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【陸山会事件】最高検の調査報告書を全面的に否定する石川知裕議員の新証言〜「勾留中の取り調べでは、上のようなやり取りは、田代検事とは一切ない」
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2012年08月24日 Sekilala&Zowie
【陸山会事件】最高検の調査報告書を全面的に否定する石川知裕議員の新証言〜「勾留中の取り調べでは、上のようなやり取りは、田代検事とは一切ない」「『11万人の選挙民』の話が出たのは、吉田副部長に水谷建設の裏金のことを聞かれていた時だけ。田代検事の取り調べでは出ていない」
120823 【録画配信】健全な法治国家のために声をあげる市民の会による「検察審査会への申し立て後の記者会見とぶら下がり」
◆記者会見、一部文字起こし
八木啓代氏「今回の最高検の報告書に関して、大きな相反性がないというのが要するに最高検報告書の結論です。つまり、田代さんの報告書と、事実上の取り調べには大きな違いはないので、虚偽有印公文書作成にはあたらないという結論でしたけれども、それに対して、こちらは石川議員に対して質問状を送りました。それがこの回答書です。読んでいただいたらお分かりのように、混同するような事前の取り調べというもの自体が一切なかったということをはっきり言っておられます。
つまり、最高検の報告書の中では、事前に石川議員が拘留中に非常に似たような内容の取り調べ、例えばやくざの話であるとか11万人の選挙民のことについて話したと。そのことと混同したのだという説明を田代検事がやったということにしていますけれども、そのような取り調べは田代検事とは一切やっていないということを石川さんははっきり断言しておられます。その他も含めまして、この回答書自体が最高検の報告書を全面的に否定する内容となっております」
◆健全な法治国家のために声をあげる市民の会HPより別添資料6 「石川議員回答書」 ※新証言http://shiminnokai.net/doc/shiryou06.pdf
◆森ゆうこ議員HPよりhttp://my-dream.air-nifty.com/moriyuuko/2012/06/post-da3c.html
最高検察庁:国会議員の資金管理団体に係る政治資金規正法違反事件の捜査活動に関する捜査及び調査等についてhttp://www.mori-yuko.com/activity/files/120627_2.pdf
◆別添資料6の書き写しhttp://shiminnokai.net/doc/shiryou06.pdf
健全な法治国家のために声をあげる市民の会
八木様
ご質問に関しまして、以下の通り、回答します。
石川知裕(直筆→)
【ご質問1】
録音記録の反訳書中に、「うーん。なんかヤクザの事件、ま、検事も言ってたけどね。あのー。Bさん、ヤクザの事件と同じなんだよって。」と述べた部分がありますが、これは、具体的にはどのような趣旨で述べられたものでしょうか。
[回答]
この言葉の意味は、「検事も、弁護士費用を親分が出すという点で陸山会とヤクザとは同じだというようなことを言っていたじゃないですか」という意味で言ったものです。「田代検事はやくざの事務所と小沢一郎事務所をおなじような構図に見立てていた。しかも、検察審査会の補助弁護士も同じような論理で小沢さんの共謀を導いていこうとした」、という意味です。田代検事に対して、「あなたも補助弁護士と同じような言い方をしてたじゃないですか。」という意味で、それが小沢氏の起訴議決に繋がったことについて、私の不満を述べたものです。
【ご質問2】
田代報告書中に石川さんが、「検事から、『貴方は11万人以上の選挙民に支持されて国会議員になったんでしょ。そのほとんどは、貴方が小沢一郎の秘書だったという理由で投票したのではなく、石川知裕という候補者個人に期待して国政に送り出したはずですよ。それなのに、ヤクザの手下が親分を守るために嘘をつくのと同じようなことをしていたら、貴方を支持した選挙民を裏切ることになりますよ』って言われちゃったんですよね。これは結構効いたんですよ。それで耐えきれなくなって、小沢先生に報告しました。了承も得ました。定期預金担保貸付もちゃんと説明して了承を得ましたって話したんですよね。」と発言したとの記載があります。このようなやり取りが、平成22年5月17日の取り調べの際にはなかったことは、録音記録の反訳書で明らかですが、それでは、同様のやり取りは、石川さんの勾留中の取り調べの際には、存在したのでしょうか。
[回答]
ご質問のようなやり取りは、勾留中の田代検事の取り調べでは、全くありませんでした。
勾留中の取り調べでは、私は、政治資金に関する小沢氏への報告に関しては、「毎年、年末に大まかに政治資金の収支を報告するだけで、収支報告書の内容に具体的に報告等しない」と一貫して説明してきました。ところが、田代検事は、それを聞き入れてくれず、「上司が納得しない」とか「この程度なら小沢は起訴されない」などと言ってしつこく私を説得し、また、再逮捕が出来るかのように言われたので、最終的には「報告し了承を得た」という供述調書に、私が署名したのです。
しかし、上のようなやり取りは、田代検事とは、一切ありません。
【ご質問3】
「貴方は11万人以上の選挙民に支持されて国会議員になったんでしょ。」というようなことを、実際に田代検事から言われたことはありますか。
[回答]
