17. 新自由主義クラブ 2012年9月28日 18:06:25
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>人も世も、変わるんだよ。小沢さんも。いつまでも新自由主義なんか掲げてないっつうの。そうですかね。小沢さんは、ある意味で”ブレない政治家”だと思います。 小沢一郎氏は「背骨」の部分では変わっていないように思います。 Wikipediaでは「小沢一郎」氏について、「『日本改造計画』で小さな政府路線を標榜し90年代以降の新自由主義的な構造改革の先駆けだった。しかし民主党代表となってからはその路線を急転させ、「行き過ぎた市場主義」の修正と「国民の生活が第一」というスローガンを前面に打ち出した。」と書いています。 しかし、小沢一郎氏は本当に民主党代表になってから、本当に新自由路線を急転させたのでしょうか? 小沢一郎氏は、今のところは消費税増税反対ですが、2006年には「消費税増税」を画策しています。 逆進性の強い消費税の増税は、低所得者層の負担を増しますが、小沢一郎氏はこれまで一環して所得税・住民税・法人税の減税、消費税の増税を折々で画策してきました。直接税を減税して間接税を増税することは、米国の指示通りでした。 また、小沢一郎氏は、公共事業などの新たな財源として、相続税を免除する無利子非課税国債の導入を画策しました。これは、富裕層に対する相続税の免除を約束するものでした。また、この無利子国債は、脱税(時効は5年から7年)のマネーロンダリングとして使うこともできました。 小沢一郎氏は、民主党へ移籍後も、徹底したアメポチであり、徹底して富裕層優遇の税制を画策してきました。 さらに、小沢一郎氏は、TPPについて、「TPP、僕らは反対と言って決めているわけではありません。」と発言し、結党当初に牧義夫議員が発言した「TPP絶対反対」を撤回して、TPPに反対とも賛成ともつかないような党是に持ち込むことにしました。 小沢一郎が隠居することが、日本における新自由主義の害悪を断ち切り、日本の政治の前進させることに繋がります。 小沢一郎は、民由合併の時に、既に、自民党分裂と民主党分裂による政界再編を企んでいたのだと思います。それには肯定的に思われる部分もありますが、新自由主義者・小沢一郎氏が葬り去られるべき時が来ました。 ■民主小沢代表、消費税率10%は変わらず (日刊スポーツ,2007年7月10日) 民主党の小沢一郎代表は9日夜、テレビ東京の報道番組で、消費税率を将来は10%程度まで引き上げるべきだとの持論は変わっていないとした上で「ただし、所得税や住民税をものすごく安く、簡素化するなどの大減税と同時に考えていかないといけない」と述べた。 政権を担った場合、税制の抜本改革をどの程度の期間で行うかについては「(担当してから)そう長くはかからない。所得税の控除などもすっきりさせ、所得の低い人などは(生活保護など)歳出でみた方がいい」と説明した。 http://www.nikkansports.com/general/f-gn-tp0-20070710-224743.html (リンク切れ) http://mimizun.com/log/2ch/news/1184004299/ (2ちゃんねる) ■新財源に無利子国債、小沢氏が導入を検討 民主党の小沢一郎前幹事長は2日の日本記者クラブ主催の代表選公開討論会で、公共事業などの新たな財源として、無利子非課税国債の導入を検討していることを明らかにした。 小沢氏は「都道府県で高速道路を造らせる仕組みにしたらどうか。それを国が支援する」と述べたうえで、地方の負担分について「無利子国債で補填(ほてん)する考えだ」と語った。 無利子非課税国債は、利子が付かない代わりに相続税を免除するなどとしたもので、家計の資産を国債として吸い上げ、財源として有効活用する狙いがある。 これに関連して仙谷官房長官は2日夕の記者会見で、無利子非課税国債について「行政執行、事業執行の財源としてはいかがなものかという気はしているが、国債を個人がより広く持つ方法を考えないといけない。まだ結論的なことを政策判断しているわけではない」と述べた。 (2010年9月2日22時08分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100902-OYT1T00997.htm ■小沢一郎ウェブサイト『私の基本政策』 【個別(戸別)所得補償制度の創設】 世界貿易機関(WTO)における貿易自由化協議と、各国との自由貿易協定(FTA)締結を促進する一方、農産物の国内生産を維持、拡大する。そのために、基幹農産物については、わが国の生産農家の生産費と市場価格との差額を各農家に支払う「個別(戸別)所得補償制度」を創設する。 【貿易・投資の自由化を主導】 世界貿易機関(WTO)において貿易・投資の自由化に関する協議を促すと同時に、アジア・太平洋諸国をはじめとして、世界の国々との自由貿易協定(FTA)締結を積極的に推進する。それに向け、農業政策を根本的に見直すことで、わが国が通商分野で国際的に主導権を発揮する環境を整える。 http://www.ozawa-ichiro.jp/policy/run_for_ipolicy_0609.htm ■小沢一郎著『小沢主義』(集英社,2006「単行本」,2009「文庫本」) 「農産物を含む貿易の自由化を主張してきた理由」
