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「張子の虎」、大阪維新の会!
2012年08月22日 :(「日本人」の研究!)
マスコミも政治家も、なんでここまで大阪維新の会をチヤホヤするのだろうか。
はっきり言って、橋下氏も大阪維新の会も人気、実力、結束力、どれをとっても、現実よりかなり乖離しいる。
まさに「張子の虎」だ。
それも、マスコミがしっかりと手助けしているとしか思えない。
彼が本当に人気があるのだろうか。
本当に選挙に勝てるのだろうか。
2005年の「小泉の郵政選挙」、民主党の「政権交代選挙」、多くの国民が期待をした。
しかし、その多くが裏切られてしまった。
国民は、本物を求めている。
国民は、政治家に対して、もっと目が肥えてきた。
大阪のダブル選挙の時、脱原発依存をうたった橋下氏。
脱原発はどうなったのか。
関電に脅されたのか、あれだけ威勢がよかったのに、あっさりと敗北宣言をしてしまった。
この夏、電力が足らなくなるというのは、真っ赤なうそではないか。
大飯の再稼動を許し、一歩引いて新たな戦略で突き進むならまだ分かる。
しかし、「大阪市保有の関電株を売る」とも、発言している。
大阪ダブル選挙の時、言っていた「株主として株主提言をしていく」と、言っていたのに、どうなっているのか。
情けなさ過ぎる。
それに政党助成金を得る為に、国会議員に対してTPPに賛成なのか、反対なのか、公開討論後、判断するという。
また「僕らにとって、TPPは経済政策のセンターピン(核)と、思っている」と、語った。
脅されているのだろうか、それとも、野田のブーやんが財務官僚に取り囲まれてしまったように、市場原理主義者や従米タカ派に、取り囲まれてしまっているのだろうか。
はっきり言って、地方分権とTPPは両立できない。
新しいエネルギーにしても、市場原理を大優先すれば、自らの選択で、我々が使うエネルギーを選択することができるのだろうか。
TPPとは、法律よりも、地域行政の条令条例よりも市場原理が優先である。
自由競争を阻害するものは、法律だろうが条例だろうが、排除されてしまう。
例えば、ある地域が風力、太陽光、水力などで100%電力をまかなおうとしても、ガスや原子力なんかで、安い電力が大きな電力会社や外資系電力会社から供給されれば、地方自治体が立ち入ることは出来なくなる。
世界中が何かに取り付かれたように、過剰な競争をしすぎている。
そして、その弊害が自分らの周りにも確実に出ている。
特に田舎や、弱いものに出ている。
このまま行けば、どう考えても、ほんの一握りの金持ちと、その他大多数の貧乏人の格差社会だ。
長年、平等社会でやってきた日本人にとって、そのような格差社会というのはなじまない。
かなりアレルギーが吹き出てくる。
橋下では、田舎では勝てない。
2005年、2009年の、衆議院選、2010年の参議院選挙、どれをとっても、勝負は田舎で決着が付いている。
2010年の参議院選挙なんて、比例投票数では、自民党より民主党のが勝った。
民主党1845万票、自民党1400万票しかし議員確保数は、民主が44議席、自民が51議席、このおかげでねじれ現象が起きた。
田舎のじいちゃん、ばあちゃんの一票のほうが大きく作用する現実を、しっかりと認識しなくてはならない。
民主党は、田舎で散々負けてしまった。
都会でいくら受けることを言っても、田舎のじいちゃん、ばあちゃんは、あれほど傲慢な男は受け入れられない。
橋下は、選挙を甘く見ている。
今度は、大阪のような大都会ではない。
田舎がどのような状態なのか、橋下はわかっているのだろうか。
元記事リンク:http://cpt-hide-cook.seesaa.net/article/287790309.html
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