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野田佳彦首相は、小沢一郎代表を日中外交に活用できず、民主党は総選挙で大敗確実で、風前の灯
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2012年09月23日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆野田佳彦首相は、10月に内閣改造を断行して、内閣の見かけの模様替えによる支持率アップを狙っている。だが、国民有権者の大多数は、そんなことではごまかされない。野党各党は、臨時国会が開会されたときには、必ず内閣不信任決議案を提出する。
このとき民主党衆院議員が過半数を割っていれば、可決成立することは確実である。
この意味で、野田佳彦首相は、衆院での過半数維持に相当の努力をしなくてはならない。ましてや野田佳彦首相の下で衆参両院議員選挙を戦えば必ず勝てるという見込みはない。それでも議員の多くは、単に、他に依る辺がないが故に「野田佳彦政権にしがみついている」にすぎないのである。
◆反野田勢力は、原口一博元総務相、赤松広隆元農水相、鹿野道彦前農水相などである。
これらの勢力は、わずか82人(全体の37.1%)にすぎないけれど、過半数割れを促す勢力であるが故に、野田佳彦首相は強気の姿勢をとることができない。これが悩みのタネである。
野田佳彦首相は、自らを含めて衆参両院議員211人(全議員336人の62.8%)と共に、「玉砕」する覚悟を決めたとみられている。9月21日の民主党代表選挙の結果、ライバルの3候補を破って当選したとはいえ、この勝利は、地獄の道への1丁目1番地となった。
「玉砕」というのは、極めて格好良い言い方ではあるけれど、全員討ち死にするという意味である。
野田佳彦首相を支持した衆参両院議員は、決して、次期総選挙と参院議員選挙ての「必勝」を確信して、1票投じたわけではない。「玉砕=全滅」の恐怖心から、とにかく、野田佳彦首相に頼ろうとしているにすぎない。
◆野田佳彦首相の最大の失敗は、繰り返し言うが、小沢一郎代表を切り捨てたことだ。中国外交の貴重な切り札を失ってしまった。
中国の次期国家主席である習近平副主席、李克強副首相との関係が親密なだけに、日中関係の打開に活用したいところだが、小沢一郎代表には相手にされていない。外交はテクニックではなく、「人間力」である。
ところが、野田佳彦首相はじめ政権スタッフには人脈はもとより「人間力」が欠落している。交渉相手にいくら「親書」を送ってみても、受け取って読んでもらえなければ、何の効力もないのである。結局、野田佳彦首相と政権スタッフが、中国外交を良い方に前進させることは、実に至難の業である。
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