http://www.asyura2.com/12/senkyo135/msg/915.html
Tweet |
http://kazu-onagi.at.webry.info/201209/article_4.html
2012/09/18 14:56
「尖閣に領土問題はない!」と云ってきた野田政権が、自らこれを領土問題化してしまった。
そして日本の国益を損ない、日本の将来に暗雲を呼び込むかも知れないほどの過ちを引き起こしておきながら、自らは反省もせず、その責任を中国に求めて自制を呼びかけても事は収まらないだろう。
尖閣問題は1970年代から中国が領有権を主張し始めたが、それ以来、小競り合いを続けながらも外交努力によって治められてきたものを、野田政権が完全にぶち壊して「尖閣に領土問題は存在しない」という主張は出来なくなってしまったし、日中平和友好条約締結時の「中日友好の原点」に立ち戻ることを難しくしてしまった。
なぜ、石原都知事が買うと決めたものを国有化に拘ったのか?その真意が分からない。国が関与する必要など全くなかった筈。
国有化しなくとも島の管理は政治的、国内法的に解決出来たと思う。
これは竹島をめぐる日韓関係においても同じようなことが云えるし、自民党時代に北朝鮮との交渉が僅かながら前進したことは、中国やロシア、そして民間が後押しした人脈という繋がりの成果であったことは知られている。
にもかかわらず、野田政権は外交を理解しておらず、役人任せの幼稚外交に終始してきた結果の不始末と断じて間違いない。
今朝(18日)の読売新聞に「国防長官・尖閣安保適用を再確認」という記事があるが、中国が武力で尖閣を奪うとでも思っているとしたら、これこそ官僚的発想であり、正に日本という国は外交音痴と云わざるを得ない。
今や中国は、欧米諸国をも味方に出来る国力を備えてきている。中国は武力ではなく、外交的に有効な戦略を立てるだろう。
最早、官僚主導の野田政権では日中・日韓・日ロ・日朝関係は修復できない。
円高を放置し、国内景気をズタズタにし、生きる道を中国に求めた日系企業の前途をも塞いでしまった野田政権は、一日も早く交代しないと暗雲は除けない。
原発30年代に0を唱えながら原発新設を認める矛盾、シロアリ退治や統治機構改革に手をつけない不況下の増税、地方復活を唱えながらTPP推進の矛盾etc矛盾だらけの民主党政治に加えて、外交の失敗が表立ってしまっては、民主党は雲散霧消することが道理であるし、この党の再生などあってはならない。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK135掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。