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もう少しマシな政治家はいないのか 民主党全員落選の総選挙を待望
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2012/9/1 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
国政も地方政治もなぜかチンピラばかり、どうなるのかこの国
しょせん、政治家とはロクでもない生き物だ。国庫に手を突っ込み、票とカネを持った連中にばらまいて、支持者を増やす。「国家のため」「国民のため」は方便だ。だいたい、自分の汚い顔がアップになったポスターをベタベタと張って悦に入るのだから、「自分が大好き」にもほどがあるだろう。
そんなふうに諦めていても酷(ひど)すぎる。どいつもこいつもロクでもない。テレビカメラを前にして騒いでいる面々の何とおぞましいことか。
例えば、沖縄の尖閣諸島を買うと言って隣国を挑発した石原慎太郎都知事である。きのう(31日)は、野田首相との極秘会談で「漁船の待機所建設を条件に国有化を認める」と伝えたことを明かしたが、果たして、この知事にどんな実績があるのか。環境庁長官や運輸大臣を務めたこともあるが、これといったことは何もしていない。
都知事になっても同じだ。確かに威勢はいい。防災の日に銀座で戦車を走らせたり、中国を「支那」と呼び、北京五輪を「ヒトラーのベルリン・オリンピックに似ている」と批判したり。だが、いざとなると腰砕けになる。北京五輪の開会式に招待されるといそいそと出かけ、「13億の人口のすごさを感じた」と持ち上げた。その程度の男なのだ。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「衆院議員時代は、『将来の総理大臣』のキャッチフレーズを掲げて選挙をやっていたが、その可能性がなくなったから引退し、都知事に転身した。それならそれで、東京都のトップとして明確にやりたいことがあるのかと思ったら、週に2、3度、昼過ぎに登庁するだけ。まったく、やる気を感じられません。選挙のたびにぶち上げるテーマも、ことごとく潰れています。銀行への外形標準課税は裁判で負け、五輪招致にも失敗。米軍横田基地の返還はほったらかしです。地に足がついていませんね」
◆手垢ついた政治家並べる骨董市のような橋下新党
それでも東京都はカネがあるから、知事が無能でも回っている。大変なのは大阪だ。膨大な借金を抱えて台所は火の車なのに、トップは政治をなめたタレント市長である。人気は高いが大した実績はない。できもしない脱原発を公言し、「スマン、スマン」と撤回するようなテキトー男だ。それでも期待を集めるのだから、もはやマンガである。
法大教授の五十嵐仁氏(政治学)が言う。
「トリックスターとしての手練手管には驚かされます。既存メディアやツイッターで過激な発言を繰り返して世間の注目を集めるのがうまい。民衆の不満をエネルギーにして現状打破を訴える。しかし、発言や行動を丹念に見ていけば、整合性が取れないことが多い。しかも、安倍元首相や中川秀直元幹事長あたりと連携しようとしているのですから、政治的なセンスもありません。立ち上げる新党は、まるで骨董市です。手垢がついた首長経験者でも買ってくれる人がいるかもしれないからと陳列し、票を集めようという作戦なのでしょう。真っ当な第三極ができるとは思えません」
品格も疑われる。橋下もそうだが、彼に群がる東国原前知事、中田宏前市長、山田宏前区長は、そろいもそろって女性絡みのスキャンダルが報じられた連中だ。誇れるのは欲の強さばかり。中身はカラッポで、精神構造も幼稚である。
「政治家はすべての国民を幸せにするのが使命です。自分を好きな人も嫌いな人も同じ国民。差をつけて接することは許されません。それなのに橋下氏は、自分を批判する人や、支持しなかった人に反撃する。ツイッターでも執拗に攻撃します。政治家という以前に、人間として大人になれていません」(政治評論家・有馬晴海氏)
そんな未熟なタレント市長も、都知事の前に出るとうれしそうにヨイショする。これほど醜悪な見せ物もないだろう。
◆落ちこぼれがバッジをつけている民主党の惨状
こんなチンピラ連中の台頭を許しているのは、既成政党がふざけているからだ。とりわけ罪が重いのが民主党である。
「民主党が旧政権への批判を真っ正面から受け止め、政権交代後の政治の中で国民に安心を与え、信頼を集めていれば違った。みんなの不満をエネルギーにするナチスのような政党に期待が集まるような危険な状況は生まれなかったはずです」(五十嵐仁氏=前出)
もっとも、民主党には政権を担える人材はいなかった。この3年でハッキリしている。この政党はカスの集まりだ。前出の有馬晴海氏が言う。
「政治家はひとかどの人間がやるべき仕事です。社会で揉まれ、さまざまな経験を積み、秩序や伝統を学びながら、いろんな人たちと渡り合うための知恵を蓄えた。そんな人材が求められています。ところが民主党は、横柄なやんちゃ坊主ばかりで、まともな大人がいません。苦労しないで国会議員になれるからと、落ちこぼれが我先にと門を叩き、時流に乗ってバッジをつけている。人としてもどうかというのが多すぎます。テレビや会見で思いの丈を語れば終わり。みんなバラバラで、チームとして何かを成そうという気持ちもない。そんな連中が政府与党の中心にいるのです」
前原政調会長はエエカッコしいの「言うだけ番長」だし、その子分の枝野経産相も発送電分離や東電解体は口だけだ。玄葉外相は隣国とのイザコザに打つ手なし。態度だけは人一倍の安住財務相、人付き合いができない岡田副総理。こんな連中がポストを取っ換え引っ換えしているのである。
ま、副大臣と大臣のわずか2年間ですっかり財務省に洗脳される程度の男が代表となり、首相を続けているのだ。こんなオンボロ政党は、次の総選挙で全員落選してもらいたい。
◆豪腕小沢、寝業師亀井が追いやられた政界
与党が与党なら、野党も野党。自民党にも「この人なら」という政治家は皆無だ。谷垣総裁は器じゃないのがハッキリした。3党合意で消費増税を成立させておきながら、首相の増税ゴリ押しを批判した問責決議案に賛成する支離滅裂。こんな政治家の何を信頼しろというのか。だいたい、加藤の乱のような勝負どきに泣きじゃくる男に政治はムリだ。
ポスト谷垣を狙う面々も惨(さん)憺(たん)たるものである。石破前政調会長はテレビが大好きな軍事オタク。長老に嫌われ、おまけにケチだから人望はない。橋下に接近している安倍は、党内からも「政権を放り出しておきながら、どのツラ下げて総裁選に出るつもりなのか」(中堅議員)と批判される甘ちゃんだ。石原幹事長も親の七光で政治家になったものの、目立った活躍はまったくない。当選回数だけがムダに増えている。林芳正元防衛相は衆院クラ替えに失敗し、町村元官房長官は「まだいたの?」というロートルだ。
だからといって、ほかの小政党にも期待できない。経験も知識も実行力もあるのは、剛腕の小沢一郎と寝業師の亀井静香ぐらいのものだが、それだけに恐れられ、隅に追いやられてしまった。
こんな国に未来はあるのか。もっとマシな政治家が出てこないと、日本は本当に潰れてしまう。
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