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何年か前、殊に去年辺りから、2012年は、米中を始め、主要な国々で「政権交代期」に当ってるので、「何か」が起こるだろうと言われておりましたですな。
これがそうなのかどうか、又果たしてこれらが底流で繋がったものかどうかは暫らく措くとしても、この二つの騒乱が、其々偶然に起きたとは考え難い、とは言えます。
例の『悪魔の詩』(S・ラシュディ)以来、「預言者ムハンマド」を侮辱するようなコトをしたらイスラム世界がどのように反応するか、又「アラブの春」以来、社会が不安定化し、彼方此方に火種が残り、不満が充満している処に、それを投げ込んだら如何なる事態が起きるのか、容易にそれは想像がつくというものです。
一方のアメリカ、”9.11”といういやでもイスラム=テロリストの記憶が呼び戻される時期、しかも今回米大使館が狙われたというのは、32年前の大統領選最中に起きた、イランの「米大使館襲撃人質事件」を連想させる。
だとすると、今回の「大使殺害」とイスラム世界に拡がる「反米デモ」の真の仕掛け人の狙いはアメリカ大統領選に絡んだものと見做すことが出来るのではないか? もしこの見方が正しいとなると、大統領選の展開によっては、二の矢三の矢があるのかも知れません。
他方、アラブ同様、不満が鬱積する中国社会にイスラムと似た様な事態を引き起こすには、日本と結び付いたナショナリズムを挑発すればいいことは、過去の事例からも、簡単に解ることです。
そうだとすると、今回の「反日デモ」の真の仕掛け人の狙いは中国の政権交代に絡んだもの、と見做すべきではないでしょうか?
つまり、政権交代期という、いやでも政治の不安定になる時を選んで仕掛け、発足する習近平新体制が脆弱なものであることを内外に印象付ける。 そうして、それでなくとも、火種が燻る(チベットとかウィグル等)中国各地域の騒擾を誘い、あわよくば、体制の弱体化とか混乱を惹起させる。
「中国は4つか5つに分裂すりゃあいいんだ」という石原チンタの発言こそ、今回の行動(及びその黒幕)の真の意図を包み隠さず述べているのに違いない。
もしもこの見方が正しいとなると、こちらの方も二の矢三の矢があるのかも知れません。
奇妙な偶然と言うべきか、次期中国大使が不可解な死に方をしましたが、駐リビア米国大使の死同様、この問題の行く末が、今述べた仮説の可否を占うものとなるでしょう。
次期中国大使の人選次第で、日中の外交関係が一時的に麻痺する可能性が出て来たとするならね。
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