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9月24日のテレビタックル特別版で、先月亡くなった「ハマコー」こと浜田幸一氏の出演した時の録画が放映されていた。たまたま目にした発言の中で、「ギクッ」としたものが2つあった。
@ アメリカの植民地である日本が領土問題でとやかく言う資格はないよ
A おばあちゃんは孫に戦争に行かせたくない、お母さんは子供を戦争に行かせたくない。誰が日本を守るのか?
放映当時も随分過激な発言と話題になっていた。ところが、今回改めて聞いて、正鵠を射た発言に思える。
アメリカの植民地:
自民党政権はカモフラージュがうまかった。日本は民主的な独立国だと国民に信じさせるため、いろいろと手を打っていた。今になって分かる。民主党政権は未熟なため、野田首相の「日本側からどうこう言える話ではない」発言で馬脚が露われてしまった。
国防の問題:
日本の自主独立のためには、「日本国を守るのは日本人しかいない」という意識を持たないと浜田幸一氏が言うように「日本はアメリカの植民地」のままだ。言葉をごまかして作ったような自衛隊ではなく、自ら作った憲法で認めた軍隊を持つことが不可欠だと思う。
しかし、その実現のためには大変な困難を伴う。自民党総裁候補が簡単に口にする、国民の総意ではない名前だけの「防衛軍」など問題外である。
@ 国民的合意を得て、憲法9条を改正する(自主憲法の制定・全面改正が必要)
A 憲法を変えずに自衛隊を持ってしまった矛盾の克服
B 国際社会での日本国としての立ち位置(日米同盟をどうするのか)
C 中国、韓国、北朝鮮、ロシアとの軋轢の克服(軍備することによる)
しかし、最も困難な問題は、日本が「自主憲法」制定を進めようとすれば、アメリカは表面上は反対する行動は取らなくても、陰に陽に、霞が関や大手メディアと協力しながら徹底的に妨害するに違いない。アメリカにとっては、日本が自主的な行動をとると、アジアでのアメリカの影響が弱まり、その利権を大きく損なうからである。
アメリカにとって一番の脅威は日中韓が共同してアメリカと対峙すること。世界の政治・経済の景色が全く変わったものになる。鳩山政権はそのそぶりを見せただけで、アメリカ、霞が関、大手メディア、反対する政治家によって、あっという間に叩き潰された。そもそもこれが民主党政権、迷走の始まりである。
結局、日本国民の大勢に軍隊をもつことを納得させ(=日本国民の大多数にその覚悟があるか)、霞が関や大手メディアの妨害を克服し、かつ中国とアメリカに了承させる政治力と外交力をもつ日本の政治家がいるかと考えると、現時点ではとても無理だと思う。そんな剛腕を持っていそうな人はいても、協力する政治家や国民はあまりにも少なすぎる。
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