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“近いうち”は“近い将来” しかも「3党合意の堅持は当然」嗚呼図々しきかな
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2012年09月09日 世相を斬る あいば達也
時事通信が以下のように報じている。
≪ 野田首相、3党合意の堅持強調=維新合流の松野氏らに不快感
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012090800343
【ウラジオストク時事】野田佳彦首相は8日夜(日本時間同)、ウラジオストクで同行記者団に対し、社会保障と税の一体改革に関する民主、自民、公明3党の合意を堅持するため、民主党代表選後に自公両党に党首会談を呼び掛ける考えを明らかにした。
首相は、自民党の谷垣禎一総裁の再選が厳しい情勢となっていることを踏まえ、記者団から「合意を継続するのか」との質問を受け、「もちろんだ。わが党はそうだし、他の党も基本的にはそうだと思う。どういう結果になっても、(継続)確認と(実現への)手順のための党首会談はあり得る」と述べた。さらに、「(社会保障改革の)国民会議の設置は(国会)休会中も呼び掛けたい」と語った。
橋下徹大阪市長率いる「大阪維新の会」が近く結成する新党に民主党から松野頼久元官房副長官らが合流を目指していることに関しては、「残念ながらそういう動きがある」と不快感を表明。首相が再選を目指す民主党代表選では「どのように党の立て直しをしっかりやっていくかという議論を行い、新しい結集軸の中でみんなが心を合わせて党運営、政権運営する流れをつくりたい」と強調した。≫(時事通信)
野田佳彦と云う男が此処まで“厚顔無恥”な神経の持ち主だとは、筆者も流石に思わなかった(笑)。しかし、財務省の命令だけは驚異的に丸呑みしてしまう態度は、驚愕と気味の悪さを感じてしまう。このような現象は異様である。米国勢力との擦れ合わせにせよ、外務省や経産省との擦り合わせでは、それなりに民主党的色合いを出そうと、表向きだがアリバイ工作をしている。しかし、こと財務省マターに関しては、完璧に「丸呑みマシーン」と化している。
これは、どう欲目に観察しても、筋が通らない。こう云う場合は、9分9厘、握られた弱味をネタに脅かされていると考えるのが妥当だ。余程強烈な弱味なのだろう。巷で時折話題になっているが、闇社会に通じる醜聞と云うか、歴然たる証拠を国税当局に握られているのかもしれない。しかし、“蛇の道は蛇”である。特例公債法案すら通過させられない与党政権が、憲政の常道からするならば、立ち行かない筈なのに“蛙の面に小便”状況なのだから、摩訶不思議だ。ことの序に、財務省は苦渋の選択のような顔をして、実質“超緊縮予算配分”を野田政権に呑ませるかもしれない。「お任せ頂ければ、よしなに取り計らいますが…」てな具合で、財務省が消費増税のドサクサで、緊縮財政まで実現していこうと云う欲を出しているかもしれない。
自民党が消費増税に熱心だったのは、“公共投資財源を確保する”と云う財務省の空手形を信用した結果だろうが、その餌は今でも有効に作用している。ただ、特例公債法案の成立に協力せずに、当省の予算権を踏みにじる政党に、びた一文の協力も出来ないのは当然、と云う脅しが通用するので、臨時国会さえ開けば、特例公債法案は通過するだろう。解散云々とか、事実上関わりなくである。地方が悲鳴を上げ、社会保障関連予算の執行が滞る危機、と今度はマスメディアが野党陣営を「国民を苦しませる政争は愚である論」を大キャンペーンで行えば、自民党などイチコロである。
この調子では、野田佳彦は“解散する気はない”と云うことのようだ。民主党幹部にも、解散を望む声は見当たらない。これは民主党の次期衆議院選における幾つかの選挙予測調査が、悉く大敗退の結果を示しているものと察することが出来る。最悪は、小選挙区で5,6人しか当選せず、比例区でどうにか50人前後のトンデモナイ選挙結果になる可能性が出てきた。つまり、選挙をすれば50人前後の中政党になり、楽勝で下野すると云う調査結果である。小選挙区制には、こう云うドラスティックな選挙結果を齎す、リスクを抱えている事実なのだろう。
このような調査結果が、輿石らの“細野擁立闇クーデター”が潰された事情なのだろう。まぁ筆者のように「国民の生活が第一」が最も己の考えに近いので支持している立場としては、細野擁立が消えた事は朗報である。細野が、無闇な消費増税に一定の歯止めをかけ、且つ原発問題でも“反原発派”の人々に擦り寄る公約を掲げられたのでは、小沢が考えている「国民連合」に齟齬が生まれるところであった。野田は生き延びるが、いずれにせよ1年以内には終わるわけで、民主党の蘇生手術が施されなかった事は朗報だ。
こうなると、興味は自民党の総裁選で、誰が出てくるか、そして誰が総裁になるかと云う事である。谷垣が再選される目はないだろう。つまり、自然の成り行きから推しはかる限り、3党合意はご破算になるだろう。ご破算にしないと、新総裁のカラーが出ないわけで、それはアイデンティティーの問題になり致命的だ。また、民主党の大敗退予想は自民党もある程度まで把握しているので、自公+維新と云うシナリオが主たる潮流として、永田町は動き出している感じだ。石原伸晃と石破茂が優位な展開だが、その他、谷垣、町村、安倍、林、河野の出馬もあり得るので、4〜7人の乱立総裁選も予測できる。おそらく、第一回投票で雌雄は決しないので、決選投票が予想される。ただ、石原伸晃の場合、維新とすんなり組めるのかどうか、筆者などは疑問符をつけるが、尖閣オヤジが仲立ちするかな?都知事が仲立ちしたら、成就するものも壊れるかも(笑)。
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