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株式日記と経済展望
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中国に、韓国に、ロシアに国土を侵略されているのは偶然ではない。周辺国は
「アメリカが日本を見捨てた」という事実を認識し、仕掛けてきているのだ。
2012年9月12日 水曜日
◆日本はアメリカに見捨てられたという事実を認識できるか? 9月11日 Darkness
http://www.bllackz.com/2012/09/blog-post_11.html
多くの日本人はもう心の中で気がついている。日本はすでにアメリカに見捨てられているという事実を……。
中国に、韓国に、ロシアに国土を侵略されているのは偶然ではない。周辺国は「アメリカが日本を見捨てた」という事実を認識した上で、それを仕掛けてきているのだ。
今後、この領土問題は収束することはない。それはアメリカに見捨てられて落ち目になった日本を攻略する第一歩になるからである。
それに対してアメリカは「中立を保つ」と言うが、これは日本がどうなっても動かないということを意味している。
アメリカはもう表立ってアジアの揉め事に首を突っ込んで来ないのは理由がある。一にも二にも「カネ」だ。
アメリカはカネがないので、その現実の中で世界戦略を転換し、静かにアジアからも手を引いているのである。
金のないアメリカは軍事的にも収縮する
ソ連が崩壊したのは1991年だったが、その瞬間にアメリカは世界に並び立つ国は他にない名実ともに世界最大の軍事国家として君臨することになった。
しかし、この世界帝国はそれから10年後の2001年9月11日、同時多発テロの洗礼を浴びることになった。
この事件を受けて、時のブッシュ政権は、アフガニスタン・イラクに侵攻してからゲリラ戦の泥沼に足を取られた。
そして、2008年9月15日にはリーマン・ショックを迎えて戦争どころではなくなってしまった。好戦的なブッシュ大統領が始めた戦争を、オバマ大統領は4年かけて幕引きを図っている。
ブッシュ政権の軍事的暴走は、毎月1兆円もの戦争経費を浪費するものだったので、戦争した国から何らかの略奪が進まないと国は破綻してしまう。
もうアメリカには金がないのは誰もが知っている。だから、アメリカは軍事的にも収縮するしかなくなっている。
中東ではイラク・アフガンから撤兵した。東アジアに関しては日本・韓国・台湾・フィリピンのラインも維持できなくなっている。
もう、アラスカーハワイーオーストラリアまで防衛ラインを後退させるざるを得なくなっている。
今後、強制的に国防費も削られていくが、そうなるとアメリカも軍艦も軍用機も大幅に減らさなければならない。
これは端的に言うと、日本から軍事的撤退するという意味である。
日米安保も、日本の核の傘も、在日米軍基地も、すべて有名無実な存在になる。もうアメリカには頼れない時代になってしまったのである。
アメリカは債務上限引き上げ問題で2011年8月に、危うくデフォルト寸前にまで追い込まれたのだが、今後もそのような危機は繰り返し襲いかかっていく。
その結果、もはや日本は強制的に「アメリカ離れ」させられることになってしまうのである。(中略)
アメリカ離れを考えるときがきた
日本は2011年の原発事故から、「原子力」に関心を持つようになってきている。
そして、ヒロシマ・ナガサキで何が起きたのかにようやく目を向けるようになってきた。
原爆投下という人類史上かつてない大虐殺の被害者が自分たちであることを日本人が強く意識するようになったとき、アメリカに対する崇拝は自然と消えて行く。
私たちは、「アメリカに、やられた」のである。原子力の問題を考えたとき、最後にはヒロシマ・ナガサキに目がいく。そして、それがとてつもない暴力であったことを知る。
目を背けてきた「アメリカの暴力」を感じるようになり、そして、暴力を認識し、考えるようになるのである。あの原爆という暴力は何だったのかを……。
最近のアメリカは「日米」の関係よりも「米中」の関係を重視すると発表している。つまり、アメリカは日本を棄てた。
日本の貧困とアメリカの中国重視政策は、日本人に決定的なアメリカ不信を植えつけて、不信が嫌悪に、嫌悪が憎悪になっていくだろう。
