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連載177 週刊朝日9/28/2012
このところニュースは、民主党の代表選や、自民党の総裁選のことばかりだ。
あたしの場合、次の総選挙では民主党にも自民党にも票を入れるつもりがないので、このニュースはつまらない。
行きたくない盆踊りに連れていかれ、無理矢理踊らされている感じ。
しかも、この国で生きている以上、盆踊会場から出られないときている。
もうこうなったら、楽しもうと努力するしかないのか。
細野豪志の身長(183センチ)まで覚えたよ。
なの、に、細野さんは代表選に出ないって。やれやれ。
もうちょっとテレビが彼の話題で引っ張ったなら、せっかくだからいろんな人たちに聞いてみたいことがあったようなないような。
細野豪志さんといえば、真っ先に思いつくのが、山本モナさんとのキス写真。
たしかその時、山本さんは謹慎処分となって番組を降ろされた。だけど、細野さんは大した処分を受けなかった。
このことが心の片隅に引っかかっておった。モナさんは当時独身で、細野さんは妻帯者だった。
モナさんは民間人だけど、細野さんは税金で食っている人だ。
世の中のジャッジのつけ方が、間違っている気がした。
まあ、こんな話を蒸し返しても、今や人妻の山本モナさんのためになるわけでもないし、どうでもいいこと。細野祭りで盛り上がるなら、ついでに聞いてみようと、ふと思ったくらいで。
それよりも、世の中の不思議なジャッジのされ方だ。
原発事故や景気対策の対応で、民主は駄目だとジャッジを下した人は多い。それはわかる。
その人々は、次の総選挙で、
「じゃあ、自民」
そうジャッジを下すのであろうか。
テレビや新聞のニュースを見ていると、
「自民党の総裁選で、次のこの国の総理が決まるわけだから」
と当たり前のように語られている。
えっ、マジで? 消費税増税、原発推進、今、国民の大多数が怒っていることを進めてきたのは自民党じゃん。
民主が駄目なら自民、とほんとうになるのかい?なるんだとしたら、びっくりだ。
へえそうなんだ、と国民の意識が変わってゆくのを狙っているのか。
あたし自身、変わったもんな。「えっ、マジで?」と驚いて、話の流れを止めるなんてことはなくなった。よくわかんないんだけど、そういうことになっているのね……モジモジつて感じ。
ま、野田さんから野田さんになりそうな民主党の代表選より、自民党の総裁選のほうが面白いのは事実。今の顔(谷垣さん)が降ろされたのもドラマだし。
そうよ! ニュースじゃないのよ。ドラマと思っていれば、観たくないならチャンネルを変えればいいだけ。やっと気づいた。
むろい・ゆづき 作家。1970年、青森県生まれ。『小説新潮』誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。著書に『ぷちすとバイパー!』(中公文庫)、「ママの神様」(講談社文庫)など。
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