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(回答先: 首相の親書を送り返してくるということが外交的に持つ意味は、日本国家と日本国民に対する侮辱以外の何ものでもない。佐藤優 投稿者 TORA 日時 2012 年 8 月 24 日 13:44:24)
http://www.sns-freejapan.jp/2012/06/01/1552/
※崔三然氏プロフィール
1928年、朝鮮半島生まれ
1943年、少年兵として大日本帝国陸軍幼年学校に入校
終戦後、半島に戻り韓国空軍に入隊
空軍大佐として退役、以後は工業関係の会社顧問などを歴任
【リポート】元韓国空軍大佐 崔三然氏講演会
☆日本の安全保障問題は、まず朝鮮半島に始まる。朝鮮半島の安定は日本の安定である。
<はじめに>
・日本は「シャングリラ」(桃源郷)である。
私は昭和18年、少年兵として志願し、陸軍幼年学校に入校した。
当時朝鮮半島から来て見ると、東京立川の様子は朝鮮半島とさほど大差は無かった。逆に言えば、当時の朝鮮半島は相当インフラ整備が進んでいた、ということである。
戦後60年、日本は安定した成長で経済大国となった。一方、朝鮮半島には一時も静かな環境は無く、朝鮮半島の精神文化面には半島のこの不安定さが大きく影響していると思われる。
私の娘は東京の大学を卒業し日本で20数年暮らしているが、いつも日本に関する鋭い指摘をしてくれる。私が日本と韓国を比較して、現在のインフラの差異やマナーの差異を嘆くたび、娘は「お父さんは比較できない物をわざわざ比較しては嘆いている」と言って私を笑う。
・なぜ、日本人は日本を誇りに思わないのか。
日本人はいまだ敗戦による自虐史観等に影響されている。
伝統文化、精神文化の発達した立派な国であると、まず自覚せよ。
かつて、他の外国人、例えば英国人のイザベラ・バードなども、一様に日本の国民性や文化を誉めている。
日本人の感性は世界でもずば抜けており、だからこそ物造りの匠の国となり、様々な商品を生み出しているのだ。
昨今の円高についてであるが、日本では円高を嘆く声ばかりが聞かれる。 しかしこれは日本に対する世界の信用の現われでもあることを忘れてはならない。誇りに思うべきではないだろうか。
ちなみに韓国のウォンなどは逆に暴落し、ウォン:円がかつては10:1だったものが、今や16:1である。私の韓国軍人年金の300万ウォンも、日本に持ってくれば30万円だったものが20万円弱となり、随分使いでが悪くなった(笑)。
・日本の法治、順法精神、社会正義
日本には他国では見られない、法治・順法精神・社会正義を好む姿勢がある。水戸黄門のドラマなどが大人気であるのもこのためだ。
「日本の精神文化は世界遺産に登録すべき」というのが、私の持論である。
いつも「朝鮮半島」というと、(反日的な言動を思い浮かべて)みんな「ああ、もう結構!」と思うかもしれないが(笑)、実際には良心的な朝鮮人は日本を評価している。
日本こそは誇りを取り戻し、復活すべき国である。
<日本と朝鮮の歴史: 日本統治時代の朝鮮、大東亜戦争、朝鮮戦争>
・戦前の半島について
私が3歳〜5歳の頃(1931年〜1933年頃)、朝鮮半島では目ざましい勢いでインフラ整備がなされていった。
漢江(かんこう・ハンガン)は従業員(労働者?)も日本人1.5万人朝鮮人5万人の計6万人、当時半島で最も活気に満ちた都市であった。
私は日本人・朝鮮人が半々の学校に通った。現在でも同窓会が開かれている。
そこで差別を受けて喧嘩したなどの記憶は無い。社会が非常に安定しており、これは(日本人も朝鮮人も)法的に平等であったことが大きいと思う。
人種間の多少の感情的なものがあっても、制度上の差別が無いというのは(社会として)上等である。
例えばインドと比較してみればよい。インドは朝鮮半島と違って、インフラ整備も遅れ、識字率も低いままだ。
大変な金額を投じて、日本は朝鮮半島を整備したのだ。
・半島における日本の統治
半島における日本の統治の特徴としては、
「日本には誠実な統治の姿勢があった」