アメリカに対して憎悪のたぎる世の中が良いとは決して思わないが、原爆を落とされてもアメリカべったりの日本が理想だとも思わない。
アメリカを激しく憎む国民や政治家が日本の半分を占めてもいいのではないかと私は考えている。
アメリカに追従する人間が半分いて、アメリカを憎悪する人間が半分いて、それでちょうどバランスが取れる。
日本も変わらざるを得ない
アメリカから独立したくないと思う日本人がいても、もうアメリカの財政事情がそれを許さなくなっている。
アメリカ人はアジアの安全保障を確約することができなくなり、アジアのことはアジアに任せるしかなくなる。
それは、日本のことは日本人が守るべきだということもである。アメリカに守ってもらうのではなく、日本人が日本を守らなければならないのだ。
よく考えればそれは当たり前の話であり、他の国では当たり前にやっていることだ。逆に言えば、当たり前のことを日本人はやっていなかったことになる。
だから、日本は中国や韓国に対して、尖閣諸島や竹島の問題で強く出ることができなかったのだ。そして、今のままでは、これからも襲いかかってくる韓国・中国に対抗することもできない。
今後、日本がどうなるのかはいくつかのシナリオがあると思う。
たとえば、このまま中国や韓国に侵略されたままになって国が乗っ取られるシナリオさえある。尖閣諸島、竹島の侵略が進んで、何の抵抗もできないまま乗っ取られるシナリオだ。
これとは別に日本人が覚醒して日本軍を持ち、日本人が日本を守る行動に打って出るシナリオもある。
未来は決まっていない。これから日本がどうなるのかは私たち日本人が決めることになる。
どちらに進んだとしても、これは戦後スキームの大きな転換になるので、痛みを感じない日本人はいないだろう。
しかし、もうアメリカが衰退して行く以上は、日本も変わらざるを得ないところにまで状況が進んで行こうとしている。もう世の中が変わったのだ。
(私のコメント)
民主党や自民党の代表選挙が行なわれて記者会見なども行なわれていますが、どうも現状認識に欠けているような議論ばかりが行なわれています。最も国家戦略レベルの話を理解できる人は僅かしかいないから仕方がないのですが、アメリカが防衛ラインを後退させる事は中国の中距離ミサイルに対応する為には当然の事だ。ブレジンスキーの新著にも自分の国は自分で守れと書かれているそうだ。
だから日本の外務省や防衛省は在日米軍を必死に引止めていますが、軍用機や軍艦は基地にあっても、それらは危険になればいつでも後方に移動が出来るものだ。在日米軍基地と言っても陸上実戦部隊は沖縄に海兵隊がいたのみですが、主力はグアムや本土やオーストラリアに移転させる。ロシアや韓国や中国が領土問題で攻勢をかけてきたのもこのような背景がある事は何度も書いてきました。
事実上日米安保は空洞化しており、アメリカは中国を戦略的パートナーとしている。最近は中国包囲網などといってはいますが、韓国も台湾も中国に寝返った。韓国の李大統領や台湾の馬総統の動きを見ればそれは分かる。韓国の李大統領の竹島上陸は日本に対する決別宣言であり中国に媚を売ったものだろう。中国も尖閣を「核心的利益」とまで言うようになった。尖閣は台湾やチベット並になったと言う事ですが、アメリカはこれに対抗手段がない。
アメリカが竹島問題でも尖閣問題でも中立でいることは、同盟国日本と潜在敵国である中国とのバランスを欠いている。つまり表向きの日米安保と潜在的中国との戦略的パートナーシップとはアメリカの二枚舌外交ですが、アメリカは中国とは戦争するつもりがない。むしろ中国を悪役にして周辺国をアメリカに取り込んでいくことに利用している。日本もその一つに過ぎない。
親米派は鳩山総理はアメリカとの関係を壊したと言っているが、アメリカの戦略がもともとアラスカーハワイーオーストラリアまで防衛ラインを後退させるのは既定方針であり、外務省や防衛省が引き止めにかかっているのはありがた迷惑なのだ。事実韓国では哨戒艦が爆沈させられても島が砲撃を受けてもアメリカ軍は動かなかった。せいぜい威嚇の為の軍事訓練をしただけであり、アメリカ軍はもはや中国周辺では戦争しても負ける。
