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新ベンチャー革命2012年8月17日 No.623
タイトル:尖閣報道にみるマスコミの劣化:マスコミ(情報売り手)よりネット国民(情報買い手)の方が、知的レベルが高いという逆転現象が起きている
1.極東挑発作戦に反応しない日本の一般国民:仕掛け人拍子抜け
このところ、竹島騒動に続き、尖閣騒動をめぐる領土問題でゴタゴタが続いていますが、事情を知らない日本国民は若者を中心に、あんなちっぽけな無人島のことで、なぜ、そんなに大騒ぎするのかと、怪訝に思う人も多いようです。
極東分断支配を企む勢力の当てがはずれています。拍子抜けでしょう、ザマーミロ!
米国戦争屋のロボット・日本の大手マスコミはやたら大騒ぎしていますが、彼らが期待するほど日本国民は煽られず、冷静かつ醒めています。
なお、上記、米国戦争屋(世界的寡頭勢力の主要構成メンバー)およびそのロボット・悪徳ペンタゴンを構成する日本人勢力の定義は本ブログのNo.576の注記をご覧ください。
2.仕掛け人の期待に反して日本では極東挑発の効果が出ないのはなぜか
極東挑発仕掛け人の思惑に反して、日本では、大半の国民が挑発にいっこうに乗ってきません。近年、ネットの普及で、ネットから情報を取る国民が増えており、一連のゴタゴタの背後に、米国(米戦争屋)の存在があることをネット国民は少なくとも、すでに気付いています。
たとえば、尖閣上陸を強行して連行される人たちの素顔をテレビで観て、なんだかお粗末な五流映画をみせられているような気分にとらわれる人が多いのではないでしょうか。この人たちはカネで雇われたヤクザ者ではないかと思えます。
彼らを雇った尖閣騒動仕掛け人の期待に反して、今回の挑発効果が低迷する原因をみてみますと、それはやはり、大手マスコミの報道振りにありそうです。米戦争屋ジャパンハンドラーに厳しく監視されている日本の大手マスコミは、今回の一連の事件の背後に米国の存在があるのではないかという国民の疑惑には、まったく応えず、ひたすらそれを隠して報道しているのです、例によって・・・。だから、尖閣報道に関する大手マスコミの解説にまったく説得力がなく、国民の知的欲求に応えるものもまったくないのです。
3.日本の有識者のカゲがすっかり薄くなった
昔は、何か大きな事件が起こると、国民はみんな新聞の解説を読み、テレビは有識者を登場させて、国民にわかりやすく解説していました。国民もマスコミにそれを期待していました。しかし今はちがいます、国民がマスコミに期待するのは、毎日起こるニュース情報(ファクト)だけです、その解説や分析をマスコミに期待する程度が昔に比べて、大幅に低下しています。下手な解説されても、国民は別途、ネットで情報を取っていて、国民の方が、深く知っているケースが増えました。
スマホの普及した今のネット社会では、解説する側より、解説される側の方が、よく知っているケースが大幅に増加したということです。こうなると、国民のマスコミへの期待度は低下する一方です。そして、マスコミが引っ張ってくる有識者の解説にもまったく期待しなくなっています。
筆者も若いころは、マスコミ情報に依存し、評論家の解説本を読んで情報を取っていましたが、2001年、小泉隷米政権誕生以降、マスコミ情報を信頼しなくなり、また有識者の著作や論評への依存度が大幅低下しています。
特に、大手マスコミに登場する有識者は、米戦争屋に遠慮して、あらかじめ、フィルターをかけられていることが明白であり、読むに値しない、聞くに値しないものが多いと感じます。
4.尖閣問題を日中間に仕込んだキッシンジャーは二枚舌だった
今、話題の尖閣領土問題紛争ネタを日中間、日台間に仕込んだのは、米国ニクソン政権下のキッシンジャー大統領補佐官だと思われます(注1)。
そこで、筆者は今、キッシンジャー回顧録(注2)に目を通しています。この人物は、小沢氏の師・田中角栄元首相をロッキード事件で嵌めた仕掛け人です(注3)。ちなみに、なぜ、田中角栄が嵌められたかというと、田中総理は米国と事前協議せずに中国と直接日中同盟を結ぼうとしたからです。
さて、キッシンジャーの回顧録によれば、極東外交において、彼は完全な二枚舌男であることがわかります。
彼は中国に行って、毛沢東など中国首脳に、日米同盟は日本が再び、軍事国家にならないようにするために存在すると説明しています。
一方、われら日本国民は、日本政府や有識者から、日米同盟は中国やソ連や北朝鮮など共産圏の脅威から日本を防衛するために存在すると説明されてきました。
