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「まさおっちの眼」http://blog.goo.ne.jp/masao19481/より転載。
昨日、今度は日本の地方議員ら10人が尖閣に乗り込んで日本国旗を振り回した。感情的行為というほかはない。こうなれば、尖閣に自衛隊を派遣し、中国人が来たら殺してまでも上陸を阻止し、戦争に発展させればいい。そういう右翼の跳ね返りが恐ろしい。領土−過度な愛国心−戦争という図式はどうしてもさけなければならない。ところで尖閣にしたって、竹島にしたって、中国・韓国はともに「自国の領土である」という教育を国内で行ってきている。だから、日本の領土だという認識がまったく両国人にはないのである。そういう状況だから日本が自国の領土だという言動をすると、それは「侵略」と彼らには見える。それが証拠に、昨日起こった中国の28都市の反日デモのプラカードには「日本帝国」といずれも書かれてあった。今の日本は67年前の戦争時代の日本と全く違うといくら言っても、彼らにはオーバーラップするのである。領土問題にはそれぞれの国の「教育」が大きくかかわっている。歴史をどう教えてきたかで国民感情や事実がまったく異なっているのである。「俺の領土だ」「いや俺たちの領土だ」、こんなことをいくら言い合っていても、行き先は力づくの決着、つまるところ戦争しかないのである。日本として、ここは、尖閣、竹島、北方領土問題は、いずれも国際司法裁判所に提訴すべきである。勿論、相手国の合意がなければ裁判は成り立たないが、なぜ裁判に反対なのかという理由を提示しなければならないから、ことは少しは明確になる。国際的にそれぞれの主張を判断してもらえばいい。喧嘩にはどうしても仲裁が必要である。
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