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日刊ゲンダイ 2012年9月21日掲載
野田が再来週にも行う内閣改造。民主党政権“最後の内閣”になることは確実で、「改造は小幅」(政府関係者)なだけに、数少ない大臣ポストを狙い、熾烈(しれつ)な猟官運動が繰り広げられている。
筆頭は2人の「田中」。真紀子(68)と党副代表の慶秋(74)だ。
「小泉内閣で外相をクビになった真紀子さんは、もう一度大臣になりたがっている。今回の代表選でも野田陣営の選対発足式に夫と駆けつけ、本部長代理にも就任した。『小沢新党にも行かず、首相を支えているのだから、わかっているでしょうね』とロコツに迫っています。慶秋さんは、いち早く野田支持を表明した民社協会の会長。当選6回ながら入閣経験ゼロで、6月の改造以降、やたらと官邸詣でを繰り返しています」(政府関係者)
樽床伸二幹事長代行(53)と城島光力国対委員長(65)もギラギラしている。
「2人とも選挙に弱く、党務ばかりやってきたので、入閣したい気持ちは人一倍ある。代表選で樽床さんは、自身のグループのメンバーを次々と野田選対に派遣した。城島さんは最近、年金や労働問題に詳しいことを周囲にアピールしている。今の小宮山洋子厚労相が長いので、後任を狙っているともっぱらのウワサです」(党関係者)
参院議員の入閣待望組は松井孝治筆頭副幹事長(52)と福山哲郎前官房副長官(50)。
「松井さんは今期での引退を表明しているので、最後の花道に……と切望しているようです。細野さんの代表選出馬を断念させた“実績”を、やたら政府関係者に伝えている。覚えめでたい輿石幹事長とも、よく話し込んでいるようです。福山さんは、同じ当選3回の小川敏夫さんや郡司彰さんが大臣になった時、かなり悔しがっていた。所属する前原グループの飲み会では、最近やたらと前原さんを持ち上げる発言が多く、周囲は『前原さんに引き上げてもらおうと必死になっている』と分析しています」(参議院関係者)
そうまでして短命の大臣ポストが欲しいのか……。
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