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ロクな政治家が一人もいないこの国 こんな連中の党首選 騒ぐ方も低俗
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2012/9/12 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
きのう(11日)、自民党総裁選への出馬を正式表明した石原伸晃幹事長は会見で、「谷垣氏が進めた政策や路線を実現することが使命だ」なんてホザいていた。
自分が谷垣を引きずり降ろしたくせに、よくもまあ、こんなセリフが言えるものだが、大マスコミはそれを無批判でタレ流している。そんな石原が本命視されている総裁選のアホらしさはもちろん報じず、「次の選挙は自民党が勝てそうだ」「首相になれる」ということで「我も我も……」と候補者が出てきた、浅ましい総裁選をお祭りのごとく取り上げて大騒ぎ――。
マトモな国民はドッチラケ。恐ろしい政治と政治報道の劣化なのだが、ま、世紀のペテン首相の方も「再選確実」なのだから、ますます、アホらしくなってくる。
野田は国民に「増税しない」と公約して、政権を取ったくせに裏切った。小沢ら党内が猛反発すると、小沢を切り捨て、自民党にスリ寄った。谷垣に「近いうち解散」を約束し、増税法案を成立させると、一転、解散から逃げ回り、揚げ句は今月8日、プーチン大統領と会談し、12月に訪ロすることで合意した。つまり、「当分、解散なんてしませんよ」ということだ。谷垣周辺は「これほどバカにされた話はない」と憤ったが、後の祭り。結局、この報道が出た翌日に、谷垣は推薦人を切り崩され、総裁選出馬断念に追い込まれた。
ボケの谷垣に同情する気は毛頭ないが、こうした野田の手口は最低だ。政治家以前、人間のクズだが、もちろん、大新聞TVはそういうことをまったく書かない。だから、ペテン首相が付け上がる。
「3党合意を尊重しながら残された検討課題について知恵を出していく」「中途半端に政権を投げ出すわけにはいかない」などとイケシャーシャーと言うのだ。そんな大ウソツキが再選確実? 民主主義国家ではあり得ない話だろう。発展途上国でもクーデターくらい起こる。日本は野蛮人の国みたいだ。
◆代表選なんてやらずクジ引きで決めろ
ジャーナリストの国正武重氏はこう言った。
「石原氏にしても野田首相にしても、人の道を外れている。よく政治の世界はウソが許されるみたいな言い方をされますが、2人の言動は政治以前ですよ。政治は落ちるところまで落ちましたね。ふつうの人が、彼らの言動を見て『あきれて物が言えない』と語っている。そんな人間が政党のトップ、最高権力者を争っている。こうした政治の劣化には取材する気も失せてきます」
評論家の佐高信氏は「これほどくだらない総裁選、代表選は前代未聞だ。もうクジ引きで決めたらいい」と突き放したが、本当だ。こんな低俗な総裁選、代表選を続ける無意味。その先に「国が良くなる」という希望がまったくないのだ。バカバカしいったらありゃしない。
◆畏れを知らない無教養首相が権力を握る怖さ
昔の政治家はそれなりの教養、信念、哲学を持ち合わせ、人品卑しからぬセンセイがいたものだ。
それが今やどうだ。政界をグルリと見回してもロクな政治家がいない。自民党の総裁候補はきれいに揃って2世だし、そうでなければ、松下政経塾出身者ばかりだ。
「野田首相を筆頭に彼らは権力を行使することに対する畏れがない。その無教養が怖い。野田首相の立場でいま、代表選に立候補する人がいるでしょうかね。問責を食らって、国会を開けない上に、参院でのねじれは続いていく。日中問題や不況など内外の難局を前にしたときに“果たして自分でいいのか”と自問するのがマトモな人間ですよ。ところが、野田首相にはそうした恥じらい、畏れがない。この厚顔無恥が恐ろしい」
こう言ったのは前出の佐高氏だが、その佐高氏は「ま、松下政経塾に入ることからして浅学ですけどね」とこう続けた。
「政治の基本は人間に対する畏敬の念であって、政治を学校や塾で学べると考えること自体が、思い上がりであり、勘違いです。そんなところで学んで政治が分かるものか。ふつうの教養があれば、おかしいと思う。しかし、彼らは政経塾に入り、政治が分かったような顔をして出てくる。そこがおかしいのですが、昨今は維新塾なるものまでが出てきてもてはやされている。政経塾も維新塾も勘違いの集まりですよ」
◆民主党をぶっ壊して代表再選確実か
ジャーナリストの長谷川幸洋氏が「政経塾の本質は演説を学ぶだけ。だから、野田首相はその場その場で言い繕い、それが政治だと勘違いしている」と言っていたが、これがズバリ、真相だろう。真のインテリであれば、すぐにこうした塾の“いかがわしさ”に気づくものだが、プロレスに熱狂している単細胞首相にはもちろん、分からない。
そもそも、政治家になることが目的だからだ。政治家になれば、政権維持が目標になる。そのためにはいくらでもウソをつく。国民を騙そうが、味方を欺き敵と組もうが平気の平左。こうした連中が今の政界を牛耳り、「次もやる」と言っているのだから、恐ろしい。
「本来であれば、そういう政治はおかしいと言う声が民主党内から噴出していなければウソです。野田・民主党はマニフェストを放り投げ、小沢グループを切り捨て、揚げ句が次期選挙での惨敗が確実視されている。民主党をぶっ壊した張本人が野田首相です。しかし、これほどダメな野田首相を負かす候補者が出てこない。自民党の総裁選もウルトラ右寄りの候補者ばかりで、誰になっても民主主義は遠のいていく。ますます、関心が失せてきます」(法大教授・五十嵐仁氏)
◆親分に逆らえないヤクザの論理
野田一派の頭の中にあるのは自分たちの都合だけだ。党ではなくて、仲間の利害だ。だから、邪魔者は「消せ」とばかりに小沢グループを追い出した。その結果、民主党はガタガタになったが、「おかしい」と言おうものなら、「逆らうのか」とすごみ、すぐに「除名だ」「党員資格停止だ」となる。代表選で細野を潰したのがいい例だ。そういう恐怖政治の結果が、「野田再選確実」なのである。
まるでヤクザの世界だが、そういえば、野田を支える民主党の議員グループ、花斉会は体育会のノリと酒で結束しているようなところだ。勉強よりも「付き合い」と「酒」。と思ったら、石原が自民党の長老たちにかわいがられているのも「付き合い」と「酒」のおかげだ。もうとっくに終わった政治家、町村元官房長官や安倍元首相が出てこられるのも、ヤクザさながら、「親分」への義理である。推薦人名簿の裏で何がどう動いているのか。どうせロクなもんじゃない。総裁選も代表選も飲み屋でジャンケンでもやればいい。
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