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ペテン男がまた民主党代表に 瓦解する民主党 野田存続の奇怪
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2012/9/21 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
嘘つき無能な野田再選で政治退廃と国力低下はますます深刻化必至
野田首相の代表再選が、きょう決まる。国会議員票の6割を固めて、「余裕のよっちゃん」なんて浮かれていたらしいが、これでハッキリしたことがある。もう民主党は終わりだ。今後は完全瓦解していくことになる。
本当に愚かな選択をしたものだ。
なぜ、史上最低首相の野田が圧勝で再選なのか。国民は心底呆れている。常軌を逸した判断だ。
第一に野田は参院で問責を食らった身だ。首相に居座る限り、国会は動かない。特例公債法くらいは通るかもしれないが、それ以外の法案は通らない。そんな男に首相を続けさせて、どうするのか。
国民の支持もない。支持率は20%台に張りついたまま。野田が街頭演説に立てば、「辞めろ」「ウソつき」と怒号の嵐だ。こんな男を“選挙の顔”に担げば、民主党は確実に惨敗である。
その上、もうホトホト呆れるしかないウソと方便。国民との約束を反故にして消費税アップを強行しただけでなく、3党合意の条件だった「近いうち解散」だって、平気で「状況が変わった」なんてスットボケている。
ここまでコケにされて、よく自民党が黙っているものだが、野田は「もとより日時は明言していない」と涼しい顔だ。今の政治家に「信」を求めてもしょうがないのかもしれないが、ここまであからさまに、ウソをついて、恥じない男も珍しい。
政治家以前の話で、蛇蝎のごとく嫌われ、罵声を浴びるのも、けだし当然なのである。
◆ヤケクソで再選される大ウソつき男
野田は首相としての実績もゼロだ。政権発足時に「最大かつ最優先の課題」と言った震災復興は置き去り。「最重要課題のひとつ」に掲げたデフレ脱却は手つかずどころか、増税のゴリ押しで、ますます不況が長期化、悪化し、内閣府も日銀ももうゴマカせなくなっている。
一体、どこを探せば、この男を再選させる理由が出てくるのか。民主党議員に聞いてみたいものだ。
「民主党議員の大半は、もはや自暴自棄になっているのでしょう。そうとしか見えませんよ。誰が代表になっても次の選挙が厳しい。だから誰も火中のクリを拾おうとしない。それならば、野田さんにやらせておくか。こんなヤケッパチの感覚じゃないですか。曲がりなりにも国のトップを決めるのに、あまりにも無責任な話ですよ。彼らは政権与党としての重みと責任を何だと思っているのでしょうか」(九大名誉教授・斎藤文男氏=政治・憲法)
ちょっと前に野田が「自分が辞めて次の代表になっても(選挙になれば負けるので)1〜2カ月で首相を辞めなくてはいけない。だから(自分が)頑張る」という趣旨のことを周囲に語ったと報じられた。我田引水もひどいが、こんな屁理屈を今の民主党議員は平気で受け入れてしまう。それほど、トチ狂っているということだ。
◆あきらめムードに乗じてやりたい放題
民意を恐れ、解散から逃げまくり、どうせ選挙には勝てっこないと、あきらめの空気が充満している民主党。だから、誰も野田を降ろそうとしないのだ。結果、希代のペテン師が、ますますツケ上がる。ひどい話だ。法大教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。
「前向きな政権運営の姿勢を失った政党が、いまだに政権与党として絶大な権力を握っているのです。国民の支持を失った。選挙には勝てない。そう思っているのであれば、即刻、政権を明け渡して下野するのがスジです。ところが、権力の魔力に毒されてしまった彼らはそうしない。どうせ次がないのなら、できるだけ権力の座にしがみついていたい。こういう発想なのでしょう。野田首相は党内のそんなムードを逆手に取り、『近いうち解散』を反故にして、求心力を高めている。代表選後の内閣改造をチラつかせ、自分の勢力を拡大している。本当に腐り切った状況です。民主党はもはや政党の体をなしていない。そのことが今回の代表選でハッキリしました」
まったくヘドが出そうな政治の退廃ではないか。
◆絶望のタメ息しか出てこない亡国の選択
腐り切っているといえば、最近、前原政調会長は若手にこんなハッパをかけているという。
「君たちは“次の次の選挙”に向けて頑張れ」
なぜ、野田を引きずり降ろして、「次も頑張ろう」と言えないのか。ほとほと呆れてしまうが、政権の中枢メンバーがこの調子だから、他は推して知るべしだ。
「まだ『次の次』を狙うならマシな方で、『再選はない』と、週末になっても地元に帰らず、選挙準備を投げ出す議員もいます。議員でいるうちに、歳費だけは蓄えておこうというカネ目当ての議員もいる。もちろん、野田首相にスリ寄り、ポストを得て、最後にいい思いをしたい連中も多い。だから、解散先延ばしで、内閣改造をしてくれる野田首相が再選なんですよ」(民主党若手議員)
民主党は完全に終わった。こんなハレンチ集団は見たことない。
恐ろしいのは、こんな野田と民主党が引き続き、国政を担うことだ。代表選後の政治はどうなるのか。未曽有の大混乱になるのは必至だ。
円高やデフレ不況の悪化、雇用情勢の深刻化は避けられないのに、ペテン師・野田とハレンチ集団・民主党では絶望だ。日本の国力はどんどん低下していくことになる。領土問題でスキをうかがう周辺国は「待ってました」でやりたい放題を仕掛けてくるだろう。
◆民主消滅しか見通せない政界大混乱
政界にも大混乱が待っている。問責首相の野田が居座れば、野党はいくらでも揺さぶりをかけられる。国会が動かなければ、いよいよ、レームダック化していく。
民主党に見切りをつける連中も続出してくるだろう。維新の会にすがるもの、みんなの党に駆け込むもの。すでに右往左往の議員ばかりだ。
「民主党は参院で、もう1人離党すれば第1党の座から転落し、議長ポストを失います。衆院だって、あと10人が離党すれば、与党は過半数を割る。野田内閣は少数与党に転落です。となると、不信任可決か。それとも野田首相は臨時国会の召集を見送り、居座りを決め込むか。またしても、自民党にすがるのか。いずれにしても、政界の混乱は続き、政治は完全に停滞します。何も決められない政治に国民のモヤモヤは募り、ますます、民主党は議席を減らすことになるでしょうね」(五十嵐仁氏=前出)
そんなことはアホでもわかるのに、民主党は野田を選んだ。亡国の選択を国民はどう見ているのか。民主党のバカ議員は、次の選挙で思い知るがいい。
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