尖閣問題を煽った石原都知事を尊敬する多くの日本人(ネットウヨ含む)は、この説明を金科玉条のごとく信じ込んできました。そのような人たちは、キッシンジャーの二枚舌を知ってどう思うのでしょうか。
筆者は前々から、日米関係は国民に見えないウラ面をもつ二重構造となっているのではないかという疑惑を持っていましたから、日米安保条約(日米同盟を規定するはずの条約)は“檻と柵の二重構造”とみなしてきました(注4)。
日米同盟を中国人から見ると、日本人を米国が檻(おり)に閉じ込めているように見え、日本人からみると、中国人の攻撃から日本人を守る柵(さく)に見えるわけです。
筆者の持論(檻と柵論)は、上記、キッシンジャーの回顧録にて証明されました。
キッシンジャーは狡猾にも、日中間で二枚舌を使うと同時に、尖閣(ハングリードッグへの撒き餌)という日中間の結束を妨害する楔(クサビ)を打ち込んだのです。それが今、絶好の日中紛争火種に成長しているということです。
キッシンジャーの極東戦略を知ると、2009年の政権交代で誕生した小沢・鳩山政権を米戦争屋が絶対に許さないことがわかります。
2009年8月、政権交代直前、鳩山元首相がNYタイムズに発表したエッセー(注5)は、民主党政権下の新生日本は対米自立して、中国を含むアジア諸国と手を組むぞと宣言したものでした。これを読んだ米戦争屋(キッシンジャー含む)はさぞかし、怒ったことでしょう。
そして、怒った米戦争屋ジャパンハンドラーたちは民主党内に放ってあった米戦争屋エージェント(現・野田総理一派含む)を恫喝して小沢・鳩山民主党を潰しに動いたわけです。つまり、トロイアの木馬・野田総理一派のウラ・ミッションは“小沢・鳩山コンビのつくった民主党を徹底的に潰す”ことだったのです、くれぐれも誤解なきように・・・。そのウラ・ミッションは次期総選挙で貫徹されることは確実です。
民主党の不幸は、民主党を潰すことをミッションとする人物をあろうことか、代表に選んでしまったことです。だから、いくら民主党支持率が下がっても野田総理は平気なのです。
5.日米関係の真相を国民に解説しないかぎり、マスコミの尖閣報道は国民を理解・納得させられない
マスコミは、70年代に発生したロッキード事件の真相を国民に知らせず、以来、今日まで、日米関係の真相を国民に知らせず隠してきました。その延長線上で、今、尖閣問題をいくら解説しても、国民を理解・納得させられるわけがないのです。
上記、米国戦争屋ボスの番頭だったキッシンジャーの極東外交の真相を知って初めて、国民は尖閣問題の本質が理解できるのです。
日本を闇支配する米国戦争屋の正体をひた隠しにする日本のマスコミは、ネットの発達で、知的逆転現象が起きて、ネット国民より知的レベルが低くなっているのです。
それでも恥知らずのマスコミ(NHK含む)はいまだに国民からカネを取って、厚かましくも経営を成り立たせているという、この情けない倒錯状態は絶対に長続きしないでしょう。
注1:本ブログNo.569『尖閣諸島は中台ハングリードッグに撒かれたエサに過ぎない:石原都知事が日中対立を煽って損するのは中国ではなく、グローバル日本企業の方だ!』2012年4月19日
http://blogs.yahoo.co.jp/hisa_yamamot/29129128.html
注2:キッシンジャー回顧録 中国 (上下)(岩波書店、2012年)
注3:ベンチャー革命No.195『裏切り者ジャップ:キッシンジャー語録』2006年5月26日
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/mvr195.htm
注4:拙著[2008]『技術と情報を管理され続ける日本』ビジネス社
注5:NY Times OPINION “A New Path for Japan”Aug.26, 2009
http://www.nytimes.com/2009/08/27/opinion/27iht-edhatoyama.html?pagewanted=1&_r=2
ベンチャー革命投稿の過去ログ
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-Oakland/1386/melma.htm
テックベンチャー投稿の過去ログ
http://www.elmstadt.com/news/techventure.html
http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-PaloAlto/8285/column-top.html
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