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橋下維新の追い風で意欲を見せる安倍元首相の軽さ
http://shukan.bunshun.jp/articles/-/1725
週刊文春 2012年9月6日号
9月下旬に予想される自民党総裁選を巡る動きが活発になってきた。次期自民党総裁は衆院選を経て、首相となる可能性が高いだけに、事前運動にも一段と熱がこもる。その行方を大きく左右することになるのが、総理再登板を夢見る安倍晋三元首相だ。自民党結党以来、再登板した総理総裁はいないが、安倍氏は橋下徹大阪市長との連携で手ごたえを感じている。
安倍氏が再登板に強い意欲を示したのは8月25日、場所は大阪市内だった。大阪へ出向いたのは、ローカルで人気のニュース番組に出演するため。そのメーンキャスターは大阪府知事選に維新の会からの出馬も取りざたされた辛坊治郎氏で、「憲法改正や教育改革で、維新と私は同じ方向へ向かっている」とアピールした。
安倍氏は今年初めから、総裁選をにらんで維新との接触を仕込んでいた。橋下氏や松井一郎大阪府知事と何度も会談を重ねていたのだ。
結果は今のところ吉。また、尖閣と竹島の領土問題が一気にクローズアップされ、安倍氏を推す幹部は「維新と外交、この2つは何よりの追い風だ」と期待に胸を膨らませる。
総裁選出馬に必要な国会議員20人確保にもめどがついており、安倍内閣を支えた菅義偉元総務相、塩崎恭久元官房長官らが中心となった勉強会発足の準備も完了した。
安倍氏が出馬となれば、本命・谷垣禎一総裁、対抗・石破茂前政調会長に、林芳正氏、町村信孝氏らが絡むと予想された総裁選の構図が一変する。
「谷垣氏以外は降りて、総裁選後の論功行賞狙いに転じるでしょう。安倍氏は民主党との連立や協力強化にも反対で、自公民路線の谷垣氏との対立軸もある」(自民党関係者)
だが、党内には出馬反対の声も根強い。体調不良で政権を投げ出したのは5年前。安倍氏と周辺は「医学の進歩で、病気は完治した」とアピールするが、すればするほど「やっぱり首相の座には耐えられない神経なのでは」との疑いが出る。しかも来年夏には、首相時代に惨敗した参院選を苦労して勝ち上がってきた議員たちが改選を迎える。改選議員の1人は「まだまだ謹慎してなきゃダメだ」と苦虫をかみつぶす。安倍氏に近いベテラン議員はこう嘆く。
「維新と組めそうとなると、すぐに意欲を見せてしまう本人と側近たちの軽さが、再登板の一番の障害だ」
結局、橋下頼みとは自民党総裁の椅子も軽くなりにけり。
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