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ヨレヨレの野田首相をなぜ潰さないのか 消費増税廃案、野田退陣が国民の要求
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2012/8/15 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
消費増税法案の成立と相前後して、大マスコミが世論調査をやっていたが、どこもかしこもヒドイものだ。
内閣支持率は朝日22、共同27・9、読売27、毎日27、NHK28%。民主党の政党支持率や比例の投票先では朝日13(23)、共同11・8(20・8)、読売12(18)、毎日10(16)、NHK14・3(23・9)%。ちょっと前の時事通信は6・7(13・5)%まで下がっていた。ちなみにカッコ内は自民党の「支持率」だ。
もうダブルスコア同然だが、出てきた数字がどれだけヒドイかというと、自民党政権の末期よりもはるかに下なのだ。政治ジャーナリストの山田恵資氏はこう言った。
「時事通信の調査では不人気を極めた安倍、福田、麻生政権のときでも自民党の政党支持率は20%を超えていました。割り込んだのは2009年の総選挙の直前です。それなのに、今の民主党の支持率は20%を大きく割り込んでいる。内閣支持率を比較しても、野田政権は安倍、福田、麻生政権の末期と同じぐらいのレベルです。この数字には野田官邸は驚いたと思います。政治生命をかけた消費増税をやり遂げ、小沢氏を追い出せば、内閣支持率が上昇すると思っていたからです。その数字次第では解散の主導権を握れると踏んでいた。それが上がるどころの話じゃない。結果、野田政権は自民党末期政権同様、解散から逃げまくるしかなくなったのです」
もくろみが外れた野田が解散から逃げれば、自民党はいきり立つ。国会は動かなくなり、ますます、野田は追い詰められていく。待っているのは悶絶死だ。
それなのに、民主党の国会議員が「野田降ろし」に動こうとしないのは奇々怪々だ。野田に辞任要求を突きつけているのは一握りだし、9月に代表選があるのに、対立候補の動きも鈍い。そうこうしているうちに、野田の周辺の茶坊主たちが早々と野田支持を打ち出し、再選を固めるべく、蠢いている。
こりゃダメだ。麻生元首相よりもボンクラの首相を担ぎ、この政党支持率で選挙に突入しようとしている民主党議員は頭がイカれたと言うしかない。
◆市場からは野田に怨嗟の声が上がっている
改めて言うまでもないが、野田の無能を挙げていけば限りがない。
消費増税だけにかまけて、内政も外交もほったらかし。おかげで個人消費も輸出もボロボロだ。そこに大増税だから、野田によって崖っぷちに追い込まれた日本経済は、野田にとどめを刺されることになる。マンガしか読まなくても景気対策には懸命だった麻生政権の方がナンボかマシだ。
「市場では怨嗟の声が上がっていますよ。この政権はデフレ、円高対策で何をしたのか。何もしないばかりか、デフレ円高を容認するのか、戦うのかも分からない。口先だけで、何も実行力を伴っていないからです。こういう政権が一番、始末に負えない。企業は対処のしようがなく、コストカットに追われ、どんどん株が売られていく。どうしようもない市場になってしまいました」(証券アナリスト・清水洋介氏)
◆すべては小沢を切ったことが原因だ
シャープが株下落で瀬戸際まで追い詰められているのも野田のせいだし、李明博韓国大統領の竹島上陸だって、増税しか頭にない野田の無能外交のツケだ。今や、野田の存在そのものが害悪なのだが、政権がこうなった理由も、民主党がこの期に及んで、野田を代えられない事情もハッキリしている。何だかんだ言って、小沢を切ったことがすべてだ。それが運の尽きだったのである。
「政権がこうなったのは、政治の裏の裏まで知り尽くしている小沢氏を排除したからです。案の定、民主党政権は官僚の手のひらの上で踊らされて、日々の業務をこなすだけで精いっぱい。内閣支持率、政党支持率がつるべ落としになるのも当然ですが、さて、それではどうするか。民主党内には戦略を練る人間が誰もいない。小沢氏を切り捨てたからですよ。民主党が政権交代できたのも小沢氏の力です。小沢氏で民主党は持っていたんです。それなのに野田首相周辺は好き嫌いで、小沢氏を追いやった。今の惨状は自業自得です」(政治評論家・野上忠興氏)
やっぱりそういうことなのだ。
しかし、バカな官邸はいまだにそのことを認めようとしない。小沢=悪で凝り固まっているからだ。だから、「小沢を追い出せば、支持率が上がる」なんて、本気で考えるバカがいる。マニフェストを捨て、自民党に魂を売り、小沢を切る。そうやって、庶民の暮らしを破壊する大増税を断行して、「イイ気」になっているアホばかりだ。この空前絶後の勘違い。野田と民主党はイカレポンチだ。政治評論家の森田実氏はこう言った。
「官邸では増税法案が成立したときに『よっしゃ』みたいなムードだったといいます。周囲が『野田首相こそ、信念の政治家』と褒めちぎり、野田首相もご満悦だったそうですよ。大マスコミの社説もこぞって、法案成立を評価したので、『余裕のよっちゃん』と言われるくらい機嫌が良かったと聞いて、唖然としました。要するに、増税を強いられた庶民の痛み、そのことで民主党が分裂した責任など、まるで眼中にないのです。なぜ、自分が政治家でいられるのか。有権者の一票があるからではないか。それで政権交代が実現したのではなかったか。それを忘れている野田首相に政治家の資格はありません。庶民だって、そうした野田首相の本性を見透かしている。だから、支持率が下がり続けているのです」
◆小沢に頭を下げ、増税法案を凍結せよ
民主党議員は、ここまで野田の無能、害悪がハッキリした以上、取るべき行動はひとつだろう。
「野田首相を引きずり降ろすしかありませんよ。つるし上げて、民主党自身が『悪うございました』と自己批判をするしかありません」(森田実氏=前出)
そのうえで、小沢の「国民の生活が第一」と再び、連携して、改革を目指す。そこまでやれば、民主党にも活路が見えてくるというものだ。
「民主党内でなぜ、野田降ろしの動きが出てこないのか。誰もタイタニック号の船長にはなりたくないのです。だとしたら、すでにタイタニック号を離れた小沢新党に頭を下げればいい。消費増税法案は凍結法案を出す約束をして、出直す。それしかありません。そうしなければ、人はどんどん、タイタニックから逃げていく。間に合わなかった議員は沈むだけです」(野上忠興氏=前出)
国民の要求は増税の廃止と野田退陣だ。それに応えられないのであれば、議員バッジを外してもらうしかない。こんな自明のことすらわかっていない今の民主党の議員を見ていると、情けなくて、怒る気にもなりゃしない。
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