http://www.asyura2.com/12/senkyo135/msg/128.html
Tweet |
それで民主党は有利になるかという懸念 消費増税強行の悪政を忘れるのか選挙民
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-6748.html
2012/8/29 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
野田無能首相のバカ丸出しの強硬姿勢と粋がった悲壮ぶりにまた選挙民はだまされるのかと悪政の転換を願う心ある庶民が固唾を呑んで注視している
韓国や中国は民主党の回し者なのか。そう勘繰りたくなるぐらい、領土問題に端を発したイザコザが収まらない。
感情的なしこりが残る隣国に強硬な姿勢を取れば、国内での人気はグンと上がる。中国や韓国の跳ね返りどもがワーワー騒ぐのは野田政権にプラス。日韓、日中の非難の応酬は、死に体の民主党政権が立ち直るチャンスとなる。そんな計算をしながら、韓中両国の過剰な反応にニタニタと笑みを浮かべる野田首相の姿が目に浮かぶようだ。
先週24日の臨時会見。野田は竹島や尖閣問題に「毅然とした態度で不退転の覚悟で臨む」「我が国の領土、領海を守るための国内外への発信を私自身が先頭に立って行う」と粋がった。消費増税のときと同じパターンだ。
大仰な言葉で悲壮な覚悟を装って大物ぶる。しかも、韓国側がいきり立つことを百も承知で、「竹島は不法占拠されている」と訴えた。「政府として冷静に対応する」と言いながら、チクリチクリとやって対立を煽る。思惑通りに対立がヒートアップすれば、落ち込んだ支持率が上向いてくると思っているのだろう。
政治評論家の山口朝雄氏が言う。
「発生した問題をテコに人気回復を図ろうとするのは、末期症状に陥った政権の常套手段です。とりわけナショナリズムに訴える領土問題は格好の材料となるでしょう。冷静になれば、野田首相は口先だけで、問題解決に向けた具体的な方策は何ら示していないことが分かります。そもそも国民の意識は野田首相から完全に離れている。民主党政権に愛想を尽かしています。簡単に支持率が上向くとも思えませんが、野田首相はなりふり構っていられない状況だから厄介です」
◆鼻息荒い野田の背中押す大マスコミ
韓国の李明博大統領は領土問題をバネにした。身内のスキャンダルでメタメタになった支持率を竹島上陸で急回復させている。
韓国ギャラップの最新調査によると、就任以来最低の17%から26%に上昇した。おかげで、上陸当初は「李大統領の政治ショー」と批判した最大野党の民主統合党も、「領有権主張は歓迎する」と態度を変えている。
果たして、日本でも同じ状況が生まれるのだろうか。まともな国民からすれば、最悪の展開だが、民主党関係者は「その可能性は十分ある」と期待を隠さない。
なにしろマスコミは、鼻息の荒い野田に好意的だ。読売は25日付の社説で〈首相が、国の主権を守ると正面から訴えたのは画期的である〉と持ち上げた。〈批判の応酬に益はない〉(25日付社説)と大人ぶる朝日も、一方で野田の背中を押している。28日付朝刊で反日が強まる中国国内の情勢を紹介。〈北京でも軍の論客が呼ばれ、「琉球も中国の領土だ」との訴えを幅広い年代の人々が支持した〉と書いた。記事を読んだ読者は中国への反感を強めるだろう。それを受けて野田は、大喜びでファイティングポーズを取る。そんな図式だ。
きのう(28日)はNHKも、丹羽中国大使が乗った公用車の日の丸が奪われた場面をCGで再現し、繰り返し紹介していた。視聴者が「ケシカラン」「ふざけるな」と思えば思うほど、「野田ガンバレ」の声が強まる。併せて民主党も息を吹き返す。そんな、心ある人たちが望んでいない事態に発展する恐れは、十分にあるのだ。
◆約束破っても再選目指すイカレた精神構造
韓国や中国から挑発されるまで、野田政権は死んだも同然になっていた。民主党人気も地に落ち、次の総選挙はボロ負け間違いなし。議席が2ケタまで落ち込むのは確実とみられていた。
国民も民主の大惨敗を望んだ。09年衆院選のマニフェストをことごとく反故にしたウソつき政党には二度と政権を担わせられない。圧倒的多数の人たちが、そう考えていたのだ。
しかし、風向きは変わるかもしれない。野田もそう感じているのだろう。NHKの番組で、代表選に出るのか聞かれた野田は「想像はつくでしょう」とニンマリした。国民との約束を破って消費増税法案を成立させ、民主党を分裂に追い込んでおきながら、まだまだやる気になっている。信じられない精神構造だ。
政治評論家の有馬晴海氏が言う。
「野田首相はビックリするぐらいに自己評価が高い。領土問題が持ち上がらなくても、自分たちが選挙で負けることはないと思っています。政治家として信念を持って消費増税法案を成立させたのだから、むしろ評価されると考えている。人気があった小泉元首相ですら逃げたことに取り組み、国民に嫌われても成し遂げた。それを誇りに思っているというのです。
そこに領土問題で、与党内でも『国会答弁を無難にこなしている』と見直す声が聞かれるようになった。本人は、ますますソノ気になっています」
まったくオメデタイ男である。世界中どこを探しても、約束を守らないウソつきが評価される国はない。
◆野田に国民の暮らしは託せない
国民は一時の感情に流されては、正常な判断ができなくなる。中国や韓国の暴走にイライラしていると、「モノを言える強いリーダー」を演じるドジョウのパフォーマンスに目を奪われかねない。それこそが野田の思うつぼである。
万が一、視野が狭くなった国民がだまされ、野田の支持が上向きデタラメ政権が続くようなことになれば、この国は終わりだ。どんなふうに振る舞おうと、国民は野田の悪政を忘れてはダメだ。
「野田首相は消費増税以外に何もやっていません。『福島の復興なくして日本の復興なし』とか言っていますが、本当に口先だけです。27万人が仮設住宅で暮らしているといわれていますが、病に倒れて亡くなる人も大勢出ている。それでも野田首相は何ら対策を打とうとしてこなかった。国政はワンイシューをこなせばOKという状況ではないのに、消費税以外は何もやれないし、やる気もないのでしょう」(有馬晴海氏=前出)
野田は首相の器じゃないし、褒められた実績もない。カラッポの政治家だ。政権発足から1年で、無能ぶりはハッキリしている。だから財務省につけ込まれ、ワケも分からずに消費増税を強行したのだ。
もう十分である。やるべきことは山積みになっているが、野田がやれることは何も残されてない。この男に国民の暮らしを託すのはムリだ。
ドジョウはドジョウらしく、田んぼや沼地に帰るべきである。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK135掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。