11万人の選挙民の話に関しましては、勾留10日目から取り調べに来るようになった吉田副部長に「11万8千655人の選挙民から投票してもらったんでしょ」と言われたことはあります。
ただ、これは、水谷建設からの裏金のことを聞かれていたときのことです。吉田副部長からは小沢さんへの報告了承のことは聞かれておらず、水谷建設の事だけです。
この言葉が出た時、吉田副部長が「僕は恥ずかしい」と言って泣き出し、私は恐ろしくなって、その場に土下座し、「水谷からは絶対にお金はもらっていません」と言ったので、はっきり覚えてます。そのことは、「実録 政治vs.特捜検察」という本の対談の中でも言っています。、「11万人の選挙民」の話が出たのはその時だけです。田代検事の取り調べでは出ていません。
【ご質問4】
「誰が日本を支配するのか」(佐藤優、魚住昭)という著書の中の獄中日記の1月25日の欄に、「小沢一郎の呪縛から逃れるべきだという田代検事の説得が一番きつい。」、「ただし十勝の有権者は石川知裕に期待して投票したと言われるのがつらい」という記述がありますが、これはどのような意味ですか。小沢氏への報告・了承について認めるかどうかの経過に関係があるのでしょうか。
[回答]
小沢氏への報告・了承について認めるかどうかとは、待ってく関係ありません。その時は、今後私自身がどう歩んで行こうかについて悩んでいました。その先の生き方について、小沢さんと行動を共にしていくのか、それとも離れていくのかということを自分なりに考えておりまして、そういうことを悩んでいるときに、「十勝の有権者は石川知裕に期待して」と言われるとつらい、ということを書いたのです。
【ご質問5】
最高検報告書では、田代検事の報告書の内容と録音記録の内容が、
@小沢氏への報告等を勾留中と同様に認める内容の供述調書の作成に応じることに逡巡する態度を示していたこと
A石川氏ご本人が、供述を翻した場合の影響に懸念を示されていたこと
B石川氏ご本人が、供述調書の口授の際に、その内容に感謝する発言を行ない、そのうえで、内容に同意し、署名捺印されたこと
などの点で一致していることをもって、「実質的に相反していない」根拠としています。田代報告書をご覧になって、取り調べの内容と報告書の内容は、「実質的に同じようなもの」だったとお考えでしょうか。
[回答]
全く違います。田代検事から調書への「逡巡する態度を示していた」のは、署名を求められていた供述調書の内容からして当然だと思います。「供述を翻した場合の影響に懸念を示していた」のは、田代検事から、供述を翻すと小沢さんを起訴するというような脅しをかけられていたので、影響を懸念するのは当然だと思います。供述調書の内容の一部について田代検事に感謝する発言を行なったことは事実ですが、それと最高検報告書に書いてあるように「色々考えても、今まで供述して調書にしたことは事実ですから、否定しません。これまでの供述を維持するということで、供述調書を作ってもらって結構です」などとは言ってません。
実際の取調べの状況は、ぜんぜん違います。田代報告書では、私が小沢氏の話と違う内容の調書に署名することを躊躇していたところ、田代検事の条理を尽くした説得の結果、報告・了承を認める調書に署名したというような話になっていますが、実際には、田代検事が、勾留中の供述を翻すと「絶対権力者」の小沢氏の影響であるように思われて小沢氏が起訴されると言ったり、再逮捕をちらつかしたり、議員辞職する旨の調書を法廷に出すなどと言われて脅してきたりしたので、結局、調書の訂正の要求を断念して、調書に署名したものです。
以上の件につきましては、先日、毎日新聞社から近く公刊予定の書籍での郷原信郎先生との対談でもお話してありますので、そちらでもご確認になれることと思います。
◆IWJ原記者のぶら下がり(記憶の混同に関して、春休みと夏休みという分かりやすい例えで解説)
八木氏「要するに最高検の報告書が記憶の混同ということを認めている最大の根拠としてはまさに春休みと夏休みの記憶の混同で、そのこと自体は本当に春休みにあったんだと。あったからうっかりしちゃったことを根拠にしてますよね。
でも、この石川さんの報告書(回答書)というのは春休みにだってそんなことはなかった、ということを明らかにしている報告書(回答書)ですね。報告書というか、回答書ですね。そのあたりのことが実はどこにもはっきりしてなかったので、私たちのほうも実際どうだったのか。本当にじゃあ拘留中にそういう限りなく近いやり取りがあったのかということが、実はどこを調べても出てこないと。そこで、石川さんのほうに確認を取ったら、なんと石川さんのほうから、いやそもそも拘留中にすらそんなやり取りは、少なくとも田代検事とは一切ないと。やっていたのは吉田検事とのやり取りだったと言うんですよ。
となると、つまりそれは何を意味するかというと、実を言うと、斎藤報告書というのは、佐久間元特捜部長が書いていたということが明らかになったでしょ。となると、この田代報告書というのも本当に田代が書いたの?別の人が書いたんじゃないかという疑惑まで出てくる。そうなって報告書を見ると、この中にも出てくるわけですけど、報告書の一部の文体が違う」
原記者「文体が違う?」
八木氏「違う。つまり、会話体になっているところと、そうでないところというのが明らかに文体が違うんですよ。そうすると、ひょっとしてこの報告書は田代さんがひとりで書いたのではなくて、複数の人が関わっているんじゃないか。田代さんの持っているはずのない別の記憶を持っている人が書いたんじゃないかという疑惑も出てくる」
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