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昨日、藤島利久氏と生活党員の仲間である清野氏と一緒に、私の自宅の近く(岡崎)で3時間ばかり論議する機会を得た。その中で原発問題について藤島氏から「目からうろこ」の貴重な話が聞けたので以下に概要を紹介する。
現在、原発を将来無くすることについて「脱原発」と「原発ゼロへ」という2つの主張がでてきている。前者の「脱原発」は活動家の藤島利久氏が言いだしっぺだそうだが、後者の「原発ゼロへ」は最近、経済産業省や民主党が言い出している。両方とも同じことではないかと思われるが、実は大きな違いがあると藤島氏は指摘する。
「脱原発」というのは国民の生命を守るという視点があり、生命を守るためには可能な限り早く原発をやめるということが肝になる。一方「原発ゼロへ」というのは原子力ムラの利権をなるべく損なわないように原発をやめるという意味があり、そこには国民の命を第一に守るという視点が無いのである。
そのため原発を無くするためまでの期間について生活党は10年、民主党や経済産業省は20年とか30年後という差が出てくるのである。また民主党や経済産業省がいかに国民の生命より原子力ムラの都合を考えているかは、建設を中断していた大間原発の建設を容認したことからも証明できる。
ところで全国を街宣車で辻立ちして回っている藤島氏は「自分は金が無いのでコンビにの駐車場で寝泊りすることが多い」そうだ。彼はそのコンビニの駐車場で食事をしているトラックの運転手やコンビニの周りでたむろする茶髪のお兄ちゃんたちをよく見かけるそうだ。どうみても彼らは普段、政治や選挙とは縁の無い人たちだ。
ところが驚いたことに、藤沢さんが街宣車に掲げている「脱原発」という文字には敏感に反応するのだそうだ。確かに総理官邸前に普通の主婦や若者が20万人集まってデモをした事実からも納得できる話であり、藤島さんのこの経験はこれから選挙戦を戦う生活党に対し非常に重要な示唆を与えてくれる。
現在、民主党や自民党の代表選挙、総裁選挙が行われているが、自民党の総裁候補は全員、原発を無くすことに反対している。恐らく自民党は誰が総裁になっても国民の信任を得ることはできないだろう。一方民主党は選挙で大敗するという危機感から、将来原発を無くすことをマニフェストに掲げるべく「原発ゼロへ」を打ち出そうとしている。
また最近、生活党の議員の中にも「原発ゼロへ」と主張する議員もでてきているが、先にも述べたように「原発ゼロへ」は国民の命を第一に守るという視点ではないことを理解すべきだ。とにかく原発問題は経済合理性の話ではない。まさに国民の命がかかった問題なのだ。
経済合理性を考えながらやめる時期を決める「原発ゼロへ」ではなく、国民の命を守るためにいかに早く「脱原発」をするかが大事なのである。もし生活党が幅広い人々の支持を得たいならば「脱原発」を前面に出し、民主党や経済産業省の「原発ゼロへ」は国民に対する裏切りであることを突くという戦い方が効果的であるかもしれない。
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