「日本軍の軍紀が厳正であった」
この2点が大きい。
当時の世界情勢から見れば、外国人から見ても日本の統治は非常に誠実なものであった。
また当時の軍隊の教育を受けた者は、その事を今も誇りに思っている。
私の同期は皆、今や武士のように立派な紳士ばかりである。
リットン調査団が、報告書を作るのに大変苦労したという逸話がある。調べてみると、日本の植民地統治が完璧であったので、慌てたのだ。
当時、白人国家の植民地統治とは、殺人・略奪・強制的混血による民族「浄化」といった野蛮なもの。白人は、日本の完璧で誠実な統治を恐れたのである。
☆しかし、日本人が自虐史観に陥れば、共産主義がそこに付け入ってくる。アメリカが敢えてその状況を許していることを忘れてはならない。
・大東亜戦争
私は少年兵として終戦を迎えた。
戦争末期には、アメリカの物量作戦に対抗するため、日本は空襲があっても戦力温存のためにただ飛行機を別の飛行場に退避させるだけ、という事も続いた。
水戸にいる時、1000機の艦載機が飛来した。東京大空襲だった。
戦時中、昭和12年から、朝鮮半島でも志願の士官学校制度が始まった。400名の募集に対し、20倍の志願があった。自分は学校で募集を聞くや否や、真っ先に手を挙げた。日本人にさえ先駆けて最初に志願した朝鮮人の2人の内の一人で、それがとても自慢だった。
当時、半島も本土も、間違いなく一体だったのである。
戦後マッカーサーが、「日本の戦争は自衛戦争であった」と言ったが、この証言に尽きる。資源の無い国日本が、封鎖されてやむを得ずの戦争だったのだ。
現在日本では、2億トンもの原油を輸入し、5千万トンを備蓄している。
昭和16年当時、日本には850万トンの原油備蓄があり、その中から1年で750万トンを消費した。
終戦時はどうであったか。日本にはわずか36万トンの備蓄しか残されていなかったのである。
日本がどれだけ困窮した中で戦っていたかがわかるだろう。
☆しかし、日本は戦争では負けたが、地球上の陸地の85%にも及んでいた植民地支配を終わらせた。白人優位社会の世界から、有色人種を無視できない世界へと変わったのだ。
アフリカとアジアを比較すれば、アジアは日本があったからこそ向上したのだとわかる。
私が戦時中を思い出して心が痛むのは、軍人のみならず一般人の犠牲者が非常に多かったことである。
終戦時、35万人もの日本人が居住していたが、その10%にあたる3万5千人が引き揚げ時に被害にあったとされている。
特に……ロシア兵による略奪強姦被害など、本当に心が痛む。
・朝鮮戦争の時代
朝鮮戦争は金日成とロシアの赤化戦略によって起きた。
金日成はただの匪賊であり、そんなものがロシアの傀儡で北朝鮮の指導者を気取っていた。
当時朝鮮半島は、釜山の橋頭堡を残して全て一気に北に占領された。ソウルはたった3日で陥落した。まともな橋は1本しか残らず、…(聞き取れず) から北はそのまま虜にされてしまった。人々は3ヶ月間地下や屋根裏に潜み、やがてマッカーサーが上陸。15日間でこれを奪還した。
この時の朝鮮半島は、正に阿鼻叫喚の地獄絵図であった。
<現代の日韓関係と北からの工作>
・現在の朝鮮半島情勢
韓国では現在、韓国を内部から乗っ取ろうとする勢力が暗躍している。言うまでもなく、北の息のかかった勢力である。韓国の左派は金正日(※講演会当時は存命)の手下であると言っていい。その影には当然中国がいる。
金大中の時代、3千万ドルが韓国から北に流れた。北は韓国を赤化して、取り込もうとしている。
先ごろソウル市長選で左派が勝利を収めた。韓国においては、日本の東京とは比べ物にならないほど、全てが首都ソウルに集中している。そのソウルの市長が左派になったということは大変な「政変」を意味するのだ。
李明博は、我々韓国の右派が懸命に後押しをして大統領に就けた。しかし、どんどん左派に取り込まれている。
金大中・盧武鉉の頃には保守派7:左派(親北朝鮮)3だったのに、今や教育と言論の分野に北の勢力が入り込む状態になっている。
したがって、我々親日保守派がどんなに意見を発信しても、マスコミは全く報じない。日本もそうでしょう?
