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マンマと嵌められた谷垣自民 野田は絶対解散しない
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2012/8/16 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
大阪維新の会が国会議員と合流し、「新党」旗揚げだと騒がれている。朝日新聞は、早ければ8月中にも準備を本格化させ、全国に候補者を擁立する構えだと書いていた。維新の会が政党化を急ぐのは、今月8日、野田首相と自民党・谷垣総裁の間で「近いうちに」解散で合意したためだ。国会会期末の9月8日までに解散なら、10月選挙だから、今から準備しておかないと間に合わない。それでドタバタなのだが、甘い甘い。というか、自民党と同じで、朝日新聞も、橋下維新の会も、野田ペテン師集団の正体が全然分かっていないんじゃないか。
ある民主党議員がこう言っていた。
「解散? ないない。だって、何のメリットがあるの。不信任案が可決したならともかく、解散の決定権は総理や執行部にある。負けることが分かっている選挙を自分から急ぐバカはいない。そんなこと、常識。それに消費税アップが最大焦点になる選挙を財務省がやらせるわけがない。解散は、多少でも民主党政権に追い風が吹き始めてからですよ」
これが当たり前の考え方である。野田は絶対に早期解散などしない。死んだって、やらない。そういう男なのだ。そもそも野田は、政権維持と保身のために公約違反の消費増税で財務省と財界、大マスコミに魂を売り、自公との大連立では身も売った男である。党のオーナーである鳩山も小沢もバッサリだった。自分が生き延びるためなら、どんな詐欺だって裏切りだって平チャラ。そんなペテン男が、自分で自分の命を絶つ早期解散なんて踏み切るわけがないのだ。
◆公党間の約束なんて前原も岡田も眼中にナシ
事実、ペテン首相の側近幹部からは、解散先延ばし発言が相次いでいる。
「秋の臨時国会で、赤字国債発行法案や議員定数削減の法案を成立させ、景気を支える補正予算案を手厚く組んだうえで態勢を立て直して選挙をやりたい。その思いは、野田総理にも伝えている」と語ったのは、政調会長の前原だ。最低、補正までやると前原は宣言しているのだ。かと思えば、副総理の岡田も、「衆議院の解散は、必ずしも今の国会中ということではない」と語り、有識者による「国民会議」を速やかに立ち上げ、将来の社会保障制度の議論を始めるべきだと言っていた。
要は、あれもこれも片付けないといけないから、解散はその後だというわけである。これじゃあ、いつまでも解散しないと言っているのと同じだ。
「公党間の約束だ」と、谷垣自民党は野田との約束を信じているようだが、どうかしている。本当に固い約束があるのなら、民主党の大幹部が公然とこんな発言はしない。連中のハラの内は「政党間の口約束なんて、あってないようなもの」程度の認識だから、解散先送り発言がポンポン出てくるのである。
評論家の塩田潮氏はこうみている。
「もともと野田首相という人は、来年夏の衆参ダブル選挙でいいと考えていた。消費増税法案を仕上げ、9月の代表選を乗り切り、1年かけて党勢を立て直してから、解散すればいいというのが基本戦略。それで気の緩みがあって、来年の予算編成のことなどを口にしたから、自民党から猛反発を受け、基本戦略を修正せざるを得なくなった。“近いうちに”と約束した以上は、10月解散、11月選挙くらいを考え始めたでしょうが、ただ、その前に本人が辞めて、新しい代表に差し替わる事態も十分に考えられます。そうなれば、解散時期はさらに先送りでしょう」
11月に選挙があれば、御の字。その程度に考えていた方がいいのだ。
◆野田を信じて自分の再選が危ない甘チャン谷垣
そうなると、マンマと嵌められた自民党の谷垣総裁は、いいツラの皮。オメデタイと言うしかない。
「谷垣総裁が早期解散に焦るのは、9月の自民党総裁選で再選されるか、微妙だからです。それで総裁選前の9月8日までには絶対解散に追い込みたい。解散になれば、総裁選は吹き飛び、政権奪還で首相にもなれる。谷垣総裁は、早期解散の約束を取り付けたことで、シナリオ通りの展開だと思っている。しかし、それは願望。今国会中に野田首相が解散する保証はないのが実情ですし、仮に解散に追い込めなかったら、谷垣総裁の再選の目は限りなく消えるということです」(政治評論家・浅川博忠氏)
サギ師野田との約束を信じて、自分のクビを絞める。
甘チャンというか、だから育ちのいい2世議員はダメなのだ。相手は自衛隊員の倅(せがれ)の貧乏育ちで、ヤバい献金にもペコペコしながらハイ上がってきた男なのである。卑しさ、腹黒さは、2世ぞろいの自民党よりも格上だ。今ごろ前原と一緒に「自民党を騙すなんてお茶の子さいさい」と高笑いしているかもしれない。
政治ジャーナリストの山村明義氏がこう言った。
「谷垣自民党は、少なくとも9月中に特例公債法案の成立と議員定数是正を片付けてしまうことです。野田政権に“残りの仕事”がなくなれば、解散圧力が一気に強まり、民主党政権も総選挙を受け入れるしかなくなる。しかし、チンタラやられて、補正の編成や来年の予算編成に入られてしまったら、民主党政権にマンマと逃げ込まれてしまいます」
ペテン師はウソにウソを重ねる。借金を返すフリをしながら、さらにカネをせびる。ゴマカシを隠すために、でっかい儲け話を持ちかける。海千山千の野田政権はそうやって来週から、谷垣自民党を揺さぶり、解散先送りを仕掛けてくる。ウラに財務省がいるんだから、秋にかけて景気悪化や株暴落を仕組み、解散できない状況をつくるなんて朝メシ前。一緒に補正を編成し、手柄は自民党にあげるといったことも、やってくる。相手はタチの悪いサギ師集団と決めてかからないと、谷垣はいいように振り回され、笑いものになるだけだ。それだけは間違いない。
◇
橋下新党、月内に準備 20議員検討、安倍氏へ参加要請
http://www.asahi.com/politics/update/0815/OSK201208140239.html
2012年8月15日7時2分 朝日新聞
大阪維新の会代表の橋下徹大阪市長は今国会中の衆院解散も念頭に、国政進出に向けて新党を立ち上げる意向を固めた。すでに与野党の約20人の国会議員から参加の打診があり、早ければ8月中に設立準備を本格化させる方針で全国に候補者を擁立する構え。維新が政党要件を満たして次期衆院選に臨めば民主、自民の2大政党に対抗する第3極勢力になるとみられ、政界の流動化が加速しそうだ。
橋下氏は自らの立候補については否定しているが、保守を基軸とする政界再編を目指しており、自民党の安倍晋三元首相らに中核議員として参加を要請している。ただ、安倍氏は9月の党総裁選への擁立論もあり、総選挙前の維新との連携について結論を出していない。
維新は安倍氏らとは別のルートでも与野党議員と接触し、新党結成の検討作業を続けている。8月11日には民主党の松野頼久元官房副長官、自民党の松浪健太衆院議員らと立ち上げた「道州制型統治機構研究会」の会合を開催。松野氏は14日、朝日新聞の取材に「新党をつくるかどうかは近く決断したい」と語り、離党も視野に入れていることを明らかにした。また、大阪市特別顧問の中田宏前横浜市長に近い民主、自民両党やみんなの党の議員らとも意見交換を続けている。
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