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法事で久し振りに高知に帰り溜まっていた高知新聞を並べた。
終戦記念日… 五輪閉幕… 甲子園開幕…
予定されていたイベントに、竹島(韓国名・魚釣島)への韓国大統領上陸、日朝協議再開という予期しない報が飛び込んだかと思えば、大村愛知県知事の中京維新構想が本家大阪維新の橋下大阪市長に見下され、河村名古屋市長まで怒らせて絶縁だとの「どうでもいい」ものまで… 新聞の見出しは大賑わいだ。
維新、イシンと騒ぐじゃない。。。本家は土佐の高知でござる。
鼻歌の一つも飛び出そうになるほど自宅というのは安らぐものだ。
ここ3ヶ月間は殆んど出ずっぱりだったから尚更だ。大阪〜福岡〜北海道〜東北〜東京… 我ながらよく動き回った。。。
。。。 。。。
さて、新聞記事を見て一番気になったのは、尖閣諸島問題で丹羽中国大使が実質更迭されるという記事だった。。。この丹羽大使更迭は失策だ。
極東アジアにおける日本外交の浅はかさを示す大失策だ。
今般のイ・ミョンバク韓国大統領の竹島(韓国名;独島)上陸の後押しをしたのは、間違いなく石原東京都知事の暴走である。「尖閣諸島買占め」などという暴挙に出た東京という一つの自治体を日本政府がコントロール出来ずにいたから、こうした事態を招いたのだ。
日本政府は、原発事故・放射能拡散問題でも真実を公表しない。
おかしな国だ。誤魔化してばかりいる。。。
と、世界各国から非難されている。
その日本政府が、尖閣諸島問題での都知事の暴走を制御出来ない様子は、国外から見れば「出来試合」に映る。。。日本政府がやりたくても出来ない事を東京都にやらせて、知らない振りをして誤魔化していると見えるのだ。
だから、竹島(韓国名;独島)問題を抱える韓国は、北方領土問題を抱えるロシア(メドベージェフの北方領土上陸)と同じように、強行手段に出たのだ。
その石原都知事を諭すように意見したのが丹羽中国大使だった。私は、尖閣諸島買占め問題において、大使が『日中関係は重大な危機に遭遇する。』と発言した報に触れ、『よく言った。』と大きく頷いたのだが・・・
あの無用に威猛々しい石原都知事の事である。八方手を尽くして丹羽大使排除工作を展開したのだろう。大使にも「中国べったり。」「外交官として機能していない。」などと批判があった*から都知事の横槍に抗しきれなかったか・・・
*私は、日中間の貿易額が日米間に比べて10倍以上ある現状からして、日中関係に重きを置く外交が当然と考える。丹羽大使に対する評価も偏ったものではないかと考えている(よくある現象だ)。
石原慎太郎・東京都知事の尖閣諸島買占めが、竹島問題を加熱させた。。。石原の罪は大きい。日本外交を行き詰まらせる事になる。
こうした関係を知りながら、無能なNHKをはじめとするマスコミは報道しない。。。なぜか???
それは、単純に米軍問題に繋がるからだ。
極東アジア諸国間に緊張関係が生まれれば米軍の存在意義が高まる。日本においては『米軍は抑止力になっている。』という、「実質アメリカ占領支配容認論」を強める事が出来る。
また、尖閣諸島で中国と、竹島で韓国との領土問題が顕著になれば、日本国民から毛嫌いされているオスプレイの岩国基地への強制配備に正当性があるとの主張が湧きあがる。
全ては、石原とNHKやマスコミ、ひいては米軍・アメリカ政府との出来試合・猿芝居なのだ。。。我々市民ネットメディアが頑張るべき事案だろう。
(以下、報道抜粋)
【丹羽中国大使交代へ 今秋にも 尖閣発言影響か/2012/08/13 18:53 共同通信】
野田政権は、丹羽宇一郎駐中国大使を今秋にも交代させる方向で調整に入った。時期は10月末ごろの開催が見込まれる中国共産党大会の前後が軸となる。政府筋が13日明らかにした。
政権交代後、外交官OBではない民間出身者として起用された丹羽氏が交代する背景には、石原慎太郎東京都知事による尖閣諸島購入計画をめぐって、政府方針と異なる内容を発言し、与野党から交代論が相次いだことが影響した可能性がある。「事実上の更迭」(与党関係者)との見方も浮上しそうだ。
後任には佐々江賢一郎外務次官を充てる案が浮上。藪中三十二前外務次官の起用も取り沙汰されている。次官経験者が就任すれば、1972年の国交正常化後、77〜79年に大使を務めた故佐藤正二氏以来2人目となる。
外務省は9月下旬に中国側が主催し北京で行われる日中国交正常化40周年の大型行事を「花道」(日中外交筋)とする考えだ。胡錦濤指導部から習近平体制へと入れ替わる党大会と前後して帰任させる方向で検討している。
丹羽氏は元伊藤忠商事社長。2010年に、鳩山、菅両政権の岡田克也外相(現副総理)が官僚に頼らない政治主導を実現するため、抜てきした。鳴り物入りの人事で「大物財界人」として経済外交の推進に期待が集まった。
しかし今年6月上旬の英紙インタビューで丹羽氏は、東京都による尖閣購入計画が実現した場合は「日中関係は重大な危機に遭遇する」と発言。玄葉光一郎外相から「尖閣に領有権問題は存在しないとの政府見解と異なる」と注意を受けた経緯がある。
外務省内には、10年9月に中国漁船衝突事件が起きた際にも「日中間のパイプ役を十分果たしていない」と手腕を疑問視する声があった。
一方、韓国側も12月の大統領選挙を前に与野党ともに愛国心を煽ってくるでしょう。
短期的にみれば、両国の政治的な関係が当面、冷却状態になることは避けられません。
ただ中長期的に見れば、両国は、今や切っても切れない重要なパートナーです。北朝鮮の核やミサイル開発、拉致問題の解決のためにも、日韓の連携は欠かせません。いがみ合うより、一致協力して取り組むことの方が、ずっと多いはずです。
心配なのは、大統領による竹島上陸が前例として次の政権にも引き継がれ、両国間の新たな火種になってしまうことです。次の大統領が竹島に上陸すれば、日本政府もまた対抗措置を取らざるをえず、まさに負のスパイラルに陥ってしまいます。このような状態は、どちらにとってもメリットがありません。
負のスパイラルを逆転させ、信頼関係を再構築していくためには、何よりも日韓両国の政治を安定させ、安易に世論に迎合しないようにすることではないでしょうか。日韓の指導者には、両国の関係がこれ以上悪化しないよう、感情論に流されない理性的で慎重な対応を求めたいと思います。
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