日本は地理的状況にも恵まれて、素晴らしい独自の文化を作り上げてきた。対するに朝鮮民族の場合は周囲から侵略を受け続けながら、何千年も続いてきたが、それもまた粘り強さであり能力と言える。
日米韓同盟とまでは言わなくとも、新しい関係の構築を切に望む。
・従軍慰安婦問題
韓国の日本大使館の前に、慰安婦の石像を建てる話などが持ち上がっている。(※講演時、未完成)
とんでもない、慰安婦達は大変結構な給料をもらって働いていたのだ。(※この言い回しが、崔氏と同い年の実家の父と全く同じで、何だか驚いた)
もしも皆さんが、中国や韓国が本当に事実を知らずに南京大虐殺や従軍慰安婦問題を言っているのだと思ったら、それは大間違いだ。
彼らはわかって言っているのだ。そうして日本の反応を引き出し、それをまた材料にして騒ごうと思っているのだ。日本はそんな手に乗ってしまってはいけない。
日本人はあまりにも良心的で素直過ぎる。
こういった問題には、別の方角からのアプローチ(アナザーアングル)が必要だ。国際協調など他国を味方につける等考えるべき。
蒋介石の手口、他国に働きかけ、ついにはアメリカやロシアを取り込んでしまったやり方も参考になるだろう。
(※参考までに、崔氏と同い年の実家の父の証言も。
「従軍慰安婦の碑?何言ってんだか…。あの女性たちは、大変結構なお給料をいただいておってだねえ、当時は日本からもその筋の女性たちが大挙して働きに行ったんだよ?朝鮮で、嫌だと言う女性をぎりぎり(無理やり)捕まえる必要なんか、全然無かったんだから。 そもそも当時は同じ日本で、日本国民で、同じ法律ですよ?そんな事をしたら大騒ぎになるだろうが(笑)」
「ただ、当時の本土と同様、親のために泣く泣く売られていった娘もいただろうし、女衒(ぜげん)に騙された女性もいただろう。そういう話は聞いた事がある。そういう女性は大変気の毒だとは思うが、日本が国としてそういうことをやったか、と言えば、それは絶対無い。これは断言できる」
今は韓国人と日本人。しかし育った場所に半島と本土の違いはあっても、生まれてから10代まで同じ日本人として日本の教育を受けた、84歳同い年の二人の男性の証言である。)
・半島が赤化すれば日本はどうなるか
かつて先達がなぜ韓国を併合したのか考えてほしい。
朝鮮半島は未だに日本にとって緩衝地帯なのだ。
日本は誇りを取り戻し、先達のやってきた事の検証をし、英霊達の検証をし、世界のリーダーとして再び立ち上がるべきだ。
現在の世界には、モラル面において国連なども全くその機能を果たしていない。世界には正義が必要であり、それを取り戻すのは日本だ。
そのためにも、中国に効果的に対応すべく、準備が必要だ。
<その他、講演後の質問タイムに語られた話など>
・「それでも日本は大丈夫」
「韓国はもう、本当に崖っぷちですよ!それでも日本は大丈夫。まだまだ絶対に大丈夫。」
「なぜなら…日本は女性がしっかりしているから。日本の女性を見てみればわかる、日本女性の淑やかさ、それでいて芯の強さ。」
このあたりで思わず目をそらす筆者(女性)。 思うに、崔氏は本当は「大丈夫だと、日本を信じたい」方が先んじてしまい、実は確たる理由など無いのかもしれない、と感じました。そこで、理由を述べるに最も無難な落としどころとして「日本女性」を持ち出したのかもしれませんw
これに対して、崔氏のご友人が補足。
「日本が女性のお陰で大丈夫だというのはね、例えば、家庭経済でも日本は女性がしっかり財布を握っているでしょう?そして、しっかり貯めている。日本国債に信用があるのも、結果的に女性のお陰なんですよ」
「日本の女性は、お金を持っていても『いえいえ、とんでもない』と言って持っていない振りをする」
「ところがね、韓国では逆なんです。韓国では、金を持ってもいない者が、目一杯見栄を張って金持ちのように見せかけている。女も、祖母・母・娘が街中を揃ってこれ見よがしに華美な服装で歩いていたりしている」
このあたりを聞いて、韓国経済では個人負債が日本などと比較しても異常に多い、ということを思い出しました。
「このままでは北に取り込まれる。李明博(とその後継者)を引き摺り下ろさなくては」というのに対し、「軍事的な行動などは可能性があるのだろうか?」といった質問をした人がいました。
崔氏は「私の後輩がまだ軍にいて、随分偉くなっていますからねw」とだけ答えました。
引揚者の悲惨な被害について語った時、崔氏は少し言い淀み、数少ない女性参加者の方を気にするようなそぶりを見せ、「ロシア兵のね…」と口を濁したように思えました。何とも言えない、痛ましげな表情でした。
これはあくまでも勝手な憶測になりますが…崔氏は引揚者が朝鮮半島において朝鮮人からの略奪や強姦被害にあっていたことを、もちろんわかっているのだろうと思いました。本当はそのことを言いたかったのではないか、とも。
崔氏の言葉からは終始一貫、帝国陸軍の少年兵であったこと、日本の教育を受けたことを、心から誇りに思っている、という気持ちが伝わって来まし た。そうであれば、終戦後自分の同胞が自分の郷里で、敗走する日本人に惨い仕打ちをしたと知った時、さぞ恥ずかしく暗澹とした思いであったことでしょう。
<感想とまとめ>
全体を通しての講演の感想は、「戦前戦中の日韓関係に関する崔氏の全ての言葉が、そのまま、ネット上の保守層が共有している情報の裏づけになっている」ということです。
或いは、ネットの情報がそもそも、崔氏をはじめ親日保守の韓国人の裏づけをもって喧伝され始めたものなのかもしれない、と思うほどでしたw
「ええ、それ、知ってます」と相槌を打ちたくなるような事がたくさん語られました。
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