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(回答先: 維新中心の政局を煽りまくるNHK等メディアの狙いは原子村系の政官財労学野合実効権力の意に沿う原発推進への回帰ではないか? 投稿者 ハナの愛人 日時 2012 年 9 月 16 日 13:13:08)
日本をどん底まで陥れてなお懲りずにいる原子力推進勢力は許されない。
この悪辣な原子力推進勢力に対抗できるのは、菅直人氏なのだ。
これまでの菅直人氏の発信内容を抜粋してお伝えする。
是非熟読されたし。
―原発のコストとプルトニウム―
先日国家戦略室の担当者の説明を聞いて、原発事故による電力コストの上昇をわずか0.6円/kwhと試算していることに驚いた。根拠は今回の福島原発事故の損害を6兆円とし、40年でそれを賄うという試算。
今回の原発事故で避難している人は16万人。しかし、最悪のシナリオのように首都圏全体から3000万人が避難した場合、避難者数でも200倍だから、東京に地価を考えれば損害は200倍をはるかに超える。200倍と計算しても1200兆円ということになる。原発の電力コストは120円/kwh跳ね上がる。
1200兆円という、国家予算10年分以上の損害をだれが補償できるのか。東電が逆立ちしても補償できる額ではない。だから原発には民間の損害保険会社は保険を受け付けない。
原発の建設や運転は通常の経済行為としては成り立たない。原発を早く停止させると経済に悪影響が出るというのは、稼働させた場合の経済的損失を無視した議論で本質的に間違っている。
電事連は最近、核廃棄物からプルトニウムを取り出す再処理をあきらめると、青森県にある使用済み燃料の県外持ち出しを要求されるから、再処理の前提となる原発を稼働させる必要があるというキャンペーンを張っている。全く逆転した論理だ。使用済み燃料とそれに含まれるプルトニウムを増やすような原発稼働をまずやめることが必要で、今まで貯まっている使用済み燃料の処理は改めて考えるべきだ。
―世代の責任―
核と人間は共存できるか。アインシュタインは核兵器開発を推進したことを後に反省し、核廃絶の運動に参加。
人間を含む地球上の生物は太陽によって存在できている。太陽は核融合によるエネルギーで燃えており、放射能を発している。しかし、地球まで1億5千万キロの距離が放射能を弱め、地球上の生物は太陽と共存できるものだけが、生き残っている。
人工的核反応は、核反応エネルギーを発生する太陽を人工的に作ることを意味する。しかし、人工的に作った太陽と人間が共存できるという保証はない。核兵器と原発がそのことを示している。ギリシャ神話の「プロメテウスノ火」の教えそのものだ。
核反応と人間の共存は極めて危ういことが、今回の福島原発事故でいやというほど知らされた。後世に処理不可能な核廃棄物を残すことなど、責任ある世代がすることではない。
―小林よしのり氏の「脱原発論」―
小林よしのり氏の漫画、「脱原発論」を読んでいる。これまで、彼の主張の多くは、私と異なっていた。しかし、この「脱原発論」での主張は大半が同感できるものだ。特に今回の原発事故は多くの人が故郷を失う国家存亡の危機であり、今後そうした危機を招かないためには脱原発しかないという点では全く同じ意見だ。
今回の原発事故では、今も、16万人の人が故郷に住めなくなって、大変なご苦労をかけている。さらに事故が拡大していれば首都圏を含む東日本から3000万人の避難民が生まれていた。この現実を直視するところから今後の原発政策を決めなくてはならない。
経団連幹部や読売、産経は、「脱原発は非現実的」と主張する。つまり、今回の原発事故の現実を無視し、原発事故はもう二度と起こらないと考えることが「現実的」と言っている。誰がそのことに責任を負えるのか。子供や孫の世代に責任を負えるのかを聞いてみたい。
―安倍元総理の「脱原発依存」総裁選公約―
自民党総裁選の安倍元総理の公約を新聞で見ていて、「脱原発依存」の文字があって驚いた。地元山口県の上関原発計画に、これまで反対してきたという話は聞いていない。従来の自民党の主張を改め、経済界の反対を押し切って「脱原発」の踏み切るという事か。それなら歓迎だ。本当に「脱原発」を進めたいと思っているのなら、もっと具体的に説明すべき。
脱原発について、経済界の反対に加えて、使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す、再処理を続けるかどうかも大きな問題となっている。極めて危険な、自然界にはないプルトニウムをこれ以上生み出さないためには、プルトニウムを生み出す原発稼働はできるだけ早く止めるのは当然だ。
すでに発生している、プルトニウムを含む使用済み核燃料や、フランスで取り出してもらったプルトニウムをどうするかも大問題。すでに生み出してしまったプルトニウムを減らすため、プルトニウムを増殖する「高速増殖炉」ではなく、単に燃やして、他の物質にに変えるため、「高速炉」を活用する案も出されている。このような「脱原発」を進めて、生み出してしまった危険な核物質を無害化するための研究は継続すべき。しかし、再処理をやめるというと、使用済み核燃料の持ち込みができなくなるからといって、それを理由に原発稼働を主張するのは論理矛盾だ。
http://ameblo.jp/n-kan-blog/theme-10050403113.html
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