都市と地方という二分法で言えば、僕は地方出身議員で、支持者の多くは農業関係者だが、自由経済・市場開放の観点から、相手が本当に自由貿易を望むなら農産物の輸入も自由化すべきだということを、かねてから僕は堂々と主張してきた。貿易の自由化によって得られる我が国のメリットは、それによってこうむるデメリットをはるかに上回るものだからである。 おかげで農協や農水省からは僕は目の敵にされたが、支持者はちっとも離れなかった。 それはなぜかといえば、「なぜ、今、日本はそうしなければならないか」という理由をきちんと正直に説明したからだ。 食糧政策の観点から見れば、今の日本の食料自給率はカロリーベースで、わずか40パーセント。同じ島国であるイギリスでさえ75パーセント近くに達するというのだから、日本の40パーセントという数値がいかに深刻な数字であるかはお分かりいただけるだろう。 しかし、だからといって、そこで農協や農水省の主張するとおり、従来どおり、輸入農産物を排除して国内農業を保護すれば問題解決するかといえば、それは本末転倒した議論だ。 まず第一に忘れてはならないのが、日本の農産物は量はさておき、その質としては世界でもトップクラスの水準にあるという事実だ。なぜ、そうなのかといえば、経済的に豊かになった日本の消費者の舌が肥えていて、また食の安全に対する意識も高いからに他ならない。したがって価格の安い輸入農産物が入ってきても、それだけがたくさん売れるとは限らない。 だからこそ、僕は「もっと自分たちの作っているものに対して自信を持て」「関税が撤廃され、農産物の輸入が自由化されても、きちんとした対策を講じれば日本の農業は充分やっていける」とつねに説いているのだ。 小沢一郎『小沢主義』(集英社,2009). http://books.shueisha.co.jp/CGI/search/syousai_put.cgi?isbn_cd=978-4-08-746513-6 ■2012/09/18 国民の生活が第一 小沢一郎代表 記者会見 IWJ Independent Web Journal
(小沢一郎氏は)TPPについては、「TPPは反対と決めているわけではない。建前の話から見れば悪くはない」と強調したうえで、TPPの参加によって、米国社会のシステムに日本が巻き込まれてしまう可能性があると指摘。日本政府の意思表示がしっかりできる環境を作り出せていない現状に危惧を表明した。また、強固な外交路線を築き上げる必要性を訴えた。【IWJ】 【TPPに関する小沢氏の発言の書き起こし】(動画の19分33秒から22分16秒)
(小沢一郎) TPP、僕らは反対と言って決めているわけではありません。最終政策は、今、みんなの意見を聴きながら、ネットでも大変多くの意見が寄せられているそうです。それを聴きながら、来月に最終の政策のとりまとめをおこないます。 TPPというのも、建前の話からすれば、別に悪いことではないのですよ。そこだけとればね。 問題はやはり、アメリカの10年、20年前から、ずっと日米交渉の中でありますけれども、構造協議のね、変形なのですよ。要するに、アメリカ社会のシステムに日本も組み入れたいというアメリカの腹の中がありますので、私が、というか、みんなが心配しているのは、やはり、それに参加して取り込まれてしまうのではないかと。今の政府では、とてもアメリカとサシで議論できるような状況ではないのではないか、ということが、みんなの心配なのですよね。 だから、私も同様です。今のままでは、オスプレイの話を例を取ってみても、何を取ってみても、結局、自分で、きちっとした意見の表示がないままに、アメリカの言うと通りになってしまうと。こういう日米の二国間関係というのは非常に、私はこれは前から言ってますが、これでは同盟ではないと。 ここは、きちっと言うような日本政府にならなくてはいけない、という想いで考えておりますので、そもそもの建前の議論について、否定することは、意思は全くありません。 ただ、現実の二国間とか多国間の、バイであれマルチであれ、やはり、きちっとした日本政府の意思表示ができるような政府でないと、国民の直接の生活、あるいは国益に関することになりますので、その点を私は非常に心配しておるという事です。 http://iwj.co.jp/wj/open/archives/31360 http://www.asyura2.com/12/senkyo135/msg/888.html(コメント36の書き起こしを参考にさせていただきました。感謝いたします。)
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