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自民党自己否定の野田問責で国会は閉会、野田が漁夫の利を得る
2012.08.30 :(まるこ姫の独り言)
自民党は一体何がしたいのやら。。。。
とんだドタバタの今国会で、結局近いうち解散が遠いうち解散になって、結果的には野田首相の勝利とも言えるのではないだろうか。
今国会中に必ず消費税増税が宿願の野田首相の甘言に乗って、3党談合をして消費税増税に突き進んだ自民党だったが、その談合の中で、“近い将来”を“近いうち”解散野発言を引き出したと、得意満面な会見をしていた谷垣総裁を思い出す。
この総裁は、甘いと言うかお坊ちゃまというか、“近いうち”の中身を文書にするでもなく、曖昧模糊とした発言だけを頼りに、首相が“近いうちに解散”をすると約束をしたと言う。
二枚舌、三枚舌の野田首相に取って、谷垣総裁など赤子の手をひねるほど簡単に騙せる相手だろう。
結局、野田首相のその場限りのいい加減な発言に乗って、消費税増税の主犯格を民主党にすることが出来て、自民党は漁夫の利を得ることができると思ったのだろうが、現時点で勝利したのは、あの狡猾な野田首相という事にならないか?
漁夫の利を得たのは、野田首相だ。
三党談合をしてまで消費税増税法案を通した、自民党だが、昨日は参議員で野党の出す問責決議案に同調して賛成に回った。
しかし、野田首相が消費税の税率引き上げを推進したことが公約違反に当たる、という内容を盛り込んだ問責決議案に賛成する自民党も自己矛盾、自己否定と言われるゆえんだ。
3党談合で、無理やりに消費税増税に突き進んで置いて、野田首相が"近いうち解散"をしないからと、今度は消費税増税を推進した野田首相を問責で追い落とす。
自民党は支離滅裂だ。
谷垣総裁は、自らド壺にはまるような事を平気でやる。
これで国会は夏休みに入るから事実上閉会したが、とにかく早い解散が願望の自民党の手によって、野田政権を延命をさせてしまった格好だ。
なんじゃらホイの展開ではないか。。。。
1月に国会が開催した当初、社会保障と税の一体改革を行うと華々しくぶち上げた野田政権だったが、身を切る改革も同時に行うと言った発言はどこへやら、“不退転の決意、政治生命をかける”は国民に負担を強いる、消費税増税だけだった。
一票の格差を是正する選挙制度改革も、定数削減も公務員改革も、政治家自らが身を切る改革も、ほとんどが先送りされてしまっている。
社会保障の内容も手つかずで、政治家が“問責ごっこ”をしている間に国会は閉幕となり、今、絶対に解散総選挙をしたくない野田政権は結果的には漁夫の利を得ている。
民主党は離党した議員の政党助成金まで、ガッポリ懐に頂いて、国庫に返還する気など毛頭ないと言う。
解散は遠のき、厄介な身を切る改革はせずに済み、離党した議員の政党助成金まで党に入り、民主等に万々歳な展開になった。
やはり、野田首相の二枚舌、三枚舌、おそるべしと言う所だ。
しかし、“国民の生活が一番”と言って政権交代を果たした党が“官僚の生活が一番”に豹変するとは、誰が予想しただろう。
元記事リンク:http://jxd12569and.cocolog-nifty.com/raihu/2012/08/post-10.html
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