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<大阪維新の会>衆参9人が合流検討…9月上旬にも
毎日新聞 8月15日(水)2時34分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120815-00000009-mai-pol
民主、自民、みんなの3党と、衆院会派「改革無所属の会」に所属する衆参両院議員計9人が、9月上旬にも地域政党「大阪維新の会」(代表・橋下徹大阪市長)との合流を検討していることが14日分かった。9人が合流すれば、維新は所属国会議員5人以上の政党要件を満たし、次期衆院選で小選挙区と比例代表の両方に立候補する「重複立候補」が可能になる。一方、維新側は合流希望の国会議員を政策の一致や資質で選別する意向を示している。【坂口裕彦、木下訓明、平野光芳】
維新合流を検討しているのは、民主党の松野頼久(衆院熊本1区)、石関貴史(同群馬2区)、自民党の松浪健太(同比例近畿)の3衆院議員のほか、衆院くら替えを目指すみんなの党の小熊慎司(参院比例)、上野宏史(同)の両氏。5氏は11日に大阪市内で橋下氏と会談し、合流への条件を協議したとみられる。参加した議員は「このグループが維新と協力して、民主、自民両党に対抗する『第三極』を形成する核になる」と述べた。
松野氏は消費増税法の衆院採決で反対し、2カ月の党員資格停止処分を受けている。民主党幹部の慰留で、処分後も衆院議院運営委員会の理事を務めており、9月8日に会期末を迎える今国会の閉会後の維新合流を目指す。他の議員は「衆院解散直前でいい」と語っており、合流がずれ込む可能性もある。
一方、衆院会派「改革無所属の会」は、民主党を離党した木内孝胤(東京9区)、中島政希(比例北関東)、横粂勝仁(同南関東)、中津川博郷(同東京)の4氏で構成。同会は維新政調会長の浅田均大阪府議会議長らと会談しており、所属議員は14日、毎日新聞の取材に対し「合流の話が煮詰まりつつある。今月中に目に見える動きが出てくる」との見通しを示した。
維新は早期の衆院解散・総選挙をにらみ、持論の大阪都構想を可能にする法案の今国会成立後、政党への移行作業を本格化させる。国会議員が合流する条件として、所属政党の離党に加え、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)への参加など独自政策の受け入れや、公募に応じるよう求める構えだ。大阪府市ダブル選で圧勝した昨年秋以降、維新幹部との接触を図る国会議員が相次いでおり、維新幹部は「中途半端な議員はいらない」と強気の姿勢を示している。
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