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パフォーマンスだったのか!?脱原発の倒閣宣言 [口先と裏切り 橋下徹新党の正体]
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2012/9/5 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
◆エネルギー戦略会議も仰天
橋下徹・大阪市長は口先男だ。少なくとも、脱原発に関してはそうである。
当初は元改革派経産官僚の古賀茂明氏や「環境エネルギー政策研究所」の飯田哲也所長ら、エネルギー問題の第一人者を抜擢。脱原発を目指して、大阪府市エネルギー戦略会議で密度の濃い議論を積み重ねていたのに、豹変した。
橋下の肝いりで始まった戦略会議は大飯原発再稼働に反対し、威勢が良かった。4月10日には国民が信頼できる規制庁の設立や、安全基準の根本からの作り直しなど「原発再稼働の8条件」を野田政権に突きつけた。
政府が再稼働妥当の判断を下すと、その3日後、橋下は「僕は頭にきた。民主党政権はノーです。維新政治塾のメンバーは国政に行って欲しい」と倒閣を宣言した。
ところが、この倒閣宣言から1カ月半後の5月31日、橋下は前言を翻し原発再稼働を容認、敗北宣言をしてしまう。これに驚いたのが戦略会議のメンメンだ。
「事前に『再稼働を容認する』と聞いていなかったので(戦略会議の)メンバーはみんなガクッときた」と古賀氏が振り返れば、飯田氏も「『再稼働なしで今夏は乗り切れる』というのが戦略会議の共通認識。それを実現するための電力需給計画を関電と詰めている最中だった。橋下市長は折れる必要は全くなかった」と悔しさをにじませた。 橋下は夏季限定の再稼働容認の理由として「停電のリスクにおじけづいてしまった」と説明したが、野田政権と闘う姿勢も消え失せていた。
記者が「電力需要のピークをすぎた秋になっても大飯原発を止めなかった場合、再び倒閣宣言をするのか」と聞くと、「倒閣は人生で一回使うかどうかの言葉。僕は一度使ったから、次の大勝負をかける時に取っておく」と、理由にならない理由でゴマカした。
戦略会議は今月4日、「大飯原発3、4号機は、節電要請期間終了後ただちに停止を」と題した緊急声明を出した。そこで「(これを受けて)野田政権に対して何らかのアクションを起こすのか」とも聞いたが、橋下は「止めるべきという発信で十分伝わる。最後は選挙で問うしかない」と回答した。
◆維新八策もトーンダウン
それでは、維新の会の政策「維新八策」に脱原発が明確な形で出てくるのかというと、「中長期的にゼロにする」という程度の表現しか出てこない。
「正式な安全基準による安全確認がされるまで原発は再稼働しない」と明記、なし崩し的な再稼働を阻止するのが、これまでの橋下の考え方ではなかったのか。維新の会が次期総選挙で躍進、政権与党の一角を占めても、大飯原発が止まることはないだろう。脱原発もパフォーマンスだとすれば、エネルギー戦略会議は橋下のイメージアップに“利用”されたことになる。
(取材協力=ジャーナリスト・横田一)
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