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欧米・アジア メディア/安倍自民新総裁に警戒感 「最も強硬な極右派」
「しんぶん赤旗」 2012.09.28 日刊紙 1面
「最も強硬な極右派」「民族主義者」「外交政策のタカ派」―。自民党新総裁に選出された安倍晋三元首相に、アジアや欧米の海外メディアがいっせいに警戒感を表しています。
⇒詳報A面
特徴的なのは、安倍氏の登場で日中、日韓関係がいっそう悪化するのではないかとの懸念です。韓国の東亜日報(27日付電子版)は「安倍総裁の当選で北東アジアは荒波を避けるのが困難な見通しだ」と分析。米有力紙ワシントン・ポスト(26日付電子版)は「強烈な民族主義的傾向によって、すでに損なわれている隣国の中国、韓国との関係を緊張させそうだ」と指摘しています。英ガーディアン紙(26日付電子版)も「中韓両国の懸念を引き起こすだろう」としていま
す。
また、仏紙ルモンドが安倍氏の言動について「“慰安婦”問題に対する日本の謝罪を後退させた」と報じたように、歴史問題での逆流を懸念する声も共通しています。
なかには、「民族主義で一致する橋下大阪市長と組もうとしている」(独紙フランクフルター・アルゲマイネ26日付電子版)など、橋下徹大阪市長が率いる「日本維新の会」との連携
に警鐘を鳴らすメディアもあります。
<参照>
<参照>
極右の安倍氏がカムバック (東亜日報)
http://japan.donga.com/srv/service.php3?biid=2012092756168
Former Japanese PM Shinzo Abe eyes return to power(The Washington Post)
http://www.washingtonpost.com/world/former-pm-abe-wins-vote-to-head-japans-main-opposition-party-eyes-winning-back-power/2012/09/26/72613a78-07c0-11e2-a10c-fa5a255a9258_story.html
Japanese nationalist tipped to be PM, raising fears of tensions with China(The Guardian)
http://www.guardian.co.uk/world/2012/sep/26/japanese-nationalist-tipped-pm-china?INTCMP=SRCH
Japon : Shinzo Abe, un faucon à la reconquête du pouvoir(Le Monde)
http://www.lemonde.fr/japon/article/2012/09/26/japon-shinzo-abe-un-faucon-a-la-reconquete-du-pouvoir_1766138_1492975.html
Japan
Abe führt Oppositionspartei(Frankfurter Allgemeine)
http://www.faz.net/aktuell/politik/ausland/japan-abe-fuehrt-oppositionspartei-11904914.html
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好戦的/「慰安婦」問題後退/安倍新総裁に外国紙懸念
「しんぶん赤旗」 2012.09.28 日刊紙 2面
韓国
韓国メディアは27日、自民党新総裁に選出された安倍晋三元首相について「極右の政治家」と紹介し、憂慮する見方を示しました。
MBCテレビは、安倍氏が元従軍「慰安婦」問題に関して「心からのおわびと反省」を表明した「河野談話」の見直しを主張したり、平和憲法の改正を主張したりしてきたことを紹介。「極右勢力の主張をもっとも忠実に具現している政治家だ」と伝えました。
東亜日報(電子版)は、安倍氏が新総裁に選出されたことで「北東アジアは荒波を避けるのが困難な見通しだ」と指摘。同紙は安倍氏について「極右傾向を見せている橋下徹大阪市長との連携にも積極的だ」と強調しました。
ニュース専門チャンネルYTNは「今後、(自民党の)外交安保関係の党論が右傾化一辺倒に流れるという見通しが支配的だ」と述べました。
中国
【北京=小寺松雄】安倍自民党総裁の誕生について、北京で発行されている新京報27日付は「安倍氏らの右派保守陣営は、日本は侵略戦争について謝り過ぎだと強調している」と警戒感を示しました。
また安倍氏が、日本がかつて「従軍慰安婦」を強制連行したことを謝罪した1993年の河野官房長官談話の変更を求めていると指摘。「日本の平和憲法や河野談話を変更しようとするなら、アジアの隣国を友人とすることはできない」と述べています。
同じく北京の京華時報27日付は「いっそう保守的な安倍氏は日本をどこに連れて行くのか」という論評を掲載。「安倍氏のいう『戦後体制の清算』の道を進めば、隣国との摩擦や衝突は明らかだ」と警告。「安倍氏の『国内政治の逆襲』は、近隣外交の『逆流』となるかもし机ない。警戒が大切だ」と訴えています。
アメリカ
【ワシントン=山崎伸治】自民党の安倍晋三新総裁について米メディアは26日、「民族主義者」とそろって報じました。首相時代に改憲を狙い、旧日本軍の「慰安婦」に強制はなかったと主張したことなどを紹介しています。
ワシントン・ポスト電子版は安倍氏を「元首相として失敗した人物」と呼び、総裁選に立候補した5人がいずれも「対中強硬派」だった中で、安倍氏は「最も好戦的だ」と指摘しています。
同氏の「強烈な民族主義的傾向によって、すでに損なわれている隣国の中国・韓国との関係を緊張させそうだ」と分析しています。
ニューヨーク・タイムズ電子版は首相時代よりも「さらに右寄りになっている」と論評。同氏が、再び首相になれば靖国神社を参拝し、日本政府の侵略戦争謝罪を撤回する意向を示していることを挙げています。
ドイツ
ドイツのメディアでは、南ドイツ新聞26日付電子版が「外交政策のタカ派である安倍氏がふたたび権力の座に就こうとしている。同氏は、対中国強硬派で有名だ」と尖閣諸島問題で先鋭化している日中関係に懸念を示しました。
同日付の高級紙フランクフルターアルゲマイネ紙電子版は「尖閣諸島問題が、安倍氏の自民党総裁選出に多大に貢献した」とし、同氏が平和憲法を改定しようとするタカ派であると指摘。「次の総選挙で自民党単独で過半数の議席を取れない場合、民族主義では一致する橋下大阪市長と組もうとしている」と両氏の民族主義に警戒感を示しています。
英・仏
英紙ガーディアン26日付電子版は、「自民党代表選の中、安倍氏は隣国との領土、歴史問題について最もタカ派の候補者として現れた」と指摘。「安倍氏が首相となる見通しは、(尖閣諸島と竹島をめぐる)領土問題の緊張が高まる中、中韓両国の懸念を引き起こすだろう」と論じまし
た。
仏紙ルモンドは、憲法9条や慰安婦をめぐる安倍氏のこれまでの言動を紹介。「第二次世界大戦での日本の敗北を顧みず、(平和憲法という)遺産の修正に専心した」、「“慰安婦”問題に対する日本の謝罪を後退させた」と報じました。
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