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野田の命取りとなる 松下金融相の首吊り自殺 引き金は週刊誌の「愛人告白」報道か
http://gendai.net/articles/view/syakai/138631
2012年9月11日 日刊ゲンダイ
<落ちるところまで落ちたこの国の政情>
現職大臣が、あろうことか自宅でクビ吊り自殺。しかも女のスキャンダルが関わっているらしい。これだけでもトップの野田首相は辞めるべきだ。いや、終わらせないといけない。野田は民主党代表選で続投に自信満々だったが、もう、この政権は末期も末期。続投する意味も資格もない。
自殺した松下忠洋金融相(国民新党)は、鹿児島3区選出の73歳。建設省キャリアから自民党、無所属、国民新党と渡り歩き、今年6月の内閣改造で、自見金融相の後釜として入閣していた。
目立った言動はないものの、10日まで普通に大臣の活動をしていただけに、金融庁も国民新党も自殺の原因について「なぜか分からない」と言うばかりだった。
しかし、永田町では自殺の一報の直後から、「引き金は週刊誌の愛人スキャンダル報道らしい」という話が一気に広まり始めた。
12日発売の「週刊新潮」で長年、愛人関係だった女性が「告白」しているというもので、タイミングから考えて、それが「引き金じゃないか」という解説だ。
真相は分からない。ただ、自殺した松下金融相は9年前の03年にも、別の写真週刊誌で「手切れ金3000万円 元恋人が怒りの告発」なるスキャンダルを報じられたことがある。今回の女性と9年前の女性は別人。オンナ遊びがさかんだったのは間違いないようだ。
それにしても、じゃないか。このデフレ不況の最中に、担当の現職金融相が私生活で追い詰められて自殺。こんなみっともない、ダラケきった政情もない。いかに政治が堕落し、乱れきっているかの象徴だ。
すべてはトップの野田が悪い。公約違反の増税を庶民に押し付けておきながら、居直り開き直り、「早期解散」の約束も放り出して政権にしがみついている。その権力亡者が再選確実という与党の無気力と弛緩(しかん)。日本はどうしようもない国になってしまった。
さすがに、政治に無関心の国民も、金融相自殺の真相が分かってくれば呆れ返る。
「野田続投の民主党代表選をやっている場合か」となる。野田はオダブツするしかないし、そうならなければウソだ。
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