトップも最大野党の党首も、国民生活なんて完全無視の右翼タカ派なのだ。とんでもない展開になってしまった。
政治ジャーナリストの角谷浩一氏が言う。
「本当にひどい選択肢です。民主党は、3年前の影も形もなくなり、野田さんはいまや“自民党野田派”なんて揶揄されている。自民党も、5年前に失敗した安倍さんを、わざわざもう1回出してくる体たらく。反省ゼロで、何も変わっていないことを自らアピールしているようなもので、国民をバカにしていますよ。この2人に共通しているのは、国民生活のSOSに対応するどころか、気づきもしないことです。野田さんは消費増税で財政再建できるとカン違いしているし、安倍さんは安全保障や憲法改正、教育問題など大きなテーマばかりブチ上げている。いま必要なのは、国民生活の疲弊度をしっかりと把握し、国民のために何を優先すべきかを考える、キメ細かい政治です。この2人にはそれがまったく期待できません」
◆日米安保を口実に日本の植民地化進める米国のシタタカ
しかも、この2人のどちらが総理の座に就いても、米国の属国化が加速するのは間違いない。
野田政権の尖閣国有化に加え、ウルトラ右翼の安倍の返り咲きに、中韓は警戒を強めている。米国にとっては思うツボで、日米安保を口実に、ますます日本につけ込んでくるだろう。米国による日本の植民地化は着々と進んでいる。
それでなくても、保身しか頭にない野田は殺人輸送機オスプレイの強行配備はもちろん、ブチ上げたばかりの「原発ゼロ」も米国の圧力に屈し、閣議決定を見送った。安倍も似たようなもので、「メドベージェフ氏が堂々と北方領土に行ったのは、(民主党が)日米同盟を傷つけたからだ」なんてバカなことを言っていた。米国の機嫌をうかがうことしか頭にないのだ。
しかし、日本が米国に媚を売り、シッポを振れば振るほど、アジアで孤立する。
元外交官で評論家の天木直人氏が言う。
「米国は、対中関係でダブルスタンダードの姿勢を取っています。日本に対して“中国の脅威”を煽り、オスプレイ配備や離島奪還を想定した日米共同訓練を進める一方、中国とは頻繁に会談を繰り返している。先日も次期最高指導者の習近平国家副主席とバネッタ米国防長官が会っていたが、何が話し合われているのか、蚊帳の外の日本には知らされません。おそらく、米中でアジア情勢を管理しているのは間違いない。『尖閣諸島は安保条約適用内』と言われ、喜んでいる場合ではないのです。野田民主党と比べれば、対中重視の議員が多い自民党はわずかにマシに見えるが、安倍さんが今のような言動を繰り返しているようではアウトです」
シタタカな米国の二重外交に乗せられ、軍事強化やTPP参加で米国の属国化にひた走るうちに、振り返ればアジアでひとりぼっち。こうなると、薬物中毒と同じで、ますます米国への依存度を強めるしかなくなる。
野田も安倍も「領土、領海を守る!」「国家意思として断固守る!」と絶叫しているが、再びアジアとの戦争に突入するつもりなのか。ほとんど錯乱状態だ。
◆ダブル党首選でシラケ切った国民は既成政党に鉄槌を下す
やはり民主党にも自民党にも期待できない。自民党はエンピツなめなめ、「民主惨敗」の選挙予想をハジいているという。もう政権を奪還したつもりでいるらしいが、冗談じゃない。誰が二度とこんな連中に好き勝手させるものか。「民主がダメなら、やっぱり自民で」なんて、国民が単純な投票行動を取ると思ったら大間違いだ。
前出の角谷浩一氏が呆れて言った。
「国民はそんなにバカではありませんよ。野田さんと安倍さんの一体、どこが違いますか。威勢のいいことばかり言って、ナショナリズムを煽って、国民生活は度外視だから同じじゃないですか。どちらも期待できないとなれば、別の選択肢に流れるだけです。『オリーブの木』のような、既成政党に対する第三勢力は必ず出てくる。こういう時こそ“壊し屋”としての小沢一郎氏の手腕が求められるのではないか」
26日に即日結審した小沢裁判の控訴審は、無罪判決が確実だ。小沢はすでに民主党の支持母体・連合の切り崩しなど水面下で動いているという。次の選挙、民主も自民も期待できないとなって、小沢が結集する第三勢力に支持が集まる展開が予想されるのだ。
政治評論家の野上忠興氏が言う。
「つまるところ今回のダブル党首選は、民主、自民への失望、不信感をさらに強めただけでした。既成政党は自ら第三勢力に付け入るスキをつくったのです。そして、その第三極ですが、今度もやはり、小沢氏がカギを握る可能性が高い。『小沢は終わった』などと言う人もいるが、彼をナメてはいけませんよ。300小選挙区を隅から隅まで知り尽くした小沢氏はいま、深く静かに、着々と選挙対策を進めています。すでに各方面に手を回しているし、いくつも秘策を考えているようです。私は『国民の生活が第一』だけで、50〜60議席は取れる可能性があるとみていますが、50議席も取れば小沢氏は政局の核になるでしょう。党首選で『生活』という2文字を発信しなかった民主、自民は、選挙で大敗しても当然の結果です」
国民はもうダマされない。民主と自民には必ず鉄槌が下される。野田も安倍もクビを洗って待っていた方がいい。
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