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今日、民主党の代表選挙が行われた。これほど盛り上がりに欠ける選挙はなかっただろう。マスコミの報道通り、野田首相が圧倒的に票を獲得して再選された。
政権交代させたときの国民の期待を裏切り、何一つ真っ当な政策を実現していない。それを選ぶ民主党議員、支持者もどうしようもない。街頭演説で野田首相の演説のとき、「帰れ」コールが一番大きかった。これが民主党に政権を与えた国民の素直な気持ちである。
今、支持する議員たちは野田首相に頑張ってもらわないと、自分たちの支柱、自身の存在価値がなくなると考えているのであろう。そんな彼らには国民のことはどうでもいい。ただただ、少しでも与党議員でいたいということが願望であろう。
こんな野田首相の本質を、東京新聞の副主幹の長谷川幸洋氏が的確に分析している。本タイトル『「近いうち解散」「シロアリ退治」「原発稼働ゼロ」・・・約束を平気で次々に破る野田佳彦という政治家の「本質」』は、現代ビジネス「ニュースの深層http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33597」に長谷川氏が書いた記事に表されている。
この記事の中で、その核心部分を以下に抜き出した。
野田という政治家の本質とは
消費税をめぐるシロアリ発言を合わせて考えると、あらためて野田という政治家の本質が見えてくる。
野田はどうして、こう次から次へといったん口にした約束を平気で破れるのか。その謎が解けてきたような気がするのだ。それは、こういうことではないか。
野田にとって発言や政治行動はあくまで、その場の状況に合わせたものなのだ。状況が変われば、全体の判断も変わり、したがって発言も行動も変わる。それで何の問題もない。不都合とも思わない。野田はそういう政治家である。
野田にとって重要なのは、いつでも目の前の「状況」である。選挙の時は自分が当選する。それがもっとも重要な「自分が置かれた状況」だったので、当選するには「消費税を上げる前にシロアリ退治をします」と約束する。それはそれで、もっとも合理的なセリフになる。
野田は信念の政治家ではない
野田の行動原理を支えているのは、常に目の前の状況である。状況に応じて対応するのが「悪いことだ」とか「信念に反する」といった考えは初めからない。もともと信念など持ち合わせていない。むしろ「状況に応じて柔軟に対応するのが政治家の手腕、力量」と考えているのではないか。
野田は信念の政治家ではない。そうではなく、その場の状況に対応する政治家だ(こういう人を「政治家」と呼ぶのはためらうが)。その場しのぎの人である。多くの人が「政治家は信念の人」であってほしいと願うのは勝手だが、間違ってはいけない。政治家も人それぞれだ。実績と行動で正しく判断すべきである。
野田には初めから信念だとか、実現すべき理想のようなものはない。あったとしても、それは「床の間の掛け軸」のようなものだ。あれば格好よく収まりもいいが、別になくても困らない。邪魔になれば、いつでも外す。その程度なのだ。
そう考えると、野田の政治方針はこれからもコロコロ変わる、とみて間違いないだろう。いまや野田の脱原発路線はほとんど風前の灯火だ。だが、たとえば次の選挙で落選すれば、またまた脱原発を言い始めるかもしれない。あるいは「消費税引き上げは間違っていた」とさえ言うかもしれない。
こういう政治家が内閣総理大臣にまで昇り詰めた事実に脱力する。しかし、それが日本の現実でもある。
上記は見事に野田首相の本質を言い当てている。要するに信念など皆無で、その場その場を自分に都合のよいように泳ぐ男ということである。信念などを期待しても仕方のない男だということである。
最後の文章に『 こういう政治家が内閣総理大臣にまで昇り詰めた事実に脱力する。』とあるが、こんな首相を我々国民が選んだ訳ではない。今の民主党議員、党員サポーターが野田を選ぶのは勝手だが、あまりに悲しいことだ。
こんな首相、それを支持する議員たちは、国会の場から退場してもらうしかない。
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