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【口先と裏切り 橋下徹新党の正体】いよいよ始まった「維新の会」の内部対立
http://gendai.net/articles/view/syakai/138708
2012年9月15日 日刊ゲンダイ
<すでに3つの派閥>
2010年の結成から、たった2年半で「国政」まで揺るがす存在になった橋下新党。しかし、もともと“寄せ集め”だけに、勢力が拡大するほど、内部の不協和音が大きくなっている。
「日本維新の会」の特徴は、どこでモノが決まるのか、まったく見えないことだ。橋下徹のブレーンまでが、周囲に「誰が意思決定しているのか分からない」と漏らしているくらいだ。
「維新の会は、北朝鮮と同じです。意思決定の過程が見えない。市議や府議は、重大決定の後に、中身を報道で知るような状況です。とうとう、府議団の総会で不満が噴出し、橋下市長が8日、低姿勢で“国政進出”について説明せざるを得なくなっています」(府政関係者)
維新の会は、橋下徹市長(43)と松井一郎知事(48)のコンビが、実質的にすべてを決めている。
橋下は、政界に入るキッカケをつくってくれた松井に恩義を感じ、いまでも敬語で話している。外部からは、コワモテの松井が主導権を握っているようにも見えるという。
「あの2人は持ちつ持たれつ、利用し合っているのが実情です。府議から知事にまでノシ上がった松井は、橋下あっての松井。ただし、橋下も、市議団と府議団を松井が押さえているため、彼に頼らざるを得ないのです」(府政事情通)
これまで気を使いながら、二人三脚でやってきた橋下と松井。しかし、組織が大きくなり亀裂が見えはじめているという。
「橋下さんと、松井さんのズレが大きくなっています。たとえば、みんなの党との関係です。橋下さんは、みんなの党とも手を結びたいが、松井さんは消極的。小沢一郎との関係もそうです。橋下さんは小沢一郎のことを政治家として高く評価しているが、松井さんが毛嫌いしている。つい最近も、松下金融大臣の自殺に伴う補選について、松井さんが『候補擁立を検討する』と発言した翌日に、橋下さんが『やるべきではない』と否定している。もともと我が強く、利害で一緒に行動している2人だけに、いずれ対立するのではないか」(維新の会関係者)
早くも「日本維新の会」は、3つの派閥に割れ始めているという。有象無象が集まった政党だけに、国政に進出した途端、空中分解するのではないか。
◇
松井維新の会幹事長は小泉改革路線を継承
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp3-20120914-1017007.html
2012年9月14日21時2分 日刊スポーツ
日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事は14日、大阪市で共同通信の単独インタビューに応じ小泉政権の構造改革路線を継承する考えを表明、憲法改正に向け衆院選後の自民党との連携に前向きな姿勢を示した。
成立の見通しが立たない公債発行特例法案について「法案を人質にしない」と賛成する立場を強調、厳しい財政状況を理由に消費税率引き上げは容認すると明言した。
統治機構改革が次期衆院選の争点になるとの見通しを示し「1期4年」の覚悟で道州制導入など基本政策実現に取り組むよう候補者に求めた。
小沢一郎代表率いる新党「国民の生活が第一」とは「政策が違う」とあらためて連携を否定。維新代表の橋下徹大阪市長や自身の次期衆院選への出馬も重ねて否定した。
小泉構造改革に関連し「『痛みに耐えられない』と民主党政権に移ったが、痛みは緩み、景気は回復したのか」と民主党を批判。「構造改革を続け、規制緩和で日本の経済構造を根元から見直すことができていれば、日本への投資は集まった」と指摘した。
憲法改正について「自民党が実際に取り組むなら賛成する。まず(改憲発議の要件である衆参議員の賛成)3分の2以上を過半数に改正し、国民を巻き込んで憲法(の条文)を変えていけば良い」と述べ、改憲要件の緩和を優先すべきだとの考えを示した。(共同)
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