http://www.asyura2.com/12/senkyo136/msg/171.html
Tweet |
国民不在の民主党代表選挙を書き立てるメディアの愚
http://www.amakiblog.com/archives/2012/09/21/
2012年09月21日 天木直人のブログ
以下は私が今朝の有料メルマガで配信したメッセージである。
民主党代表選が終わって予想通り野田首相が大差で再選された。
その映像をNHKテレビで見てあらためて思った。
茶番劇は終わったのだ。
これほど白々しい代表選挙はない。
熱気も感動も何もない。あるのは嘘の言葉ばかりだ。
これからはメディアの正体がわかる番だ。
それでも野田民主党を支えようとするとしたらこの国のメディアは
確信犯だということだ。
どんなに解散・総選挙を引きのばしても一年たらずの死に体野田政権
を支えるのなら、それは国民に対してあまりにも不誠実だ。
私はメディアの政局報道に注視していく。
□■□■【反骨の元外交官が世界と日本の真実をリアルタイム解説】
■□■
□■ 天木直人のメールマガジン2012年9月21日第676号
■
==============================================================
国民不在の民主党代表選挙を書き立てるメディアの愚
==============================================================
きょう9月21日に民主党代表選が行なわれ民主党の代表が決まる。
そして野田首相の再選が圧倒的多数で決まるという。
この茶番劇がまもなく終わる前に書いておかなければならないので
急いで書きとどめて置きたい。
茶番劇が茶番劇でなくなるためにも書いて置きたい。
メディアは終始野田首相の再選が確実だと書き続けて来た。
民主党国会議員の多数とともに、地方議員さらには党員の多数が野田
首相支持していると書き続けてきた。
そしてその通りの再選になるという。
こういう記事を読まされると、なんだか野田首相が国民の多数の支持
を得て再選されるような勘違いを起こしそうだ。
しかし、よく考えなければならない。
野田首相は、代表選のはじめから終わりまで、世論調査で示された
国民の声を無視するかのような事ばかりを訴え続けてきた。
「消費税増税は正しい」という主張はもとより、原発の事実上の維持
しかり、オスプレイの強硬配備しかり、国民の多数が反対している政策
を推し進めると言い続けてきた。
そんな野田首相を、民主党の政治家や党員たちだけで選挙をして、
その民主党議員や党員、サポーターの多数が支持して代表に再選するの
である。
要するに、今の民主党政権とそれを支持する政治家や党員、サポー
ターたちは、多数の国民の民意に背いているということだ。
権力の維持のために国民の声を聞かずに群れあっているのだ。
そんな反国民的な民主党政権の代表選であっても、メディアがそれを
大きく取り上げてきたのは仕方がない面もある。
たとえ死に体の野田民主党政権であっても今は政権政党だ。
その代表は即、そのまま日本の総理になる。日本の政策を決める。
しかしそのメディアはきょうの代表選を境にしてはっきりと書く
べきだ。
民主党だけの代表選挙は終わった。次は国民の声を聞く総選挙の
番だと。
日本の直面する諸問題の数々を解決するのはまったなしだ、それに
本気で取り組くむには強力で安定した政権が必要だ、と。
そしてその為には早く解散・総選挙をして国民の意見を聞くべきだと。
今度の民主党代表選を通じて、少なくとも表面的に明らかだったのは、
他の3候補がいずれも野田政権の方針とやり方を批判したことだ。
特に原口候補に至っては野田首相の政策を全面的に否定し続けた。
これが八百長でなければ野田首相の再選と同時に離党しなければ
嘘だ。
野田再選後にあと数名離党者が出れば野田民主党政権は解散・総選挙
に追い込まれる。
もし野田再選直後に行なわれるとされる内閣改造人事で、野田首相の
政策を批判した対立候補者が重責を担って政権内にとどまるとすれば、
今度こそ、国民を馬鹿にした八百長代表選挙だったことになる。
民主党代表選が終わった後にメディアが書くべきことはまさにこの事だ。
再選後も野田民主党政権を擁護するようなら、メディアこそ国民の目を
欺く反国民的存在ということになる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK136掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。