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「維新八策」無視 公明党とシレッと選挙協力の野合 [口先と裏切り 橋下徹新党の正体]
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2012/9/19 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
内部は不満爆発寸前
国政進出をめぐり党内の不協和音が次々と表面化する日本維新の会。いま、所属地方議員の間でフツフツと不満が高まっているのが、公明党との選挙協力である。
今月7日、橋下代表と松井幹事長が揃って公明党幹部と会った。その際、公明党が次期衆院選で候補者を擁立する全国の9選挙区に、維新は候補者を立てないことを約束したのだ。大阪、兵庫の6選挙区だけでなく、北海道、東京、神奈川でも協力するというのだから驚きだ。
「国会議員の合流や他党との連携では、『八策に完全同調できるか』を“踏み絵”にしている。その一方で、公明党とだけは政策を横に置いて、早々にトップダウンで選挙協力を決めてしまった。『八策』を錦の御旗に総選挙を戦おうというのに、矛盾しています」(維新の地方議員)
公明党は「維新八策」が掲げる「TPP参加」に慎重なスタンスだ。参院重視の公明党が「参議院の廃止」になど、賛同できるはずがない。そもそも「福祉と平和」が看板の公明党と「集団的自衛権の行使」を容認するタカ派・橋下とでは政策がまったく食い違う。
選挙協力の理由を、過半数に達していない大阪市議会で公明党に協力してもらうための「バーター」とする説明もおかしい。
「大阪市民のための市政と国民全体のための国政は次元が違う。どうしても市議会で過半数が必要なら、条例ごとに正々堂々協力を求めて、それでもダメなら名古屋で河村たかし市長がやったようにリコールで議会を解散したらいい。その方がスジが通っています」(地元ジャーナリスト)
結局、「政党は政策」とかエラソーに言うくせに、自公協力の数合わせの“野合”と何も変わらないではないか。
「政策が違うだけじゃありません。地方選挙では公明党は敵なのです。維新内部では『正直、公明党のために応援演説はできない』という声が渦巻いています。公明党・創価学会と直接会っているのは橋下さん。選挙協力を関西だけでなく、全国に広げたのはなぜか。橋下さんと公明はよほど深い仲なのか。何か個人的な関係でもあるのか。いろいろ臆測を呼んでいます」(前出のジャーナリスト)
いよいよ維新は「改革派」のメッキが剥げてきた。
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