日本の外務省や防衛省もこの事実を真正面から受け止めるべきなのですが、対米従属外交は自民党も民主党も変わりがない。もちろん政治外交的にはアメリカが日本に対してがんがん言ってくるのでしょうが、アジアにおいて中国に対抗できなくなったアメリカの弱さを認識すべきなのだ。日本は冷静のアメリカと中国の力関係を分析しながら日米中の関係を調整していかなければなりません。当面はアメリカとの同盟関係は維持しつつも、アメリカが中国に対抗できなくなっている事に気が付くべきだ。
アジアでの力関係が変化している上で起きうることは、米中の代理戦争でありアメリカと中国は直接対立する事は無いが、代理勢力の衝突が起こりうる。最近の日韓関係も米中の代理戦争であり、戦争と言ってもミサイルや銃を撃ち合うようなホットウォーではなく、外交的、思想的な分野の戦いが主戦場になる。従来の日本外交とマスコミは軟弱であり、このような戦いには弱かったが、ネット化社会になるにつれて風向きが変わってきた。
中国やアメリカやロシアや韓国は、常に敵を必要とする国家であり、そうしなければ纏まらない内政問題を抱えている。中国やロシアやアメリカは多民族国家であり人種問題や民族対立を抱えている。韓国は北朝鮮とは休戦状態であり米中との間に挟まれて敵を日本に定めないと纏まらない。それに対して日本は島国であり民族問題も抱えていない。だから敵がいなくとも太平を謳歌できます。
だからタフな外交交渉は苦手であり、スパイ防止法もないから外国の工作員達にとっては天国であり、政治家やマスコミを自由に操作できた。日本に不利益な法律もマスコミにカネをばら撒いて世論を操作して可決させる事も可能だった。しかし最近ではマスコミを操作してもネットで反撃されて思うようには行かなくなって来ている。
「株式日記」では、いずれアメリカは日本から引き揚げていくから自主防衛を主張して来ましたが、最近のアメリカの国防論文などを見ても、大幅な軍縮は避けられず「アラスカーハワイーオーストラリアまで防衛ラインを後退させるざるを得なくなっている。」 見捨てられた韓国や台湾やフィリピンなどの外交にどのような変化が来るか韓国の李大統領行動を見れば明らかだ。
問題は日本の動向ですが、太平楽だから何の自覚もありませんが、尖閣問題などで中国が攻勢をかけてきた。頼みのアメリカは動いてくれず、日米安保も空洞化しつつある。衰退するアメリカと台頭する中国との間で東アジアがどのようになるか日本の戦略が問われていますが、このような国家戦略を考えるシンクタンクが日本には無い。
Darkness のブログでも、「アメリカから独立したくないと思う日本人がいても、もうアメリカの財政事情がそれを許さなくなっている。アメリカ人はアジアの安全保障を確約することができなくなり、アジアのことはアジアに任せるしかなくなる。」と書いていますが、民主党や自民党の代表選挙でも自主防衛を主張する人はいない。自民党は憲法改正が党是だったのに、三党合意の大連立体制でも憲法改正の話が出て来ない。
◆米議員「在日米軍は撤収すべき」 財政赤字で 2011年2月15日
http://www.47news.jp/CN/201102/CN2011021501000615.html
【ワシントン共同】米下院のロン・ポール議員(共和党)とデニス・クシニッチ議員(民主党)は15日までにそれぞれ共同通信との単独会見に応じ、日本駐留を含む米軍の前方展開戦略が「財政上の問題になっている」(ポール氏)と述べ、米財政赤字が最悪規模に膨らむ中、在日米軍は撤収すべきだとの考えを示した。
孤立主義外交を唱えるポール氏は保守層に人気があり、クシニッチ氏は民主党内で最もリベラル派の一人として支持を集める。いずれも過去に大統領選に挑戦した経験を持つベテラン議員で、在日米軍を維持する「余裕はない」(クシニッチ氏)と共通認識を訴えた。
米軍は、8日発表した指針「国家軍事戦略」で「北東アジアの戦力を今後数十年間堅持する」と明記。米議会内にも台頭する中国や核問題を抱える北朝鮮を念頭に、在日米軍の重要性を説く声が依然としてある。
しかし、ポール氏は「日本がすべての責任を自ら負う時だ」とし、平和と安全を確保する上で米軍依存をやめるべきだと主張。在日米軍は抑止力だとする議論は軍事的プレゼンスを維持するための「口実だ」と一蹴した。
クシニッチ氏も「米国に世界の警察を務める金はない」と強調。在日米軍を「過去の遺物」と呼んだ上で「移転して軍事優先政策から脱却すべきだ」と述べた。
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