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若者の「橋下人気」は本当?「起爆剤」「実体見えず」 2012/09/07(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2012090702000112.html
http://ameblo.jp/heiwabokenosanbutsu/entry-11348537332.html
2012/09/07(東京新聞「こちら特報部」) :平和ボケの産物の大友涼介です。
いまや、政界は橋下徹大阪市長を中心に回るかのような勢いだ。橋下氏率いる「大阪維新の会」は、世論調査で次期衆院選の比例投票先で自民党に次ぐ二位に。若者たちの人気も集めているという。だが、それは本当なのか。東京都内で二十代の若者たちに聞いてみると−。 (小坂井文彦・林啓太記者)
◆「橋下さんならテレビが取り上げる。ネームバリューがあり、影響力がある」
東京・JR渋谷駅前で、友人と待ち合わせをしていた美容師近藤寛剛さん(22)は橋下氏を支持している。大衆に迎合するポピュリズムという批判もあるが、「そうは思わない。新しく始めたことは、すぐに評価はされない」と期待感を表した。
若者の街、渋谷で、二十代の十人に尋ねた。うち、八人が「橋下氏を支持」と回答。ラジオ局の街頭インタビューをしていた鈴木省吾さん(23)は「状況を変える起爆剤になってくれる」と期待。衛藤直大さん(23)は「既成政党は頼りない。改革者として期待している」と話した。
「支持」ではない二人のうち、大学生の男性(21)は「方向性は正しく思えるが、どちらでもない」と回答。営業職の男性(24)は「職員の入れ墨を調査した件は人権侵害だ」と批判した。
渋谷以外でも都内の新橋や新宿、JR東京駅などで計十五人に尋ねた。
明確に「支持しない」と答えたのは、「テレビを見た印象では、(言動が)ちょっと雑な感じがした」と答えたフリーターの脇田茜さん(24)だけ。「支持」と言い切ったのも二人しかいなかった。残る十二人は「どちらでもない」と回答しており、必ずしも若者から圧倒的な支持を受けているわけでもないことがわかる。
JR東京駅では、大学生石井雅樹さん(21)が「政治分野の情報を知らない」、大学生山田元気さん(24)も「知識がなく、判断し難い」と態度を明確にしなかった。会社員山崎智美さん(28)は「できること、できないことがある。全部を無理矢理やろうとしている。実現性がハッキリしない」と話し、今後の動向を見て判断するようだ。
新宿では、会社社長八木太亮さん(26)が「政治の仕組みを変える姿勢が目に見えてわかり、期待できる」と支持した。一方、「一応、名前は知ってはいるけど、詳しくはわからない」などとして、支持、不支持を明確にしない人も多かった。
新橋に近い高層ビルの立ち並ぶ汐留。会社員細見健介さん(26)は「年を取った政治家にはできない力を持っている」と若者らしい理由で指示を明らかにした。
ただ、「実体が見えておらず、具体策がない」「勢いだけで、基盤ができていない」「世間の声を反映しているとは思うが、現状を見て政策を考えて欲しい」などと批判的な意見もあった。
◆リセット願望 もろ刃の剣
大阪維新の会は次期衆院選公約「維新八策」で、戦後に形作られた社会の仕組みの「リセット(再設定)」を掲げる。現行四八〇の衆院定数の半減、首相公選制の導入、憲法九条改正の是非を問う国民投票実施などが柱だ。
国民一人一人の「自立」や「責任」を強調する政策も目立つ。生活保護は自助努力を促し、生活保護費の抑制を目指す。教育委員会を廃止し首長に権限と責任を集中する。農業などが破滅的な影響を受けかねない環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への参加も明確にしている。
将来に不安感を抱えているとされる若者たちが、橋下氏に一定の期待感を持つのはなぜか。
精神科医の香山リカさんは「若者は、今の時代の閉塞感を打ち破ってくれることを期待している。その先に何が待ち構えているかまで考えが回っていない」と指摘する。
すぐ上の三十代は、いわゆる「ロストジェネレーション」。彼らが不景気や就職難で苦しんだことを見ており、地に足を着けた生活をしようとする人が多いという。「目の前の就活や仕事で精一杯で、広い視野で社会の動きを見る余裕がないでしょう」
作家の雨宮処凛さんも、「一点突破で状況を変えてくれそうな政治家として、期待されている」と、そこに「リセット願望」を見る。公務員や労働組合などの「敵」をつくり、「ガス抜きをして、気持ちをスッキリさせてくれる」とも。しかし、その先にあるのは、必ずしも幸福とはいえない。「結局、若者が自分で自分の首を絞めることになるかもしれない」
立教大の逢坂厳助教(政治学)は、「メディアでは橋下氏は若い改革者としてのイメージが定着している。若者たちもそれに影響を受けている」と話す。「脱原発デモに大勢の若者たちが参加するなど、政治への関心を芽生えさせる傾向も出てきている。今後は主体的に動こうとする若者も出てくるかもしれない」と期待した。
※デスクメモ 本日の紙面づくりには、学生インターンのみなさんに協力してもらった。アンケートを担当した彼らに話を聞くと、若者一人一人には微妙な意見の違いがあることがわかった。イメージだけに流されるような選挙はこりごりだ。次の選挙で「失敗」は許されない。ここはゆっくり考えて行動したい。(国デスク)
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