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(回答先: 発言 世論調査は適正手法で 東京新聞 投稿者 CERISES 日時 2012 年 8 月 19 日 03:32:28)
http://www.asyura2.com/12/senkyo134/msg/560.html#c16
>>16. 2012年8月19日 23:18:35 : dApGl4rfPA
「年齢分布の補正をかければすむ話」への返信です。
逆に抽出した標本の年齢構成が母集団(この場合は日本国民)の性別、年齢構成とどれほど異なるかは重要です。
もし仮に、1000人抽出した標本の年齢構成が母集団と有意に異なるのであれば(普通そうなります)、
独立変数(x)と従属変数(y)の関係の解析方法は単純な補正では済まなくなります。
まずは標本が母集団とどれほどかけ離れているかを明示するべきです。
その上で初めて、通常は従属変数、つまり結果の種類が、少なくとも3種類以上の設問が多いようですから、
解析方法は多数の独立変数(つまり設問)の結果(従属変数)への及ぼす影響を検討することになるでしょう。
この際のもっとも身近な解析方法は多項多変量ロジスティック回帰分析でしょう。
しかし、この解析方法を実行出来るソフトは限られていますし、その結果は一種独特です。
マスコミのような「何党何%」という単純な結果には決してなりません。
性別、年齢で各政党を支持するが何倍異なる、と言う形式となります(おおなかな表現ですが)。
とすると、マスコミその他のアンケート集計の結果解析は、専門的な統計解析処理を何らしていないのでは、
とすら感じさせられます。
%の違いを検定するカイ二乗検定など、この場合全く意味が有りませんし、
性別、年齢の違いを重回帰分析や共分散分析でアンケート結果を補正するなども間違いです。
ましてや主因師分析で解析しても「何党何%」という結果にはなりません。
cox解析でもそうです。
一体、どんな解析をしたのでしょうか、甚だ疑わしく感じます。
つまり、
「何の解析もせずに、性別年齢の不均等を無視してアンケート結果のみを公表した」
だけではないでしょうか。
もし、マスコミが真摯に解析したのなら、
調査に用いた標本が母集団とどれほどかけ離れているかを明示した上で、
上記の「性別、年齢で各政党を支持するが何倍異なる」という書式でアンケート結果を記述するべきです。
そういった形式以外のいかなるアンケート結果も、「世迷い言」の一種と受け止めねばなりません。
たとえそれが支持する政党、政治家への評価だったとしても。
誤った「サイエンス」の濫用は、誤った「世論の解釈」へと「無自覚」に誘導するようです。
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