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本日、首相任命により田中俊一氏を委員長とする原子力規制委員会が発足する。
田中氏は、あの正力松太郎が君臨した「原子力委員会」の委員長代理を務めた人物であり、
推進側の人間が規制側に成り代わるという、まさに回転ドア人事が行われる。
かねてから欠格人事として違法性さえ指摘されながら、国会同意という本来手続きも経ず、
「原子力緊急事態宣言発令中」の例外規定によって、総理が任命を独断専行する。
今後はこの名ばかり「規制」委員会が、政府や国会を超越する「独立機関」として次の原発再稼働を決定する。
40年廃炉原則、核燃料再処理、放射線被曝の防止(緩和?)等々も判断する。
野田内閣が胸を張る原発ゼロ方針がいかにまやかしであるか、おわかりいただけるだろうか?
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よく報じられるように、国会閉会中につきやむなく総理権限を発するというならば、次の国会で人事案が否決されることもある(設置法附則第二条第5項)。
しかし原子力緊急事態宣言が出ている場合は、解除されない国会の同意がなくても人事の撤回は迫られないという(設置法附則第二条第6項)。
参考:http://2011shinsai.info/node/2758
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それにしても原子力緊急事態宣言が発令中とは、野田総理の事故収束宣言は一体何だったのか?
欠陥人事、例外規定、問責された総理の権限行使といい、何という不条理、矛盾の塊だろう。
めぐりめぐって、総理の自己矛盾を露呈した。
国民の抗議を無視し続けながら、原子力規制委員会に再稼働を宿命づけ、
自分たちは「原発ゼロ方針」で取り澄ます。
狡知に長けた役人どもの神輿に揺さぶられ続けてクルクルパー?
今にも転げ落ちそうだ。
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