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民主党代表選 無風とネタ枯れ 政局好き永田町の政治記者はマッ青
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2012/8/25 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
民主党の代表選が一向に盛り上がらない。
野田が今国会会期末での解散に踏み切らなければ、代表選が行われる9月21日時点で、民主党は一応まだ政権党。党代表イコール総理大臣ということだ。次の選挙で惨敗は確実だから、民主党議員にとって、この代表選は首相になれる最後のチャンス。それなのに、代表選まで1カ月を切っても、動き出す気配がないのだ。
これにアタマを抱えているのが、大マスコミの政治部記者たちである。
「本来なら、一大イベントで“稼ぎ時”。誰が出るとか、立候補に必要な20人の推薦人が集まるかといった記事が連日、紙面を賑わすものです。野田首相の再選が濃厚ですが、党内には野田首相では選挙を戦えないという声は多い。決して再選が盤石ではないのに、コレといった対抗馬が出てこないのです。有力候補になり得る前原政調会長や岡田副総理は早々と野田総理支持を表明。小沢鋭仁元環境相も出馬しないと明言しています」(大手紙政治部記者)
もちろん、内心では出る気マンマンの議員は少なくない。
「参院の桜井充政調会長代理は早くも推薦人集めを始めていて、『20人は確保できる』と鼻息荒い。たぶん出馬するでしょうが、参院議員の総理は前例がないし、党内の見方は『売名行為にもなりゃしない』と冷ややかです。原口一博元総務相や馬淵澄夫元国交相、山田正彦元農相、川内博史衆院議員あたりは色気があるようですが、さすがに自分から言い出すのは気が引けるようで、お互い牽制し合っています。若手を中心に待望論がある細野豪志環境相は総選挙までの“数カ月限定総理”になる気はサラサラなく、海江田元経産相にいたっては名前すら挙がらない。結局、タマがいないんですよね」(民主党関係者)
国民からすれば、桜井なんて「アンタ誰?」だし、人望ゼロの原口や川内では推薦人も集まらない。山田は地味すぎて選挙の顔は無理。これでは盛り上がらないワケだ。
それで、政治部記者たちからは「こうなったら、前原あたりをたきつけてソノ気にさせ、立候補してもらうしかない」なんてタメ息も聞こえてくるが、自業自得というものだ。
これまで大マスコミは、事あるごとに「小沢派VS.反小沢派」の対立を煽り、さんざん小沢元代表を叩いてきた。代表選の報道もそうだ。そうやって、小沢を民主党から追い出しておきながら、いざ小沢がいなくなると「記事にならない」と困っているのだからお笑いである。結局、民主党は小沢がいなければ注目も再生もされないのだ。
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